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猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

鰹節削りでおかかご飯食べたら、こども公園のエドヒガンが開花、あちこちで桜が…。吉駒からは、第77回美登利会延期のお知らせです。

2020-03-13 22:10:43 | あんじゃあない毎日

前橋こども公園の佐久間川岸のエドヒガンが開花しました。
昨日の花曇りの温かな陽気に誘われてでしょうか、咲いちゃいました。

  数えられるほどですけれど、午前10時ごろで十数輪が花開いてました。だから、開花です。
いよいよ、本格的な桜のシーズンを迎えました。

  文部科学省が、「公園であすんでもいいよ」って言ってくれたのですが、学校が休みの割には子どもたちの姿が少ない気がします。公園は感染のリスクが低いと考えられる場所なんですけどね。お家で何してるんだろう。

 

3月3日の弁天わっせで、江戸手研ぎの「研ぎ陣」さんにお願いしておいた鰹節削りが手入れを終えて帰ってきたんです。お手間をかけてすみませんでした。
ユキ子さんの伯母さんから頂いたのですが、切れないので使わないでしまっといたんです。それに、いつ頃のかもよく分かりません。でも、研ぎ澄まされた刃が光っていて、きれそうです。

   切れます、削れます、すごいです、薄く薄く削れます。早速朝食の食卓へ、常備菜と並んで、おかかご飯おいしいです。これが食べたかったんです。削りたての鰹節の香りは特段です。
研ぎ陣さん、ありがとうございました。それと、預かっておいてくれた弁天手芸店さん、お手間をかけました、ありがとさんです。

おいしい話はここまでで、残念なお知らせを吉駒から申し上げます。

 ヒゲおじさんの連れ合いのユキ子こと三代目若柳吉駒でございます。
春の美登利会につきましては、今回で第77回を迎えることとなり、4月12日に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールでの開催を予定いたしまして、一門をあげて準備を進めてまいりました。
ところが、新型コロナウイルスの感染流行の勢いが未だに衰えることなく、センバツ高校野球をはじめとするスポーツイベントも、歌舞伎公演をはじめとする文化イベントも、次々と延期や中止をせざるを得ない事態となっております。前橋市でも、3月31日までの市主催のイベントは延期または中止とし、各種団体へは、感染拡大の防止の観点からイベントの中止・延期・縮小などを検討するよう要請が出されております。
このような様相でございますので、第77回美登利会につきましては、4月12日開催を断念いたしまして、5月の下旬に延期して開催するようにいたしたくご案内を申し上げる次第でございます。
半年以上かけて準備いたしまして、演目も、お迎えするゲストも決まっておりまして、残念至極ではございますけれども、堪えて、延期をさせていただきます。前橋の春の催しとして戦前より続けてまいりました舞踊会でございます、途切れさせることだけは許されないと念じ、5月下旬開催に向けて改めて準備を整え、ご案内申し上げますので、しばらくのお待ちをお願い申し上げます。

 

せっかく桜花も開花してくれたのですが、吉駒からは残念なお知らせになりました。この間、いろいろと情報を集め、お世話になっている皆さんからご助言をいただき、開催準備を進めながらも、諸般の事情への対応を検討。準備もしてきました。
美登利会は1937年(昭和12年)に愛宕神社境内の芝居小屋「柳座」で、三代目吉駒の祖母の初代吉駒が第一回を開催して以来、太平洋戦争の戦時中の開催禁止の間を除いては、一年たりとも休まずに毎年4月に開催してきました。ただ、東日本大震災に見舞われた2011年は、6月に延期して開催させていただきました。延期はこの一回だけです。

朝日町の高岑院(こうしんいん)の本堂前の枝垂れ桜も咲き始めています。

   しだれ桜だけでなく、カンヒザクラ(寒緋桜)も濃い緋色の花を下向きに咲かせていました。

私は、2月29日にコンサートをした東京事変や、9日から11日まで舞台公演を一時再開した宝塚劇場に対する「高飛車な非難」、「口ぎたない罵詈雑言」、「賢げな見解」、どれもとても不快で、耐えられない気分で読んでいました。3月8日の記事で紹介した野田秀樹さんの「声明」には、強い共感を感じ、野田さんを誹る人々に怒りを覚えていました。
政府の「要請」はあくまで「要請」なのです。それに対していろいろな考え方、対応方法があるのは当然のことだと私は考えます。みんな右へ倣えで、同じ行動をとらなくてはいけないということはあり得ないことです。もし、総て右へ倣えしなくては感染流行を阻止できない根拠があるのであれば、きちんと国家権力を行使して「禁止」するべきです。なぜ、「禁止」でなくて「自粛」なのでしょうか。
それに、大阪府が20日からのイベントの条件付き再開を決めましたが、この再開のための条件を満たして日本舞踊の舞踊会を行うことは不可能です。「4月ならいいよ」と言われても、公演に先立って3月中に行わなければならないスタッフや出演者を集めての「ツボ合わせ」等の準備作業ができませんから、公演は不可能なのです。大阪府が提示した再開三条件とは、①室内の定期的な換気、②参加者間の距離を1~2m程度空ける、③近距離での会話や発声を避ける、というものです。

吉駒は、自粛の要請にオウム返しで応えたわけではありません。数日前までは「非難」や「差別」を覚悟してでも、祖母から伯母、伯母から三代目へと引き継がれてきたこのまちの春の催事を途絶えさせないようにと準備してきていました。それでも、要請を重く受けとめる決心をしたものです。その心根をご理解いただけると嬉しいです。

辛いお知らせのお口直しに、きのう私が出会った桜をまとめて見てください。

 

これは、サクランボの木ですね。アメリカ実桜のなかまですね、品種は分かりません。
「きれいですね、猫とカラスはヒヨドリ追いですか?」
「花見のうちはいいんだけどさ、実がなると大変な騒ぎなんだいね、参っちまうんさ…」
お家の方のお話です。

 

料亭「小松」の寒緋桜です。黒板塀の隙間から眺める景色がいいですね。

馬場川通に新しく植えられた桜と、向こうはスモモかなんかの花ですね。アーツ前橋の角のちょい西です。
桜は、オカメザクラではないかと思うのですが、よくわかりません。
どれも、Droitへトレーニングへ出かけたときに眺めた桜です。

 

最後は、石原総合歯科へ歯の検査へ行った時に見た桜です。院長先生が鉢植えで育てている実ザクラです。
そして右のは、アーモンドの花です。桜によく似ています、仲間ですから。

 

それと、道端のアスファルトの隙間にスミレの花を見っけました。中央前橋駅近くです。

 

  夕食は思いっきり野菜料理にしました。
湯葉と野菜のサラダです。野菜はレタス、パプリカ、トマト、菜の花、フキノトウです。
ウドと菜の花の酢味噌和え、酢味噌は鶏そぼろ入りフキ味噌に食酢を加えて作りました。

  メイ太んちからいただいたカキナもいっぱい食べました。
カキナとベーコンの醤油炒めです。それと、カキナとウドいっぱいの玉子焼きです。カキナおいしいですね。ごちそうさまです。

  それと2日前の豚バラ大根、ご飯は黒豆増量の十六穀米の菜飯(大根葉)です。汁は野菜汁、いっぱいの野菜は、大根、人参、椎茸、下仁田ネギ、それにカキナです。
使った野菜は、12種類でした。

春は野菜がおいしくてうれしいです。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定を延期いたしまして、5下旬開催で準備を進めることといたしました。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください


サクラ、サンシュユ、シキミ、ベニコブシ、アンズ、コブシ…、花を見るのは良いけれど、監視し合う世の中ってご免だいね…

2020-03-13 07:35:25 | あんじゃあない毎日

桜です。彼岸系の桜みたいです。
昨日、平和町の路地で出会いました。もう満開になってました。

  さほど大きな木ではありません。でも、たくさんの花をつけています。メジロが十羽ほどで食事に来ていました。花の間を忙しく動き回って、花の芯を啄ばんでいました。

もう桜の季節を迎えてしまったようです。

 

