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猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

中川小学校のタブノキに、新しい銘板がつくられました。大事にしてくれてます。

2017-03-14 06:06:31 | あんじゃあない毎日

学校です。前橋市立中川小学校、子どもたちが大きな木の前に整列してます。
3月9日の朝のことなんです。SさんがFBで送ってくれた写真です。
「今朝、中川小学校で「タブノキ(たまぐす)銘板除幕式」がありました。お時間がありましたら、是非見に行って下さい」ってコメントが付いてました。

 子どもたちが木を見てます。いいな。タブノキを大事にしてくれて、嬉しいです。
Sさん、連絡ありがとうございます。土曜日に見せていただきました。すぐに記事にできなくてすみません。

 こちらの写真はさ、2014年7月に撮影した写真です。タブノキの暮らしてる場所が最初の写真とずいぶん違って見えますよね。以前はタブノキのすぐ脇に学校の正門があったんです。
それがさ、区画整理事業の関係で正門と塀が取り壊されて、この場所が駐車場になることになったらしいのです。で、このタブノキが切り倒されたり引き抜かれたりしないかって心配しちゃったんです。

 これは、前橋が生んだ偉大な児童文学者、故木暮正夫さんの『大きなタブノキ』って物語の本です。挿絵は野村たかあきさんが描いています。木暮さんは中川小学校の卒業生なんです。だから、この本の挿絵をつくるときに野村さんは中川小学校の子どもたちと一緒に作業したんです。表紙裏には、子どもたちが描いたタブノキの絵がいっぱいなんです。物語も素敵だし、子どもたちの絵も素敵です。

この本は、中川小学校にタブノキが残されていなかったらできなかったろうなって私は思っていたんです。だから、ブログに「梅漬けの日干し2日目は試食用も、残してほしいな中川小のタブノキ…」って記事を掲載しました。

 その時に、「大丈夫ですよ」って知らせてくれたのがSさんだったんです。
「このタブの木(たまぐす)は校歌の3番の歌詞にも入っていますので、撤去されることはありません。先日、開校140周年記念事業の打ち合わせの際、校長先生にも確認しましたので、ご安心下さい」って。
そして、当時の小暮校長先生からも、「絵本「大きなタブノキ」のことも知っています。児童にも紹介しました。昨年度は挿絵を描いてくれた「野村たかあき」さんに、1年生の「絵をかく会」の講師として協力してもらい、絵本のエピソードもお聞きしました。また、県のフォレストリースクールとして木と触れ合う活動を2年生が実施した際には、「たまぐす」の幹に前橋空襲のときに焼けて炭になった傷跡があることのお話もしていただき、その場で校歌の「たまぐす」の歌詞のある3番を元気よく歌いました。地域、卒業生、在校児童、みんなにとって大切な木ですから、北側駐車場の工事につきましても、「たまぐす」は丁寧に扱うようにお願いしてあります」ってお便りをいただきました。

写真は、新たに作られた銘板です。ポップアップして読んでください。

 これは、先週の土曜日に中川小学校を訪ね撮らせてもらったタブノキです。

実は、しばらく前のことなのですけれど、市役所のTさんから電話をいただきました。「タブノキの銘板作ることになりました」って知らせてくれたんです。それから、町内のHさんからも…
みなさん、ありがとうございます。見せていただきました。うれしいです。

タブの新芽です。めぶいてます。たくさんめぶいてます。きれいです。
この芽がもっともっとっ膨らみます。そして葉が開くとその下にうす黄緑色の花が咲いて、夏には黒紫色のまん丸な実がなるんです。この国の照葉樹林を代表する美しい樹木です。
それにね、よくお社で出会うんです。昔からお社にこの木が植えられたのは、きっとものすごく長寿な樹だからなんだと思います。
アオスジアゲハの幼虫はこの木の葉っぱを食べて育ちます。だから、この木の周りでは美しく舞うアオスジアゲハが見られます。それにね、黄八丈って織物、八丈島産の絹絣ですけど、その樺色の糸はこの木の樹皮で染められてるんです。ずっとずっと、この国の人たちと一緒に生きてきた樹なんですよね。
見にいおってあげてください。めぶきの季節はタブノキが一番美しいときです。輝いてますから。

