ある読書会。

昨日、地元で開かれている小さな読書会に参加した。会員数は十数名で全
員女性である。昨日の参加者は、60代～70代の七名の女性だった。
会は子供が小学生だった頃のＰＴＡの奥さん同士が繋がり、発展したもの
らしく、当時の先生もメンバーに加わり、３０年近く続いているという。

月一回、課題図書をみんなが読み、輪番で決まった発表者が進行役になり、
参加者が順番に作品の感想を述べ、後は雑談をするという仕儀である。
私は課題となった小説がつまらなかったのだが、みんな大変面白かったと
いうので、かなりの温度差を感じた。

シルバー世代の女性の集まりとは知らなかったのだが、どうしてヒトが喋
っている最中も互いにべちゃくちゃと話始めるものか、と思った。彼女達
には、全く違和感もない様子なので、どうも男性と女性とでは、社交とか
会話の仕方や感覚に、自然と違いがあるのだろうか。

私は、当初の予定通り、途中で中座させて貰うことにした。
入会の有無を訊かれたが、婉曲にお断りした。が、宜しければまた来て下
さい、と声を掛けて下さり、お茶菓子をみやげに下さった。
やや高齢な御婦人方の、友愛的な社交の会でもあるようで、自分ももっと
年を取ったとき、こんな仲間が持てるだろうかと、少し羨ましくも感じた。

私は、近頃やや社交恐怖症(Socal anxiety disorder)の気がまた出てきて
いるようだ。この読書会の参加も、二ヶ月前自分から申し込んだくせに、
当日まで不安と重荷であったが、何とか無事にやりすごせた思いだ。


東京地方、今日の日曜、晴れているが、深夜に台風で暴風雨らしい。
明日は、母親が精神科に新たにかかりたいというので、その付き添いで
ある。