 昨日は、増築工事をしてきた納戸の完成検査に市役所の職員がやってくる日でした。検査の立ち合いは、設計をお願いしたエムロード環境設計と工事を担当してくれた野口組の監督さんのお仕事で、施主の私は顔を出さなくてよいことなんです。でも、留守にしてるのもおかしいので、午後1時半の検査の時刻には家にいることにして、早めに家を出たんです。
広瀬川のカルガモも、もう流れる水に慣れ切ったみたいです。

  用事を済ませて、岩神町の養田鮮魚店へ向かいました。柳橋上流の広瀬川です。春っぽくなりました。サンシュユの花も散り始めていました。

 こんな花にも出会いました。シキミですよね。
「お寺や神社によく植えられている」ってものの本なんかには書いてあるのですが、私はあんまし見たことがないです。きれいな花ですけど、毒があるそうです。
香辛料のスターアニス(八角)は、この木の仲間のトウシキミの種です。シキミの種も形がとても良く似ていますけれど、強い毒性を持っているのだそうです。間違えると大変みたいです。
それから、彼岸系の桜の木に出会ったんです。

 これはベニコブシ、野生種はシデコブシっていう名前だそうです。出会ったことはありません。庭に植えられているのはその園芸種で、普通、ベニコブシって名前で売られているみたいです。まだ咲きはじめでした。

 相生橋から広瀬川越しに赤城山を眺めました。発電所も稼働を始めていますので、水量は通常水位に戻っています。きのうは、雲一つない青空が広がっていました。

アジアパンがある広瀬橋からは、三国山脈の雪山が見えていました。

   養田鮮魚店に行くと、サクラマスやイシガキダイなんかがいました。それとホタルイカがもう届いています。
「去年はさ、ホタルイカがちっとも来なかったいね…」
「今年は豊漁なんだそうです。もうしっかり大きくなって、うまいすよ!」若旦那太鼓判です。
そうなんです、去年は3月にはほとんど姿を見なくて、手術で入院する少し前にやっと食べられた記憶が残っています。一年経つんだなって…
ホタルイカが来るようになると、殻付きの活カキが来なくなるのですが、昨日は両方いたんです。

  サクラマス半身、ホタルイカ、アサリ、活カキを分けてもらって、アンズの花にあいさつして帰ってきたんです。

水が戻ってきた風呂川もすっかり春めいていました。

家に戻って、検査が終わるのを待って、エムロード環境設計の小見山健次さんと久しぶりにおしゃべり。

 

  それから、また、まちへ用足しに出ました。広瀬河畔のコブシの花は満開に近づいていました。電柱と並んで暮らしているので、電柱の花みたいにも見えてしまいます。

 街から戻って、今度はこども公園の先まで…
そういやさ、学校が臨時休校しているでしょ、それで子どもたちが公園で遊んでいると、それを見た「真面目な」人が、教育委員会や学校へ「子どもが公園で遊んでいるのは構わないのか? 出歩いてはいけないはずではないのか?」って、厳しく指摘をしてくるのだそうです。あげくは、「ほおっておいてコロナに感染したら誰が責任をとるのか?」とまで詰問するのだそうです。
それから、母親なんかも休校中の子どもの行動について心配して、「○○はして良いのですか?」とか、「○○している子がいるのですが…」とか問い合わせするらしいんです。それで、「外出は控えてください」と学校から保護者へ連絡をした市町村もあったらしいのです。

結局、11日に文部科学省が新たな見解を発表して、「真面目な」人たちの誤解を解くことになったみたいです。こちらの朝日新聞の記事をご覧ください
文部科学省の「休校中の子どもたちの過ごし方に関するQ&A」はこちらで見られます。この「Q&A」の「問37(新規)」が、今回追加された見解です。
つくづく大変なことだなと思います。みんなが鵜の目鷹の目で他人のやることを気にして、お互いを監視し合う世の中なんて御免ですよね。いやにならいね…。
「公園で遊ぶ」ことが「休校の目的」に「違反している」って考えること自体がいやですね、「違反」という言葉使わないでほしいな…、悲しいです。

こども公園を見て、こんなことを思っていました。

 

 新しいキッチンで夕食を作りました。写真は野菜の下ごしらえを終えたところです。左端が、留守している間にメイ太の母ちゃんさんが届けてくれたカキナです。早速全部茹でました。
私は、流しの上で作業するのが好きなんです。まな板も流しの上で使いたいのです。狭い台所の時に付いた癖でもあるのですが、も一つは水を使いながらこしらえがしたいんです。それで、今回も余分なものをオプションで付けてもらって、目下試しているところなんです。

 養田さんちで買ってきたアサリ、ホタルイカ、殻付きの活カキです。アサリは良く洗ったうえで水切りしておく必要があります。ホタルイカもきちんと流水で洗浄して金ザルで水切り、ペーパータオルで水分を除いて調理となります。殻付きの牡蠣は、殻を剥いたら流水で付着物を丁寧に洗い流します。こういう作業は、まな板を水道の蛇口の下へ据えてやるのが一番楽なんです、魚屋さんみたいに…。

 サクラマスです。骨抜きしようと思ったら道具が見当たりません。どっかへ行っちゃったみたい、仕方なく指の爪で抜きました。時間がかかりました。情けないです。

 

   スープはブロッコリーのポタージュです。それと、生ガキです。きっとこれが今シーズンの最後となると思います。桜が咲きましたんで…
それから、ホタルイカのカルバッチョ風サラダです。白菜、紫大根、二十日大根、タマネギ、トマト、菜の花、そしてフキノトウに一緒してもらいました。香辛料は自家製の柚子コショウです。ホタルイカって、酢味噌でなきゃいけないってことはないですよ、サラダでおいしいですよ。

  アサリのアヒージョです。シイタケとトマト、ニンニクを付き合わせました。良質のオリーブオイルをいただいたんで作ったんです。オイルに全粒粉パンを浸していただきました。
サクラマスのソテーのトマトソースです。トマトソースは作り置き、ブロッコリー、パプリカ、それとメイ太んちのカキナを添えました。カキナおいしかった、ごちそうさまでした。

キッチンが変わって、小さなへまはありましたけど、準備から1時間半ほどで出来上がりました。まあ、良しとしましょう。毎日世話になるわけですから、慣れることが大事です。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください


新しいキッチンで10種類の常備菜をなんとか作り上げたら、タコさんの「へなちょこ」マスクをもらって、センバツ高校野球が中止となったニュースが届きました

2020-03-12 07:46:03 | あんじゃあない毎日

新しいキッチンで総菜づくりをしました。
写真は作った常備菜10品中の9品です。それと夕食の汁とサラダ、全部で12品を作りました。
初めて使うので、万事に慎重、以前よりもだいぶ時間がかかってしまいました。
でも、大きなヘマもせず、新しいキッチンを傷つけることもなく、うまいことできました。

   

   

  最初から順に、あげ麩のうま煮、豚肉の時雨煮、昆布いっぱい五目豆、さつま芋のレモン煮、里芋の煮転がし、生椎茸の含め煮、鶏肝のワイン煮、大根葉と蕪葉のモミ漬け、鶏そぼろ入りフキ味噌、豚バラ大根、これで10品です。

 

   朝食後、昆布と削り節で出汁取りをしながら、在りものの里芋とニンジンの下ごしらえと、山形の文四郎麩のおし麩を戻しました。そいで、9時半のJAファーマーズ朝日町店の開店時刻に合わせて買い出しに出かけたんです。

