宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

茶道に挑戦しよう

2009-10-19 13:20:26 | 宗恵の茶の湯日記

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 昨日は予告いたしました「ふれあい文化祭 茶道に挑戦しようでした。今年から始まったこの「ふれあい体験活動」は地域の方に講師をお願いして、子供たちが興味ある講座を選ぶ、というもの。ブーメランで遊ぼう・絵手紙を書こう・染め物に挑戦しよう・楽しく書道をしよう・琴と尺八にふれてみよう・陶芸に挑戦しよう・木工遊びをしよう・バルーンアートを作ろう・手品に挑戦しよう・囲碁&将棋・ダンスに親しもう・護身術を習おう・年賀状を作ってみよう・茶道の挑戦しようの14講座。わたしの講座は10人くらい集まればいいな・・・と思っていましたら、16人の参加でした。

 可愛らしい男の子が校長室に待機していたわたしを迎えにきてくれました。

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 棚をお床に見立てて。

 6年生の代表のご挨拶で挑戦が始まりました。「茶道についての礼儀作法を教えてください」とのこと。皆さん緊張の面持ちできちんと正座をしています。「辛かったら崩してもいいのよ」と言いますと「あーよかった」と緊張がほぐれました。

 まずはざっと茶道の歴史と新発田と茶道の関わりについてのお話。次ぎにお辞儀の仕方を実技指導。

Photo_2  解説しながら薄茶平点前で16人分のお茶を点てました。その間、お手伝いをお願いした姉弟子さんにお菓子の食べ方・お茶のいただき方を指導していただいたり、お運びをお願いしたり。

Photo_3  ほとんどのお子さんが今までにお抹茶を飲んだことがある、とのこと。この講座を選んだのも、またお抹茶が飲みたいから、という声が多かったです。美味しいお茶を飲んでもらおうと、一生懸命に点てました。

Photo_4  16人分のお茶を点て終わったあとは、4つのグループに分かれて実際にお茶を点ててもらいました。裏千家は泡をたてるのですが、初めてにしては皆さん上手に点てることができましたね。

Photo_5  お向かいさんにお茶を点てて飲んでもらいます。今回のお茶は山政小山園の「小倉山」にしました。飲みやすく美味しいお茶ですね。お茶を点てそのお茶をいただくことによって、相手を思いやる気持ちをお互いに感じることができますね。

Photo_6  三分の一が男の子。中には時代劇ファンの子がいて、茶道についてのウンチクを語ってくれました。将来が楽しみ。ひととおり点て終わると、代表の子が「各班でお茶を点てて先生に飲んでもらおう」と提案。思いがけず美味しいお茶をいただきました。

Photo_7  最後の挨拶には感激いたしました。また機会がありましたらお会いしましょうね。

 今回の茶道体験はみな茶道に興味がある子供たちばかりでしたので、飽きたりせず、目を輝かせながら活動しました。反省といたしまして、ただ茶筅を振るだけでなく、盆略点前の真似ごとをしても良かったかな、と思いました。

 この小学校に和室ができて、今回が使い初め。これを機会に茶道クラブができたらいいな・・・。

 楽しかった

写真はこの講座担当のH先生が撮ってくださいました。いろいろお世話になり、ありがとうございました。