2月2日の土曜日に京都市中京区にあります節分会で賑わう壬生寺にお詣りいたしました。
沿道や参道には願いごとなどを書いてお納めする「焙烙」を売るお店が軒を連ねています。「焙烙」とは「ほうらく」または「ほうろく」と読み素焼きの平たい土鍋のことです。本来、茶や豆、塩などをいるのに用います。納められた焙烙は4月下旬に行われる壬生狂言の演目「焙烙割」のクライマックスで割られ奉納した人はその年の災厄を免れて福徳を得る、といわれています。
壬生狂言が演じられる舞台です。お線香の煙で霞んでいます。
仮面をつけた演者が、鉦・太鼓・笛の囃子に合わせ、無言で演じます。演目は全部で30あり、演目には、勧善懲悪などの教訓を伝える話や、平家物語・御伽草子などに取材した話があるそうです。
地元の小学生から長老まで約40人が壬生大念仏講中を構成し、学校通い、会社勤め、商いなどの本職のかたわらに練習をし、公演をし伝統芸能を受け継いでいます。
修験の方々が焚いた杉の葉をいただいて玄関にかざると厄除けになるそうです。
来年は吉田神社の追儺式(鬼やらい神事)に参加したいです。