 こども公園の白いハナモモの花が散り始めていました。散りゆく白いモモの花、すごいきれいです。

商品の」陳列をしている店長さんにごあいさつして、いつもよかずいぶんたくさん買い込みました。というのも、冷蔵庫は空っぽに近い状態になっていたのですから。

買った野菜はさ、フキノトウ、二十日大根、大根、ショウガ、トマト、生椎茸、カキナ、ブロッコリー、カブ、タマネギ、ぐらいですかな、肉は豚バラブロック、鶏肝、鶏ひき肉、豚薄切り肉のたち落とし、あとは、胡桃、大豆、ジャコ、湯葉、なんかかな…

 で、野菜の下処理から初めて、野菜が終わると肉の下ごしらえ…

ここまでやったら、お昼になりました。
道具や調味料の収納場所が変わっているでしょ、まな板の使い勝手が前のとずいぶん違うでしょ、シンクと水道の蛇口の感じが全く異なってるんですね、全体のサイズは同じなのですが、使う上でのスペースの感覚は全く異質ですね、そんなこんなで、ついつい慎重になって、余分な時間をかけてしまったみたいです。

 昼食はそうめんを茹でていただいて、食後の休憩も1時間ちゃんと休んで、それから調理にかかりました。だから、揚げたり、焼いたり、煮たりは、午後2時近くなってからスタートでした。
写真は、卵液に漬けた麩を油で揚げながら、鶏肝のワイン煮を炊いています。前のキッチンの時には、もう一つのバーナーも休ませないでやってたんですが、今日は使い勝手が少し違うコンロだものですから、慎重を期していました。

  左は、豚バラ大根の大根焼きながら、里芋の煮転がしを炊いています。
右は奥で豚バラ大根を煮ながら、手前で五目豆を炊いています。こうして、せっせせっせと調理して、4時過ぎには10品の調理を終えました。

  調理台の上のキャビネットの下には照明がついています。ごく普通のことなのですが、この照明器具が実は右の写真のようにリフトダウンして開くんです。調味料やラップやタオルなんかの収納場所になっているんです。面白いこと考えるものですよね…、便利です。

 

こうして作った総菜、ユキ子さんの両親のところへはすぐに配達です。このころはもう、風がとても強くなっていました。6m/秒ほどの北北西の風、気温は結構高めだったんですけど冷たく感じました。雲を見ると、風の強まったのが分かっていただけると思うんです。

  それから、街へ用足しへ、それを済ませて呑竜仲店のヤギカフェへ向かいました。チャイとクリーミーみそパンで休憩です。というのも…

「マスクができました。明日1時頃ヤギカフェさんにお届けしておきます。
へなちょこマスクですが、マスク不足のおりサイズが合えば使っていただければ幸いです」

10日にタコさんからメッセージが届いていたんです。それで、受け取りにながらの休憩だったんです。

  手作りの布製マスクなのですが、確かに少々「へなちょこ」なんです。マスクにポケットがついていたりして、そこに何か入っていて…
ま、とにかく試着してみないことには…

じゃじゃーん!
超大型マスクは、ウイルスが侵入する可能性のある目まで隠すことができるサイズでありました。でも、このマスクしてどうやって歩けばいいのかな、「私が手を曳いて差し上げます…」なんてってタコさんがやってくるのかな…

 うん、青い大型マスク、これは目が隠れない、ミナミ眼科へ出かけるときにしていくのによいかもしれません。でも、そういやぽっけがついてたいね…

な、なんと、マスクのぽっけからマスクが出てきました。マスクしていない人に出会ったときに「どうぞお使いください」って引き出して渡すらしいのですが、使ってもらえるかな…、心配です。

なんて試着してたら、ニュースが届きました。

「選抜史上初の中止、無観客準備も感染者増え無念」(日刊スポーツ 20/3/11/18:18)

第92回選抜高校野球(19日開幕、甲子園)の開催可否を決める臨時運営委員会が、11日に大阪市内で行われ、センバツ史上初の中止が決定した。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念したもので、大会会長を務める毎日新聞社の丸山昌宏社長は「苦渋の決断」と話した。
中止は過去、1918年(大7)夏の大会が米騒動のため、1941年(昭16)戦争悪化のためと2度ある。42年から45年は戦争のため春夏とも中断した。センバツは今回が初めて。
(中略)
主催者側は、この1週間、代表校の関西への滞在期間を短くする、移動のバスの手配、宿舎を1人部屋にするなど、あらゆる感染防止策を考えてきた。だが、ウイルスという見えない敵の前に、無念の「中止」を決定した。

 高崎健大付属高校と桐生一高へ選抜旗が届いたのはほんのちょっと前のことだったと思います。出場が決まっていた選手たちは、万全の準備をして待っていたと思います。
主催者も高野連も、選手たちに野球をやらせたかったと思います。だから、無観客試合の準備を進めてきていたはずです。悲しいことです。胸が痛みます。

 

   

久しぶりに作った夕食です。豚バラ大根です。常備菜としてつくった総菜の盛り合わせです。黒豆増量の十六穀米と蕪とカキナと椎茸の汁です。そして、白菜、紫大根、二十日大根、カキナ、トマト、フキノトウの和風サラダです。使った野菜は、18種類です。たくさんの野菜をいただきました。

わが家でも、吉駒が4月12日に開催予定で準備を進めてきている第77回美登利会をどうするか、瀬戸際の作業をしています。
美登利会は昭和12年に始まった舞踊会です。太平洋戦争のさなかの数年、軍の指導で中止を強いられたほかは毎年開催してきています。ただし、東日本大震災の年には、4月初めに予定していた会を6月に延期しました。延期はこの時だけです。中止するのも、延期するのも、とても大変なことです。もちろん、予定通りやることも…。見ているだけで辛いです。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

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新しいキッチンセットに道具類を納めて、首相の「自粛要請」延長のニュースを見て、「天ひろ」で天ぷら食べた春雨の日でした…

2020-03-11 07:19:13 | あんじゃあない毎日

私が使っている調理用具です。
こうして拡げてみるとずいぶんたくさんあるものだなって感心しちゃいます。だんだんに増えてきてしまったんです。昨日は、ニチレイ設備さんから新しいキッチンセットの引き渡しを受けたので、道具類をそれぞれの収納場所に納める作業をしていました。

  昨日の午前中に、ニチレイ設備さんとガス工事屋さんとが来て、新しい設備に水道とガスのつなぎ込みと安全確認をしてくれました。これで、設置工事が完了、引き渡しを受けました。新しい設備はLIXILの「リシェルS1」という機種です。
リニューアル工事なのでいろいろと余分な配慮をしてもらったニチレイ設備さんに感謝です。

   前のキッチンセットから取り出しておいた道具類を新しいセットの収納する作業をすぐに始めました。LIXILの「使い方BOOK」という冊子を見ながら、道具の種別ごとに、どこへどう納めるかしばし考えることにしました。だんだん溜まってしまってそれなりの種類と量があるんですね。考えてたら、昼になっちまいました。

  どこかへ食べに行こうかなと思ったら、それなりの雨模様、出鼻をくじかれちゃいました。

   で、新しいキッチンを初めて使ってみることにしました。といっても、ペンネを茹でて、ベーコンとアレッタと芽キャベツを炒めただけなんです。トマトソースは作り置きのを使いました。
でも、使い初めは使い初めです。「よろしく頼みます」って、挨拶して使わせてもらいました。

 

   キッチンセットのサイズは前のものと変わりはありません。でもね、収納能力は1.5倍近く増加している感じです。実によく入ります。

 ただ、調理台の上の棚だけはまだ使うことができません。この中に入る昇降式の棚板の部品の一部がコロナウイルス流行の影響で中国から届かないのだそうで、納品が少し遅れるってことなんです。それで、この棚だけがまだ空っぽです。こんなところにもコロナウイルスの影響が出ています。