 これが、前橋空襲で負った傷跡です。
中川小は丸焼けになったんだそうです。残ってたのは、このタブノキと奉安殿だけだって聞いたことがあります。焼夷弾の火炎で火傷しても枯れなかったタブノキなんです。
そうそう、中川小で焼け残った奉安殿はね、敗戦で要らなくなって取り壊されるところを、旧天川町(今の文京町4丁目)の八坂神社に引き取られて社殿として残されているって聞いてます。

 Sさん、Tさん、Hさん、拝見させていただきました。皆さんが作られたタブノキの銘板。よかったです。タブノキは500年も600年も生き続けるって聞いてます。中川小とともにずっとずっとこの地にあり続けてほしいです。ありがとうございました。

 

  伯母さんのところに、赤穂からイカナゴの釘煮が贈られてきました。瀬戸内に春を告げる魚なんですね。きっと瀬戸内の島のタブノキもめぶいていると思います。

 

  前橋工科大学の実験棟の工事現場です。基礎工事が進められています。」なんか、文化財の発掘現場みたいですけどね。

昨日は、明日開かれる理事会等の役員会の打ち合わせだけ、午前中で仕事は終わりました。

  で、途中寄り道して、歩いて家に帰ってきました。
信号待ちをしていたら、脇の家の庭のモクレンが花を咲かせてるのに会いました。きれい。
上電の踏切脇では、ヒメオドリコソウが咲いてました。

 

 昨日は伯母さんとユキ子さんが東京から戻って来る日でした。1時過ぎに家に戻ったのですけど、途中で買ったサンドイッチを食べながら惣菜づくりに取り組みました。
4時近くに作業完了、生椎茸の含め煮、サツマイモのレモン煮、昆布とさつま揚げの煮物、マイタケとウドの煮物、食塩不使用の煮干しの田作り風、蓮根と松の実のきんぴら、揚げ麩の煮物、それと蕗味噌、8種を作りました。

 そこへ、レイ子さんが野菜をぶら下げて来訪、どでかいカブなんです、右のは、大根でないんです、どうしよう…
で、レイ子さんともう一人のお友だちにもできた惣菜を少しだけお裾分け、ユキ子さんの両親にも届けました。

 

  春とは名ばかりで肌寒かったので湯豆腐を用意して二人の帰宅を待ってました。豆腐、コカブ(レイ子さんにいただいた大カブではありません)、カキ菜を昆布出汁で炊いて、フキ味噌でいただく湯豆腐なんです。いいですね、蕗味噌。

  それと野菜のてんぷらと鶏肝のショウガ焼きです。
天ぷらは、サツマイモ、ニンジン、フキノトウ、カキ菜の花の部分、サヤエンドウ、マイタケ、アスパラガスの8種です。鶏肝と一緒してもらったのはレイ子さんにいただいた春菊です。
「うちのご飯はいいね…」、伯母さん喜んでました。
春はいろんな野菜が食べられるってのが楽しみですよね。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。ときどき登場いたしますんでよろしくご贔屓いただきますようお願い申し上げます。

74回を迎えます今春の美登利会は、4月9日前橋市民文化会館大ホールで開催いたします。昨春の舞台の様子はコチラです
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
中川小のタブノキ保存 (上州屋千平)
2017-03-14 09:21:27
中川小のタブノキに銘板がたてられた由、既存の銘板はなかったかしら。でも、よりハッキリと保存意思が示されて、よかった。
宮脇昭先生お得意の日本の地に本来の木だということだが、この地方で見ることがなく、わたしも知らなかった。

それにつけても、我が前橋よ、区画整理等の工事で、無造作に手当たり次第に樹木を切っていることか。「水と緑と詩の町」だってさ。

端気川赤亀橋の少し下流、左岸に桜がある。季節になると気になって寄って見ている。
しかし、蔓状の植物がからんで、痛々しい。誰の木か、管理者は誰か、知らないけれど、絡んでいるのを除去できないものか。
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切る木、守る木 (ヒゲクマ)
2017-03-15 06:34:04
上州屋さん
タブノキは500年も600年も生き続ける樹です。だから鎮守の杜の中心に植えられたんですね。
昔の人は、切る木と守る木を知ってたような気がします。
樹種で寿命も異なります。更新の仕方も違います。それぞれの樹がそれぞれの定めを持っているように感じてます。樹の定めを私たちが理解してあげることが大事なのかもしれないなって思います。
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