アウェイに向けての修正点

快勝に浮かれず、問題点を検証しておきましょう。



「右サイドの連携はもっと深めるべし」
上手くいっていたようにも見えましたが、右サイドはもっと有効に使えるはず。相手が5バックで固めてくるであろうアウェイのために、もっとアイデアとコミュニケーションが必要です。前回書いたように、阿部の選択や内田の起用も試したいところです。


「サブメンバーを含めたコンディション調整を！」 オマーンでもタイでも、昨日と同じ運動量を再現するのは大変なこと。前回のドバイ合宿のようなことにならぬよう、細心の気づかいをお願いします。そして、メンバーチェンジを有効に、緩急のコントロールの意志統一を！




何だかんだ言っても良い試合をしてくれました。ぼくもご褒美をいただきます。とっても贅沢、「竹葉亭」にて鯛茶漬けです！

長沼健さん、安らかに。

ねっ、普通に勝ったでしょ？ 昨日のオマーンは弱かったので、あれくらい出来てあたりまえなのです。とはいえ、今日は誉めます。何より嬉しかったのは、「闘う姿勢」が復活したこと！ つくずく思いました、サッカーは闘いなんだと。


スタジアムの観衆は正直です。久しぶりに良い一体感を醸し出していました。キリンカップなどとは違う緊張感の中、ファイトし続ける選手達の好プレーに大きな拍手が送られます。ゴール裏で声を枯らしてサポートする者、じっと戦況を見つめ要所で声をあげ拍手する者。空席は目立つけど、集中力は近年一番のものでした。スタジアムの成熟を少しだけど感じました！




試合前に知らされた長沼健氏の訃報。長年に渡って日本サッカーの発展に尽くしてこられた功労者です。矢面に立つキャラクターだったので、ネルシーニョさんの時やカザフスタンの時などは、批判の嵐でした。ぼくも、メチャクチャ言いました・・・。でも、そんな時でも彼は逃げなかった。言い訳しなかった。ワールドカップを当たり前のように目指す環境にしてくれて、本当にありがとうございました。昨晩の選手達の戦いぶりは、長沼さんの思いが後押ししてくれたのでしょう。




アウェイへの課題は後程。