 夕方までかけて片づけていたら、フラットになった新しいレンジフードの上から見張っていたFuが新しいニュースが入ったことを教えてくれました。

首相がイベント自粛の延長要請 10日間程度、新型コロナ対策で
                (KYODO 20/03/10/18:07
安倍晋三首相は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた全国的なスポーツや文化イベントの実施自粛要請について、今後おおむね10日間の延長を求めると表明した。官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会合で述べた。2月26日に今後2週間の開催自粛を呼び掛け、小中高校の休校要請や中国、韓国を含む外国からの入国制限強化に取り組んだものの、現時点では終息が見通せないと判断した。株価急落や円高が進む中、国内経済や観光業へのさらなる打撃は避けられない。

近くスポーツ団体や文化団体に中止や延期の期間延長を求めるとみられる。

首相官邸で開かれていた政府の「新型コロナウイルス感染症対策本部」での、首相発言を伝えるニュースでした。これは、2月26日に安倍首相が出した、要請を延長するってことのようです。2月26日の首相要請は次の通りです。

「政府といたしましては、この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします。」

 

 夕食は食材を調達していないので、昨日も外食になりました。退院後初めて「天ひろ」を訪ねることにしました。

車中、出際に読んだニュースのことを考えてました。なぜ、イベント等の自粛を「今後おおむね10日間の延長」と言ったのかが気になっていました。
2月26日の要請に基づく「自粛」の期間は「今後2週間」でしたから11日でおしまいです。今度は、「週間」でなく「10日間」と区切り方を変えてきています。アバウトに延長するのなら「あと1週間」てな区切りが普通です。ほんと、この首相の発言はいつも難解で困惑します。

 天ひろに入ると、ハリネズミが出迎えてくれました。

政府の対策本部に設置されている「専門家会議」では、目下、これまでの感染防止策の効果分析をしていることが伝えられています。そして北海道における対策の効果についての分析結果を19日に公表の予定としています。どうやら、これが「10日間」延長の理由のようです。
つまり、期限は来たけども「自粛要請」を止めて良いかどうかの判断の根拠になるものが政府にないのだと思われます。それで、しょうがなく専門家会議の北海道での効果分析結果が出るまで延長しとこうってことになったんだろうって気づきました
。そうなら、そう話してくれる方がありがたいです。

2月26日の「自粛」要請は、科学的根拠のないまま2週間というアバウトな期間を政治的に設定をして行ったようです。そして「延長」、ということだと、その先どうなるかは、ますます全く分からないということが、分かりました。イベントの開催予定を抱えている者には、「やめて!」って言われているだけで、考える役に立たない情報です。
たくさんのインチキ情報や、デマゴギーが流布されています。政府は、きちんとした科学的根拠を示したうえで、対策を提示してほしいのですが、そこんとこがうまくいっていないようです。残念です。インチキ情報とデマに十分気を付けましょう。

 

 私が食べた天ぷらです。てんぷらって、衣の中が何か判断するのは難しいですよね、でも、おもしろがって考えてみてください。実は写真のほかにホタテ貝の貝柱もいただきました。

  それと、飯茶わん半分ほどのご飯でかき揚げ丼ぶりを作ってもらいました。小エビ、小柱、紋甲イカと三つ葉のかき揚げです。デザートもちゃんといただきました。
久しぶりに、おいしいてんぷらを食べられました。出かけて来て良かったです。

てんぷらの中身を書いておきます。①牡蠣、②ナマズ、③アサリ、④海老、⑤アスパラガス、ミョウガ、ヤングコーン、以上です。

4月12日に若柳吉駒は第77回美登利会の開催を予定しています。開催するか、延期するか、もう決めなくてはいけないタイミングを迎えています。でも、何を根拠として判断しなければいけないのか、相談を受けている私も悩んでいます。

今日は東日本大震災が起きた日です。9年経ちました。
大震災をを回顧しながら、新しいキッチンで総菜づくりをします。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

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広瀬川に水が戻ってきた日、Droitは三周年、JリーグとNPBの専門家チームは「再開・開幕の延期」を答申、夕食はもみやま食堂でした

2020-03-10 07:24:27 | あんじゃあない毎日

広瀬川に水が戻ってきました。
2月12日から始まっていたいつもの年より長い断水が終わったんです。
流れ下って来た水が、交水堰を越えた直後の風景、時刻は11時45分ごろでした。
うれしいです、やっぱ広瀬川に水が戻ってこないと春の気分になれません。

 

  昨日は、朝から塗装屋さん、設備屋さん、地業さん、それに野口組の監督さんも来てにぎやかでした。塗装工事は最終日、地業もこれでおしまいだと思います。キッチンの設備の据え付けは一日で済むはず、それなんでお忙しになりました。

 私は特に用があるわけではないのですが、うろうろ、ソワソワです。で、Droitのトレーニングが12時からでしたので、11半過ぎに家を出ました。城東町の住宅の屋根の間に見える赤城山がすごくのんびりした感じ、暖かでした。セーター姿で出かけちゃいました。

 

  それで、広瀬川の交水堰のところまで来たら、水の音がするではないですか。あれ、来たな、水が戻ってきたな…
偶然なんです。水が堰を越えて流れ落ち始めたときに通りかかったんです。乾いた川底を水の先頭が濡らしていくのも見えました。

流れてきた水は、堰の下流の溜水を飲み込んでゆきました。水の音が聞こえます。一月近く聞くことのなかった水の音です。うれしいですね。

  絹の橋の上から見た下流です。左は流水が到達した直後、川底の石の間を縫うように流れ始めました。2分ほどで右の写真です。見慣れた風景になりました。
前橋の街は、広瀬川の水止めが終わると春なんです。たださ、今年は極端な暖冬で柳の花ももう咲いちまっているものですから、ちょいと変な気分なんですけどね。

 

嬉しいことがもう一つ、Droitは、3月5日でオープン三周年を迎えたんです。
私は世話になって9ヶ月、食道摘出手術の後、単に体力が落ちただけではなく、後遺症による腸瘻の長期化、経口食の再開に伴う体重減少、体幹のバランスの失調などいろんな問題を抱えていたんです。理学療法士の鈴木トレーナーの指導を受けながらの身体づくり、順調な健康回復を主治医も評価してくれています。
若くて素敵なスタッフのみなさん、まだまだ世話になりますけれどよろしく頼みます。
(写真はDroitのホームページから拝借しました)

 で、トレーニングの後は、青井食堂でキャベツいっぱいの味噌ラーメンをいただきました。

 

食後、2時近くの広瀬川です。すっかり水の流れも落ち着きを取り戻していました。

  交水堰も、堰の下流のカルガモも、何事もなかったみたいにしていました。花が咲いた浅緑の柳、すっかり春になってました。

家に戻ると、新しいニュースが届いていました。
「日本野球機構(NPB)とJリーグは9日、都内で両法人で設立した『第2回 新型コロナウイルス対策連絡会議』を行い、専門家チームから20日のプロ野球開幕と、18日のJリーグ再開をさらに延期するよう答申されたことを明らかにした」(日刊スポーツ:20/3/9/13:17)ということです。
この答申を受けて、Jリーグ、プロ野球、センバツ高校野球はそれぞれに開催方針を決めることになります。

日刊スポーツの記事には、専門家チームに参加した専門家のコメントがありました。
東北大学名誉教授の賀来満夫さんは、「現段階で感染患者さんの増加が抑制できるかどうか見通しが立っていない状況であります。その中であと1週間にせまる開催開始期間で、チーム、家族も含めた選手方の健康管理、予防体制構築、スタジアムの環境整備、チェック態勢について、やはりまだ準備をする必要があるのではないか。専門家としては危機管理の面から開催延期が望ましいということを意見として申し上げました」
愛知医科大学大学院医学研究科教授の三鴨廣繁さんは、「消毒液やマスクなど物資も少ない中で、観客向けにこうしたものが準備できるのかと。そうしたことも考えさせていただいた」と付け加え、「プロ野球とJリーグは2大スポーツ。経済不況で暗いニュースばかりなので、ぜひ実施していただきたい、明るいニュースもお届けしたいと思ったが、18、20日(の再開)は時間が足りないということになった」

