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民主化運動派が 王室改革を国連に 訴求とは ・・・

2020年12月12日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 一昨日の10日は「憲法記念日」。改憲を訴えている民主化集会の動向が気になって
いました。 この日は、1932年に起きた「立憲革命」で絶対君主制から立憲君主制に
移行し、初めての憲法が発布された日でした。やはり ちょっと驚く動きがありましたネ。

王室改革も訴える反体制デモ隊は、王室批判を厳しく禁じる「不敬罪」の廃止を求める集会も
行なわれました。デモ隊の一部は、なんとバンコク都の国連ビルを訪れ、“不敬罪が表現の自由を
侵害している” として、国連がタイ政府に廃止を働きかける要望書を提出したんです。

 

7月以降の反体制デモに関係した20人以上が、不敬罪の容疑で出頭を命じられ、断続的に
警察の取調べを受けている最中だけに、これにはタイの年配の人たちは驚いたでしょう。

若い世代のデモ隊は、“不敬罪は表現の自由を侵害している” と非難しながら、在タイ国連機関の
代表に不敬罪の廃止を、タイ政府に働き掛けるよう、いわゆる書簡を提出したわけですからネ。

 

書簡には「抗議行動に参加した学生らに対する法的措置の停止」も求め、タイ政府に圧力を
かけるよう要請しています。同日、有識者や弁護士、学生指導者らが不敬罪の問題を話合う

討論会も開かれたよう。不敬罪で7年間収監された経験を持つ元雑誌編集長・ソムヨット氏も、
“不敬罪の適用は王室と国民の間の対立と亀裂を深めるだけだ” と批判していたといいます。

 

政府は二年以上実施していない不敬罪の適用を再開し、デモ隊の中心メンバーに相次いで出頭を
命じ、取り調べを行なっている中での国連への書簡提出です。 さらに彼らは、表現の自由は

民主主義に欠かせない権利であるとし、“王室を自由に批判できるようにしなければならない”
と反発を強めています。勇気ある行動で熱望が伝わりますが、政府や王室がどう動くか心配です。 

 

ワチラロンコン国王は、11月に再びドイツへ渡航するとみられていましたが、予定を変更し
国内に留まっています。最近は機会あるごとに、訪問先で出迎えた国民に声をお掛けしたり、
外国メディアの質問にお答えたりするなど、対応に気をお遣いです。今までに無いことでした。

また先月末、ワチラロンコン国王が「バンコク都内にある王室用地(評価額は計100億バーツ =
約345億円)の一部を国立大学などに寄贈した」ことを明らかにしていました。タイ政府も
ワチラロンコン国王のイメージ改善に向けた動きを活発にしているようにも受け止められます。
王室批判を和らげるため交流を増やしている中で、国連に訴えるというのは ちょっと驚きでした。  


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Good Idea! (ナコンパノム)
2020-12-13 15:19:59
反政府デモ隊が国連(バンコク)に、不敬罪の廃止を訴えたことは、非常に素晴らしいことです。Good Ideaですね。
タイ政府には全く自浄作用がないのですから、外部に訴えるしか方策がありません。
バンコクにいくら先進的な高層ビルが立ち並んでも、言論の自由がない国では、タイ人は胸を張れません。
https://www.youtube.com/watch?v=hmaEYi04tSw
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111300648&g=int

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