宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

2月 2回目のお稽古

2013-02-15 11:14:17 | 宗恵の茶道教室 Part2
2月二回目のお稽古
13日のお稽古は貴人点のお濃茶と筒茶碗で絞り茶巾。
お一人でのお稽古なので亭主になったり半東になったりご貴人さんになったり大忙し。

画像は裏千家十四代淡々斎お好みの「梅月棗(ばいげつなつめ)」。

北宋の「梅の詩人」といわれた林和靖(りんなせい)の律詩の一部
疎影横斜水清浅 暗香浮動月黄昏
(そえいおうしゃみずせいせん あんこうふどうつきこうこん)
から構想され、本歌は一閑の溜塗大棗に宗哲が胴から蓋甲にかけて老梅木と梅花を月影でみるような黒絵で描き、蓋甲には銀蒔絵で月、そしてこの銀色の月にかかった梅花一枝を金蒔絵で意匠しています。

梅の枝のまばらな影が清らかに浅く流れる水の上に横向きに斜めに突き出している。月の沈みかかったほの明かりの中を梅の香りがただよい揺れ動いている。
と詩は解釈できます。(『裏千家今日庵歴代第14巻』より)
お好みのお道具について調べるといろいろ勉強になりますね。
この梅月棗は道場宗廣造。