 わが家の塗装工事は昨日で終了しました。傷んでいた木の塀も見違えるような美しさを取り戻しました

専門家チームの答申のニュースに触れて、私はこう思いました。
紙切れ一枚の「要請」に、オウム返しで「中止」や「延期」を決めてしまうのは無責任だと考えていました。どんなイベントでも、主催者として、やることを前提に検討し、専門家の意見を聞きながら、出来る条件はないのか、どうしたらできるのかを考え抜いたうえで、社会的な要請に応えて「中止」や「延期」が避けられないというのであれば、それはやむを得ないことだと思うのです。

そして、夜になってから、日刊スポーツは続報のニュース送ってきました。
Jリーグの「村井チェアマンは『本日、Jリーグとして(クラブの)全実行委員が集まるビデオ会議を行い、3月いっぱいの公式戦の延期を決めました。4月3日の再開を目指して、全力をつくして努力していこうと言うことを申し合わせました』と明かした。」(日刊スポーツ 20/3/9/20:02)
吉駒の美登利会を一月後に控えて、胸が痛みます。

    

キッチンの設備も据え付けは終わりました。今日、ガスと水道をつなぎこんで、安全確認を行えば工事完了になります。明日からは、料理をしなくてはなりません。大変です。

前橋市も、昨日9日にホームページを更新し、新たな「新型コロナウイルス感染症の感染防止」を公表しています。日曜日の昼に山本龍市長に街でぱったり出会ったことは昨日の記事に載せましたけど、あの後、市長は市役所のスタッフと相談して、この方針をまとめたのだと思います。
市民への要請は3項目あるのですが、その三つ目だけ転載します。全体は、こちらでご確認ください。

イベント・会議等について
企業・各種団体の皆様には、感染拡大の防止の観点からテレワーク・時差勤務の推進やイベント・会議の中止・延期・縮小など今後の状況を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします。
なお、3月31日までの間、前橋市主催のイベント等は原則として、中止又は延期をしています。

山本龍市長がちゃんと情報を集め、スタッフと議論し、そして悩んで決めたことだと思います。しっかり受け止めたいと思います。

 

  夕方、ユキ子さんと食事をしに街へ出かけました。
城東町の窓猫が、<今日はどこへ行くの>って声をかけてくれました。
「いま相談してるとこ…」、まだ決まってなかったんです。
三河町の空き地の猫も<どこ行くの…>だって。

 で、言った先は馬場川通、前日に山本龍市長と出会った場所でした。そうなんです、昨日はヤギカフェへ行こうって決めてたんで、寄らずに素通りしちゃったんで。やっぱ申し訳ないよねってことになったんです。もみやま食堂です。もともとは県庁前通りのお米屋さん、前から手作り弁当の販売をしてたのは知っていたのですが、食べたことはなかったです。

 私は「焼き魚定食」、ユキ子さんは「厚切りトンカツ定食」でした。
小鉢のヒジキの煮ものと雑穀を炊き込んだご飯がおいしかったです。残さずきれいに食べることができました。ごちそうさまでした。

 

桃井橋から眺めた夜の中央前橋駅です。やっぱ、水が戻ってくると違わいね、いいですね…

  昨日は満月だったんです。それなんで、川面に映った満月も眺めることができました。

月を眺めながら歩いてたら、ご近所さんの高窓に猫のシルエットが映ってました。空には満月です。

コロナウイルス感染症の感染防止とイベントの関係について、明日もまた考えたいと思っています。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください


山本龍市長さんが「自粛」の日曜の街の人の話を聞き歩く姿が…。私は選抜高校野球のことを考えながら、ヤギカフェで昼食、南苑で夕食…

2020-03-09 07:15:40 | あんじゃあない毎日

金曜日にJAファーマーズ朝日町店の直売コーナーで買った前橋産の金柑です。

 昨日の朝食後、卓上コンロを使ってシロップ煮に加工しました。やっぱ、気は心でも手づくりの季節の味をと思ったんです。ユキ子さんの両親へもお届けしました。

 昨日は日曜日、工事はみんなお休みです。下塗りを終えた木塀は見違えるようにきれいになりました。今日から、また工事が始まります。

 

 家に閉じこもっていても仕方のないことですから、ユキ子さんと一緒に歩いてまちへ出かけました。買い物などの用事はありませんから、お昼を食べることだけが目的です。あとは健康のための散歩です。
三河町では猫に会いました。でも、人の姿はありませんでした。道端の猫は走ってくる自動車を見つめてました。

 甲子園のセンバツ高校野球について、高野連は4日に無観客での開催(19日開幕予定)で準備を進め、Jリーグと日本野球機構が共同設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」にオブザーバー参加し、12日に出されるその検討結果を受けて正式に態度を決めるようです。
野球解説者の金村義明さんは、「昔の高野連だったら即座に中止にしていた。高野連も変わった」と驚いた様子。「選手の気持ちを大事にして、なんとしてでもやってあげたいという選手ファーストの気持ちになってくれた。拍手を送りたい」(sunspo.com 20.3.7.8:00)とのことでした。

 でもね、この記事を読んでください。

スポーツ報知は、無観客でのセンバツ開催(19日開幕予定)で準備を進めるとした4日の日本高野連の方針を受け、ホームページなどで緊急アンケートを行った。4日午後10時の時点で2000件だったが、5日午後10時には1万5000件と膨れ上がり、関心の高さを示した。開催自体に反対が59%、無観客開催に賛成が36%、どちらでもないが5%。無観客開催となれば一般ファンはもちろん、保護者、応援団など在校生も観戦できず、チームにも人数を最小限に絞っての参加が求められる。多くの意見が寄せられ「ベンチ外の選手、保護者、応援団、ブラスバンドは観戦可能にしてほしい」「なぜ野球だけが特別扱いなのか」などの声が届けられた。 (スポーツ報知 20/3/6/6:00 )

どのような理由で過半の皆さんが開催に反対しているのかは記事を読んでください。金村さんの評価とはずいぶんと異なる評価が存在しています。皆さんはどう思われますか。

 

アーツ前橋も臨時休館しています。3月5日から31日までです。げんき21の中にあるこども図書館も昨日から臨時休館になりました。
いつもの日曜日ですと、それなりに人出のアーツ前橋前も、人影がありませんでした。

馬場川通りをユキ子さんとぶらぶらいくと、「もみやま食堂」の前で山本龍前橋市長に出会いました。一人で、中心市街地の状況を見て歩いておられました。
市長は、土曜も夜遅くまで市役所で「コロナ感染症対策会議」を主宰されていたと聞いています。日曜日も、県や太田市などの他の自治体の動向を把握しながら、その合間を縫ってこうして現場に出ています。ちゃんと自分の目で見、街の皆さんの話に耳を傾けて、スタッフの意見を聞き、そのうえで仕事を進めているのです。そういう市長さんです。悩みはあるはずですが、明るい顔をしてました。
市長の動静は、FB山本龍でチェックできます。

  市長と出会った馬場川通、「もみやま食堂」のおかみさんは、「ぜ~んぜん、人来ないよね。昨日も今日も!」って、笑うしかないって感じで言ってました。

中央通り商店街です。歩いている人は、私とユキ子さんを加えて4人だけでした。
みんな、どこで何してるのかな…

  二人は、呑竜仲店のヤギカフェでランチしました。わたしは、チゲスープのランチ、ユキ子さんはカレーライスでした。野菜の種類がとても多いことをユキ子さんはひたすら感心していました。おいしく頂いていたら…
建築家の米田さんが入ってきました。米田さんも偉いです、立派な紳士です。ちゃんとまちをうろついてます。

 

 帰り道、太陽の鐘に会いに行きました。選抜野球大会についての意見を聞きたかったんです。
<いろんな考えがあるのは仕方がないことだ。でも、金村さんが評価している通り、どうしたらできるかを考える高野連の姿勢は望ましい。例え、出来なくなったとしても、ぎりぎりまでやるんだ! やりたいのだ!って情熱を失わないことが大事だ。オレはそう思う>

 太陽の鐘の下では、ユキノシタが大きくなってきていました。
ありがとう、太陽の鐘!

