野田佳彦首相が就任後初めて沖縄県を訪ねた。
野田首相の「ガキの使い」について、5大紙は28日付社説で一斉に非難した。
その要点は次の8項目である。
1、就任半年、余りにも遅い訪問
2、稲嶺進名護市長に会わなかった。
3、前沖縄防衛局長の女性蔑視の暴言で、仲井真弘多に頭を下げたが更迭はしていない。
4、国の環境影響評価に対する沖縄県の意見書は先週出されたばかり、橋下徹大阪市長の「八策」と . . . 本文を読む
韓国紙の中央日報が2011年3月12日付の第一面で東日本大震災発生当日の状況を「日本沈没」という見出しを付けて報じた事は「災害に苦しむ日本人を傷つけた」と、12月27日付で「反省文」を掲載し、新たに「力を出せ、日本」との見出しで編集し直したという。
李明博大統領が、さきの来日で見せた我儘な発言で消えかかったグローバルコリアの炎が、なんとか再燃した格好だ。
小欄も2012年の始ま . . . 本文を読む
野田佳彦首相と李明博大統領との日韓首脳会談は、会談の大半の40分という時間を、李大統領が元慰安婦問題に費やし茶番的に終わった。
19日付5大紙社説は次のように李大統領を諌める論調で揃った。
朝日:韓国の人たちに知ってほしい点もある
産経:脅迫まがいの言動までしたのには耳を疑う
日経:日本政府が協議に応じれば、戦後賠償をめぐる係争は際限がなくなる
毎日:韓国側の対応は、日韓関係の大局からみ . . . 本文を読む
25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は「混合診療で保険適用が認められないのは不当だ」として保険適用の確認を求めた男性がん患者の敗訴を確定させた。
しかし大谷裁判長をはじめ、裁判官の4人が個別意見を付け、5大紙社説の論調を導いた。
この裁判は、「法は峻烈に遵守されるべきだが、その不備は勇気をもって正さなければならない」ことを思わされた。
国民生活には大きな意味を持つ判決だ . . . 本文を読む
20日付の5大紙が一斉に、野田佳彦首相の訪韓を論評した。
朝日新聞が「かけがえのない隣人同士であり、日本は韓国を重く見ている。そんなメッセージを送ることができたのはよかった」と書いた、そのとおりだ。
しかし、「カツどん食ってウマ勝った」と言うが、食ってこそ勝つことができるというのに、野田首相は19日韓国で「どじょうスープ」を飲まされた。共食いで勝てるわけがない。
外交は戦 . . . 本文を読む
環境保全団体・WWFのホームページで、2011年国連気候変動ボン会議(6月6日~17日)に関する報告に次のようにある。
~・~ 5.1 原発をCDMに入れるか
京都議定書のルールであるCDM(クリーン開発メカニズム)における議論において、第2約束期間に向けてCDMの改善が話し合われています。
その中の一つの論点として、CDMに原発を入れるかどうかということが議論されてきましたが、1週目の最終 . . . 本文を読む
菅直人首相は27日午後10時、復興関連人事について記者会見に臨んだ際、退陣の条件としていた「一定のめど」について、第2次補正予算、特例公債法、再生可能エネルギー特別措置法の3案の成立を挙げた。
28日付5大紙社説は一斉に、厳しく反応した。
「さらに孤立(朝日)」「党代表解任動議を(産経)」「首相も政権延命の限界を感じた(毎日)」「早期辞任を(読売)」「民主党は、もはや政権与党の体をなしていない . . . 本文を読む
10日投開票の統一地方選前半戦、民主党は撃沈した。
5大紙は12日までに揃って社説で論評したが、毎日を除く4紙が菅直人首相と民主党に対して厳しい言葉を投げかけている。
・朝日『もはやそこまで追い詰められていると、首相と民主党は自覚するべきである』
・産経『首相は自らの進退を決断すべきだろう。党の溶解といってよい』
・日経『政権交代時の熱気は消えうせ、有権者の . . . 本文を読む
17日、鳩山由紀夫政権発足後初めての党首討論が実現した。
当然のことながら、谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表は鳩山首相のマザコン資金疑惑、小沢一郎幹事長のゼネコン資金疑惑を取り上げた。
18日付5大紙社説はこれを論評したが、揃って関係者の証人喚問を求めている。
また、日経は「鳩山政権の発足後、初の党首討論まで5カ月もかかったのは民主党の怠慢とのそしりを免れない。与党側に都合が悪いテーマが . . . 本文を読む
「幹事長 詫びに総理が来ています」
これは1月6日付毎日新聞の仲畑流万能川柳の選歌(詠み人=生駒:鹿せんべ)
独裁者・小沢一郎と鳩山由紀夫首相の二重構造を上手く詠んでいる。
10日、鳩山由紀夫首相が枝野幸男氏を行政刷新相に充てた人事は「鳩山首相の小沢離れ」とも言われるが、あり得ない話だ。
鳩山首相は、事前に小沢幹事長の「許しを乞う」ことをしたに違いない。
ところで、マザコンに加えてファザコン性だ . . . 本文を読む
18日、天皇陛下の次のお言葉で通常国会が開会した。
「本日、第174回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。
国会が、永年にわたり、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。
ここに、国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、 . . . 本文を読む
日本の歴史的問題児・小沢一郎氏の政治資金疑惑で列島が揺れた15日、鳩山由紀夫政権は、海上自衛隊によるインド洋での給油支援活動に終止符を打った。
昨年11月9日に舞鶴港から補給艦「ましゅう」が4回目、横須賀港から護衛艦「いかづち」が3回目の出航で任務に就き、いま針路を母港に向けている。
安全帰港を祈るとともに、大きな国際貢献を果たした自衛隊に最大の敬意を抱きながら感謝を表明する。
また派遣中『戦闘 . . . 本文を読む
小沢一郎・民主党幹事長の政治資金疑惑では、衆院議員・石川知裕容疑者、池田光智容疑者、公設第1秘書・大久保隆規容疑者の3名が逮捕された。
検察は更に疑惑解明を急ぐが、最終最大のターゲットは小沢氏の逮捕である。
17日にも小沢氏が身柄拘束される可能性も否定できない。
思えば、小沢氏は田中角栄氏や金丸信氏などによって開発されたダーティな政治資金集めを自ら伝承した。
そして、自由党から民主党へと政権を畳 . . . 本文を読む
年明けの5大紙社説、民主党・小沢幹事長の政治資金疑惑に検察が家宅捜索に踏み切る13日まで、「小沢は説明しろ」と論陣を張った。
■産経新聞【1/7主張】小沢氏聴取へ 徹底解明が検察の責務だ
■日本経済新聞(1/8社説)小沢氏は国民に説明を
■読売新聞(1/8社説)地検聴取要請 小沢氏は事実を明らかにせよ
■産経新聞【1/10主張】政党助成金 「抜け道」早急に是正せよ
■日本経済新聞(1/8社説)小 . . . 本文を読む
元旦の新聞第一面は、社説と並んで各紙の一年間の報道傾向を知る要素であると思う。
昨年は、解散総選挙やオバマの活字が躍ると思ったが、読売が「次期衆院選 出馬予定870人」を記事にしたのみで、解散の文字は全紙になく、オバマという活字も記事中なかった。
2010年も、中心は各紙特集記事だが、読売は「小沢氏から現金4億円」をトップ記事とし、民主党・小沢一郎幹事長の政治資金問題に絡み、石川知祐衆院議員が東京 . . . 本文を読む