nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

ニュークロップ! ブラジル コヘコサオンサの は な し

2012年05月11日 13時25分55秒 | コーヒー産地情報
深夜やっている「ハクション大魔王」を毎週録画して見ていて
多大なる影響を受けている
ニュークロップピカピカ一年生の長女が、
最近この
「○○○の は な し。 ハークション!」を
なにかにつけて多用するので
タイトルで使ってみました。

そういえば
私も30年以上前には、同じことをしていた気がします。

先日から、サーカスで使っている
「ブラジル コヘコサオンサ」が新豆(ニュークロップ)に変わりました。
新豆(ニュークロップ)の説明は、以前のブログにわかりやすい説明(?)をしてますので
ご確認ください。

昔からブラジルのコーヒーは、バランスがとれていて
特質した特徴がないのが特徴でした。





「ブ ラ ジ ル」と4文字ですが
面積では日本の20倍以上で広大な土地で
ブラジル国内でもいろいろな自然環境の中で
珈琲が育てられています。
っということは、同じブラジルでも
さまざまな味の珈琲ができて当然です。

それを「サントス」という港にもってきて
海外に輸出していきます。

そのブラジル国内のさまざまな珈琲をブレンドして
ある一定の味わいをつくったり
クオリティのグレードを分ける職業が必要となったのです。
それが
「クラシフィカドール(珈琲鑑定士)」です。
ブラジルでは、以前は珈琲は外貨獲得の
重要な貿易品でした。
ですので、ブラジルでは
このクラシフィカドールはサッカー選手なみに人気のある職業です。

以前は
ブラジルコーヒーはそのバランスの良さ、
安定供給できるということで、ブレンドに
使用されることが多かったのです。

しかし、現在、個性が求められる中で
ブラジルでも地域特性、農園特性をいかして
ハイクオリティの珈琲を栽培する動きが出てきました。



サーカスのブラジルも従来の生産効率を考えた栽培ではなく
標高1100mと高地で
生産区画が決められていて、
ブラジルでの機械収穫ではなく
一粒一粒手摘みで収穫していく収穫方法です。
ですので、労力がかかりますが
珈琲の木に負担をかけない栽培をしています。
ですので、通常約20年の寿命のブラジルで
樹齢50年たってもしっかり実をつけることができています。


このブログでは、最多出場の生産者の方

古木なので、ゆっくり実をつけていくので
珈琲の実の組織がしっかり詰まっていて
甘みのある味わいができるわけです。

今年のこの「ブラジル コヘコサオンサ」も
すごく甘みのある味わいになっています。
そして新豆なので
果実のフレッシュ感も感じられます。

是非
今年のブラジルを一度お試し下さい。
お勧めです!