  近くの広瀬河畔ではコブシの花が開き始めていました。

 城東町の路地では、ハナニラも咲いていました。
今日は、センバツ高校野球のことを取り上げました。皆さんはどう考えますか、59%の反対のある中で高野連は」12日までには結論を出すみたいです。
私は、この国の人たちの思考の軸が大きくずれてしまっている、東日本大震災での体験をほとんど無にしてしまうような感じがしてなりません。

明日は、また、別な話題を取り上げます。一生懸命考えましょうぜ…

 

 夕食は三夜連続の外食です。天川原町の中華料理店「南苑」へ出かけました。
そしたらね、ユキ子さんのご両親やなんかの健康管理をしてくれているお医者さんのU先生が御家族と一緒に夕食してました。ほらね、ちゃんとわかっている人は、正しく怖れて、しっかり楽しい生活をしているのですよ。

    

蒸し餃子、春巻き、牛肉の辛子炒め、五目豆腐です。牛肉の辛子炒めは、タケノコ、エリンギ、パプリカ、ピーマン、ネギが一緒してました。五目豆腐は、サヤエンドウ、ブロッコリー、タケノコ、乾しシイタケ、フクロダケ、クワイ、ギンナンなんかが豆腐と一緒してました。夕食も、野菜の種類は半端でなかったです。

 〆は、塩味のスープのワンタンを作ってもらいました。一人前作ってもらって、私は2個だけ、あとはユキ子さんが引き受けてくれました。きれいなワンタンでしょう、優しい味が大好きなんです。

そうです、街へ出て、おいしいものを食べましょうぜ、コロナウイルスに負けずに!

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

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野田秀樹さんの意見書のことが頭から」離れない中で、青柳町で大きなモクレンに出会い、去年訪ねることのできなかった「ふく成」でフグを食べました

2020-03-08 07:21:03 | あんじゃあない毎日

青柳町の住宅地で出会った大きなモクレンです。ゆったり枝を拡げた姿がとても美しかったです。

 100mほど離れたところから眺めていました。
遠目に眺めるモクレンは素敵です。

近づいて見上げるとこんなでした。言葉になりません。

 

  朝は曇り空でした。
前日までとうって変わって、風が凪いでいました。カラスも電柱のてっぺんにとまっていました。
水が止まっている広瀬川を眺めてました。

  川岸に雀が一羽いました。
溜水の中では梅花藻が水が来るのを待っていました。

「不要不急の外出自粛」とか、「自宅待機」とかについて考えていました。
とてもよく分からないのです。何が「不要不急」で、どうやって、いつまで自粛していなくてはいけないのか、散歩も当然「不要不急」、川を眺めたり花を見るのも「不要不急」、私みたいの人間だと友人に会いに行くのも、食事に出かけるのも「不要不急」な気がしますけど…、納得できないでいます。

  午前10時ごろです。いつもの土曜日だと、こども公園の駐車場は満車に近づいていますし、芝生広場からは子どもたちの歓声が聞こえてきています。
昨日は、家族連れの姿は見えましたけど、いつもに比べると人の数も少なく、声もあまり聞こえてきません。散歩をしている人たちの姿もまばらでした。
公園に出かけることも「自粛」してしまっているのでしょうか。

 遊歩道脇の植え込みの硬い土からチューリップの芽が出ていました。

意見書 公演中止で本当に良いのか

コロナウィルス感染症対策による公演自粛の要請を受け、一演劇人として劇場公演の継続を望む意見表明をいたします。感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべきと考えます。演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは「演劇の死」を意味しかねません。もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません。けれども劇場閉鎖の悪しき前例をつくってはなりません。現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、「身勝手な芸術家たち」という風評が出回ることを危惧します。公演収入で生計をたてる多くの舞台関係者にも思いをいたしてください。劇場公演の中止は、考えうる限りの手を尽くした上での、最後の最後の苦渋の決断であるべきです。「いかなる困難な時期であっても、劇場は継続されねばなりません。」使い古された言葉ではありますが、ゆえに、劇場の真髄をついた言葉かと思います。    

                        野田秀樹

これは、劇作家・演出家の野田秀樹さんが、政府が新型コロナウイルス感染対策として文化イベントの自粛を要請した今月1日、自らの公式ホームページ「野田地図」に公表した「一演劇人として劇場公演の継続を望む」との意見書の全文です。
この意見書に接した日から、ずっと考え続けています。野田さんから提起された問題が頭から離れないのです。皆さんは、どう思われるのでしょうか。

 

  日吉町の住む人を失った家の前を通りました。ナンバープレートを取り外された車の屋根の上で白い猫が丸くなっていました。

 近くの木の塀の下からは、黒猫が外の様子をうかがっていました。
猫の意見は聞かないことにしました。コロナウイルス感染対策は人間の問題です。

「このネットで誰もが配信できる時代に他人を殺す可能性をわかってて自分勝手にやりたいアピール。自己表現の為なら観客は殺してもいいんだろうな」。これは野田秀樹さんの意見書を報じた朝日デジタルの記事に寄せられた読者のツイートの一つです。政府のコロナウイルス感染対策の要請に素直に応じない人をあたかも「殺人者」のごとく扱っています。

 

   日吉町のはずれで、ハナモモの木に出会いました
この家も、住む人を失った家のようでした。
私は、「身勝手な外出者」なのかもしれません。でも、私は「外出」することで生きています。
ハナモモの木の上をトビが過ぎて行きました。トビはいつだって「採餌」という目的をもって飛んでいるのだと思います。「不要不急」でない、当然の飛行なのだと思います。

 

  「不要不急」の用事だと指弾されるであろう目的でやってきた青柳町でたくさんの雀が群がっているのに出会いました。
近くの家の庭には白い花が咲いている木がありました。

スモモの類の花みたいです。きれいです。

今日は、野田さんの意見書を読んでいただきました。明日は別のをとりあげます。
「無駄」に生きている人間はこの問題で語る資格もないのかもしれませんが、悩んでいます。

 

 スモモの後に「不要不急」の用足しを済ませたら、大きなモクレンの木に出会ったんです。
1時過ぎに街へ戻ると、青井食堂でタンメンをごちそうになりました。
ちゃんと手を洗い、口を漱いでからいただきました。

 

 家へ戻ってからは、資料の整理をしたり、本を読んだりしてました。

野田さんの意見書の中で、「現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、「身勝手な芸術家たち」という風評が出回ることを危惧します。」というくだりが心から離れません。
パチンコ屋もマージャン荘も営業を続けています。風俗営業もやってます。いえ、こういう「業」が不要不急だとは言いません。やっているという事実だけ申し上げます。あれがよくて、これは良くないということを決めることはとても難しいことだと思います。

結論は急ぎません。今日も考え続けます。
群馬でも、初めての感染者が確認されたというニュースが届いていました。

 

 夕食は、銀座通の「ふく成」へ出かけました。去年は一度も訪ねることができませんでしたから、ずいぶん久しぶりのことです。フグのコースをいただきました。
煮凝りとともに、ちょっと変わった突き出しが出ました。海老しんじょうをパンにはさんで揚げてありました。

  薄造り、から揚げ、ふぐちり、食べたかったんです。入院中からずっと食べたかったんです。やっと、フグを食べようって気持ちになれました。うれしいです。

  ふぐちりには、しゃぶしゃぶみたいにして食べるように切り身のフグも出されます。これも、おいしいです。

  〆は雑炊です。デザートは柚子のシャーペット。
雑炊はもっと食べたかったのですが、昨日のことがありましたので一杯で我慢しました。もちろんそれで正解でした。私の胃の限界を超える直前でした。

