
お店の改装をやって下さった背骨さんの
古道具の展示・販売も残り一日のみとなりました。
2/11(火)でおしまいです。
はやいなあ、、、
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展示期間中に、背骨さんのお店に行っておこうと思って今日行ってきました。
ああぁ、やっぱり、ここだ。と思った。
映画「天空の城ラピュタ」のシータが持っていた綺麗に加工された飛行石が
うちの店でやっている展示だとしたら背骨というお店は、ラピュタ中枢にあるでっかい飛行石のような感覚。
どっちがいいということではなくただただ関係性の話。
変な例えだけど。
(超個人的な感覚なのだけど)
この店にはあらゆる線がない。
ちょっと違った言い方をすると、輪郭がない、ということになるのかな。
この空間を何かに当てはめようとするときに適切な言葉が思い浮かばないというか。
お店という響きもギリギリで、古道具(屋)という響きの方が少ししっくりくる。
たぶん、古道具という言葉には、線や輪郭がないから、なのかも。
この言葉と店主・吉田さんの性質は、とっても相性がいいのかもしれない。
自分なんかは、ジャンル分けや言語化など輪郭をはっきりさせることで人に伝わりやすくなる、
なんて思って言葉を覚えたり探したり使ったりして社会を生きていこうとしてしまいがちだけど
背骨というお店なのか、店主の吉田さんなのかどっちかわからないけど、
あの空間には、そういう枠というか意識というものがない、気がする。
唯一あるのは吉田さんから滲み出てしまうどうしようもない線。もしくは、曖昧な輪郭。
たぶん社会的な理由なんてあんまりないしコントロールできるようなものではない かなり個人的なものに近い感覚。
が、社会に出てしまっているっていう空間。奇跡。
きっと、このどうしようもない感じに惹かれて改装をお願いしたんだと思います。
信じるも信じないもなくて、これしかできない、こうなってしまうという人のどうしようもなさ、尊さ。
作家だけが作品を作るわけじゃないし展示だけが展示じゃないし。
改装について、こちらから具体的な要望というのは特になくて、ほぼお任せでお願いして約一年。
手伝うわけでもなく、ただただ待つ、ということは自分にとって貴重な体験でした。
背骨・吉田さんにお願いして本当によかったなあ。
展示もやってもらえて、本当によかった。
展示という刹那的なものも観てほしいけど、背骨さんというお店にちょっと行ってみてほしいな。
書きすぎたかな。
あくまでも個人的な感覚です。すみません。
※展示は、2/11(火)の20時までやってます。
