むかしの自分が出来たこととか、一回だけ出来たことがいまでも出来るなんて
たぶん勘違いで、だいたいのことは出来なくなってる。
そして、いま当たり前に出来ちゃってることは自覚していないことも多い。
ちょっと、もったいない。
時が経って自覚したり気付いたりすることもあるけど、
そのときにはもう出来なくなっていて別人の仕業のように感じることがある。
それはそれで人間臭くておもしろいからいいのだけれど、
たまには自覚しながらやってみたい気もする。
そして、できなくなったことも、できていることも、どちらでもないことも
全部尊いんだから、優劣を付けずにおもしろがれたらいいな、と思う。
これから出来なくなっていくことと同じくらい、
出来るようになることだってたくさんあるかもしれない。
まあ、出来るも出来ないも曖昧な部分もあるだろうから、
あってないようなものかもしれないけど。
無自覚にできていることは、能力や性質みたいなものかもしれないし、
一度しかやれない、というのは衝動なのかもしれないし、
同じことを出来るようにしていくというのは自覚であり技術なのかもしれない。
だからどうってことはないけど、
なんとなく最近は このあたりに興味があってぐるぐると考え事をしています。
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今年、中村まふねさんの「とおのちいさなとびらのむこう」を新装版で復活させられたことは
自分の中ではとても大きい(写真に写ってるのは旧版です)。
少しずつやっていけたらいいなと思います。
※「とおのちいさなとびらのむこう」新装版はこちら
https://rusuban.ocnk.net/product/9145