「ふぐ食べたい」なんてえのは、単なる「贅沢」、「身勝手」だと言われてもしょうがないのかもしれません。でも、身勝手でもなんでも食べたかったんです。

2008年2月2日の朝日新聞群馬県版で連載していたコラム「ヒゲ園長とキキ」で、ふく成がオープンしたときに書いたものです。長い付き合いだった先代のご主人が、これほどうれしそうにしているのを見たことがなかったんです。そして、ほどなく、彼は癌で他界しました。悲しい記憶です。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

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赤城山には雪が、街には冷たい北風が、でもアマナの花に出会い、柳の緑はますます美しく、ユスラウメまで咲き始めています。

2020-03-07 07:32:45 | あんじゃあない毎日

昨日、Droitでトレーニングを受けた帰り道に、本町通の縁切り坂上から見た赤城山です。
鍋割の後ろの鈴ヶ岳などの峰には前夜まで降り続いていた雪がまだ残っていました。
北風も強くて、あとで気象台のデータを見たら8m/秒を超える風が吹き荒れてました。

 

 午前中は家であれこれ、11時半過ぎにDroitへトレーニングへ出かけました。
城東町の路地の道端に白い花が咲いていました。ちょっとハナニラに似ていますけど、違うみたい、アマナだと思います。もともと野原の草花ですが、今は野生のものを見ることはほとんどなくなりました。
いつもの年だと、3月末にならないと見られない花だった気がするのですが…

  プランターでえんどう豆を育てている家がありました。
紫色の花のエンドウと、白花のエンドウの両方を育てています。きっと花も好きなんでしょうね。

広瀬川の諏訪橋です。しだれ柳の花がすっかり開いています。
浅緑がいっそう美しくなっていました。

   川の水はまだ戻ってきていません。柳の枝だけが風に大きく揺れていました。すっかり小さくなった溜水では、カルガモが丸くなって昼寝をしていました。

昨日は、左足に比べて右足の片足立ちでのバランスが良くなかったです。原因は不明なのですが、その日によってバランスのとりやすさに違いがあるんです。身体づくりは難しいです。でも楽しくやっていきます。

 

帰りは本町通を回って家に戻りました。ケヤキはまだ冬姿です。向かい側の歩道をピンクのスカートを風に揺らさせながら自転車を押していく女性がいました。冬姿ではないですね…

  東和銀行の東の坂道、昔は「縁切り坂」と呼ばれていた坂の上から、赤城山がきれいに見えていました。強い北風をまともに受けながら、山を眺めていたんです。

 

これ、ユスラウメ(ユスラゴ)ではないのかな、それにしても早すぎるかな…
しばらくしたら、また見に行ってみます。

  ユスラウメらしきのに会ったのは、水が流れていない馬場川沿いの小道です。昨日は風が強かったせいかな、散歩している人の姿もありませんでした。
コロナウイルス感染対策で「自宅待機」という言葉が横行し、「不要不急の外出の自粛」が言われて、それで散歩もしなくなっているのだと心配です。私は、感染予防をしながらも、積極的に健康づくりをしていないといけないと思っていますし、そう努めて暮らしています。

 

   玄関周りの塗装改良工事も順調に進めてくれています。「あの~、梁のヤモリはどうしましょうか、塗装しちゃっていいでしょうか?」って、技術者から問いかけがありました。「はい、木部と一緒に塗装してください」ってお願いしたんです。右の写真が、塗装改良前の姿、それが今日は左の写真になっていました。

塗装改良工事の進み具合を見せてもらってから、石原総合歯科で歯のメンテナンスをしてもらいました。歯科医院もコロナウイルスの感染対策で大変だと思います。でもね、こちらの院長さんは「感染予防」について専門的な研究をしてきた方ですから安心です。
上のブリッジの状態が芳しくないので、応急処置をしていただいて、来週の金曜日にまた受診することになりました。

  診療を終えて、西の方を見たらもう日が沈む時間になっていました。
夕日を浴びている東の方の家を見たら、青空に白いものが見えてました。

お月さまです。満月にはまだちょっとあるみたい、調べてみたら、十二夜でした。
「十二夜」てえば、日本の月待行事でなく、シェイクスピアの喜劇のタイトル、キリスト教の祝日ですよね。だから月は関係ないけど…。でも、魅惑的な月でした。

 

  月に浮かれて「祝宴」ではないですけど、待望の外食、ユキ子さんの車で、新前橋駅前を通って、元総社町の洋食屋「ボンファム」へシチューを食べに出かけたんです。はじめてなんです、この店…

   

スープはグリーンピースのポタージュ、サラダ、野菜のいっぱい入ったビーフシチュー、それにライス、そしてデザートのチョコレートケーキとコーヒー、これで2800円(税別)です。
スープ、良かったですよ。シチューもさ、肉がたっぷり入っているだけでなく、カリフラワー、ブロッコリー、ニンジン、カブ、ジャガイモ、シャンピニオン、野菜が6種類も入っていたのには嬉しくなりました。デザートのチョコレートケーキもおいしかったです。
それでね、「ご飯を少なめにして…」ってお願いするのを忘れて三分の一ほど残したのですが、それ以外はきれいに平らげちゃったんです。おいしかったし、嬉しかったものですから。だけど、あとが少々苦しくて、家に戻って1時間以上そっくり返って休息を強いられちゃいました。退院以後、いちばんたくさん食べてしまった夜は、胃袋が苦しむ十二夜になりました。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

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強風注意報が発令される中、わが家の工事は追い込みに入って、赤城山は冬姿でも、日吉公園の河津桜は満開を迎えています

2020-03-06 08:00:34 | あんじゃあない毎日

県民会館東の日吉公園の河津桜です。
みごと満開です。散り始めている木もあります。週末まもつかな…

 地元の皆さんが大事に育てた菜の花も満開です。
元総社のみろく緑地は、いつもここより数日遅れなんです。見に行こうかなって思ったんですけど、とにかく風が強くなってしまって、すみません、見に行かれませんでした。

 

昨日の朝の6時過ぎの東北の空です。雲がすごかったです。
どこから湧き上がるのか、南西に向かって黒い塊が動いて行きました。

  キッチンのリフォーム工事は、ガス屋さんがガス管を取り付けに来て、LIXILの代理店さんが下地の具合をチェックしに来て、少しだけ直しが出た見たい、ニチレイさんが電気の取り出しをいじっていました。

   外では、玄関周りと木の塀の塗装工事が続いています。家具職人の新井さんが家の守りに作ってくれた彫り物のヤモリもびっくりしてるみたいですけど、逃げるに逃げられなくて、塗装屋さんになされるままになってました。

 それから、板金の職人さんと大工さんも来て、納戸の新築工事で一時撤去していた塀の天端の板金を新しくしてました。いろいろな技術者が入り乱れて、あっちでコンコン、こっちでサラサラってなことで、昼まで皆さんにお付き合いして留守番してました。用は全くといってないのですけれど。

 

12時を少し回ったころ家を出ました。自転車で少しうろうろしてから昼食しようって魂胆でした。でも、風が強くなっていました。家を出るときで風速は7m/秒を超えていたんです。
城東団地の4階と5階の間の階段踊場から見た赤城山です。背後からものすごい雲が勢いよく迫ってきています。真冬の風景です。

  西の榛名山はもっとすごい様子になってました。相馬岳や二ッ岳が雪雲に包み込まれようとしていました。見てる間にも山の様子が変化していきます。風が痛い感じ、時折、風が運んできた冷たいものが顔に当たりました。

 

でも、日吉公園に行ったら、しっかり春景色でした。河津桜が満開になってました。

  ヒヨドリたちが賑やかに食事をしてました。
風に揺れる桜花、きれいです。寒いけど、きれいです。
寒いせいか、コロナのせいか分かりませんが、観に来ている人の姿はありませんでした。
独り占めでした。

 花壇の向こうの広場も、少年が独り占めして、サッカーの練習をしていました。
っとチームでの練習が自粛になってしまっているんだと思います。

 

  昼食は呑竜仲店のヤギカフェにしました。ここは独り占めではありませんでした。私のカレーの向こうの空き皿、先客のタコさんがきれいに平らげちゃったものです。
それに、タコさんが出て行ったら、間もなく二人連れのお客さんが入ってきたんです。ヤギカフェは独り占めできませんでした。

   帰り道、なんとなく目線を感じて二階の窓を見上げたら、黒猫が何かを眺めてました。

黒猫の目線の先に満開のミモザがありました。まっ黄色の世界です。

 

 上毛電鉄の赤い電車が走ってきました。電車をやり過ごした後…

  線路端を見たら、花ダイコンやホトケノザが咲いていました。

でも、踏切から見える赤城山は、雪雲のベールを被っていました。寒そうです。
冷たい風がまともに吹き付けてきます。夕方4時すぎには、瞬間最大風速19.3m/秒を観測したそうです。もちろん強風注意報が発令されていました。

 

   

とんでもない強風が吹いていたのと、吉駒の稽古が少し遅くまでかかりそうだったんで、昨日は外食を諦めてありもので夕食を整えました。チキンカレーのストックを出して、野菜庫から使えそうな野菜を選んで、裏庭への出口の脇にある普段は汚れ物や雑巾専用の流しを使って、調理用具も卓上コンロと限られた道具に鍋一つで、サラダとカレーライスを用意したんです。サラダのドレッシングは、生クリーム、自家製ワサビ漬け、マヌカハニー、オリーブオイル、スダチ果汁、塩・コショウでつくりました。

  サラダは、二十日大根、キャベツ、紫ダイコン、パプリカ、ヤマトイモ、レンコンで、生クリームとワサビ漬けのドレッシングとイクラの醤油漬けを載せました。カレーには、鶏肉と一緒にニンジン、タマネギ、トマト、セロリが煮込んであります。それに、ジャガイモ、パプリカ、レンコン、シイタケを加えました。ご飯は冷凍保存していた黒豆を足した十六穀米です。
使った野菜は、14種類になります。昔さんざんやっていたキャンプ料理のやり方でやってみたのですが、うまく行きました。

今日はDroitでトレーニングです。ちゃんと準備して、休まずにやります。
コロナウイルスだけでなく、総ての感染症に負けないように、しっかり身体を鍛えて頑張らんねばなりません。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください

(写真は、常磐津「山姥」(2019年群馬県邦楽協会定期公演:ベイシア文化ホール)です。衣装は二代目吉駒が使った衣装です)

 


広瀬川のシダレヤナギが一斉に花開きました。早いです、早すぎます。待望の外食は鮨の「いわまる」でした…

2020-03-05 07:18:48 | あんじゃあない毎日

9日にならないと水が戻ってこない広瀬川の川岸で、シダレヤナギの花が咲きはじめました。
昨年は、3月15日の記事で開花を伝えています。それも「早すぎる気がします」としています。
今年は、それよりも10日早くシダレヤナギの開花をお伝えすることになりました。
びっくりしています。長い歳月の中で身につけた季節感が大きく狂いはじめています。

 

  わが家では、昨日から塗装工事も始まりました。倒壊防止の補強工事と傷んだ木材の交換を終えた木の塀と、玄関周り、それから新築中の納戸の塗装工事です。昨日は、塀を高圧洗浄する作業が朝から始まりました。ついでに、野口組の監督さんも加わって、塗料の色決めもしました。
それから、12日に前橋市の建築確認の検査が入ることになり、その打ち合わせで設計担当のエムロードのスタッフも来てくれました。なんやかんやで昼近くまで…

 それから散歩しながらお昼を食べに出かけました。ご近所さんの庭の福寿草は小雨に濡れて花をみんな閉じてしまっていました。そうなんです、塗装屋さんが来た頃から霧雨のような細い雨が降り始めていたんです。

  FMGUNMAのクラブエアーが入っているGNビルの前を歩いてました。
1983年のことだったと思います。当時の清水一郎群馬県知事が「エフエムラジオ局を群馬にもつくりたい」と言い出したのは1983年の赤城国体が開かれている頃だったと思います。それからバタバタと設立準備の仕事に取り組んで、放送局の設置候補の一つだったGNビルの屋上から藤岡市の牛臥山山頂に予定していた送信所へ電波が支障なく送れるかどうか、企業局の測量班に内緒で調査してもらったり、いろんなことがありました。私がバタバタしたのは85年3月までで、開局したのは1985年10月だったと記憶しています。
こんな思い出のあるアンテナも間もなく見られなくなります。FMGUNMAは千代田町の竪町通に引っ越しが決まったようですので。

 GNビルの近くの家、土蔵の前でモクレンの花が咲き始めていました。
散歩は適当なところで切り上げて、青井食堂へお昼を食べに街へ向かったんです。

比刀根橋の上から広瀬川を眺めたんです。シダレヤナギがすっかり若緑色に染まっています。よく見ると、咲いてますね、柳の花ですね…

  春日井製菓のゼリービーンズみたいな形をした浅緑色の花穂がたくさん枝についています。びっくりしました。春の水止めが終わる前に花が咲いているのを見るのは初めてです。
こんなに早く咲いてしまっていいのかな…

 そういや、弁天通の脇路地も地面に緑の草が茂り始めちゃってます。
おかしいなって思いながら、青井食堂でメンチ・コロッケ定食をご飯少な目にしていただきました。昨日は代用食道のご機嫌が良くてとてもおいしくいただけました。でも、ご飯残してすみません。

 それから、また広瀬川を見に行ったんです。
交水堰に茂った水草も、まだ緑色を保っています。このまま枯れることなく水止めを過ごしちゃうのかもしれません。そして、下流に向かって柳を見ながら歩きました。小雨の中を柳のお花見です。

 

諏訪橋の上流、前橋文学館の向かいです。ここでも咲いていました。

太陽の鐘も、細い細い春雨の降る、柳の花の浅緑に包まれていました。

 あさみどり 染めてかけたる 青柳の
       糸に玉貫く 春雨ぞ降る    源実朝
                      (金槐和歌集)

 

中央前橋駅前の車橋の上から上流を眺めています。ここでも柳は花盛りでした。

そして、中央前橋駅横、柳の花の向こうに電車が止まってます。なんか軽やかな風景になりました。

  どうやら、広瀬川のシダレヤナギは一斉に花開いたようです。
ヤナギの花咲く広瀬川の風景です。ずっと、細い雨が降ってました。
中央前橋駅横の広瀬川の川底では、梅花藻がもう青々と伸び始めていました。

今日は啓蟄、それを待たずに前橋は春本番を迎えてしまったみたいです。

 

   上毛電鉄の線路は雨に濡れて光ってました。
線路わきには、ナズナの花が咲いてました。それに、カラスノエンドウの花も見っけました。
早く、早すぎるほど早く、やってきてしまっている春なんです。

 

   で、夕食は予定通り外食。第一夜は、鮨の「いわまる」へ出かけました。刺身の盛り合わせ(サヨリ、ホウボウ、キンメの塩炙り、カワハギ、マダイ、本ミル貝、アオヤギ、トリガイ、タイラギ)をお茶でいただいて、あとは握ってもらいました。写真は、キンメの塩炙り、アオヤギ、それと車海老です。久しぶりで、とてもおいしく頂きました。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。

春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。
これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください

(写真は、常磐津「山姥」(2019年群馬県邦楽協会定期公演:ベイシア文化ホール)です。衣装は二代目吉駒が使った衣装です)