いとうな日々

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YS11:ラストフライト、定期路線から退役

2006-09-30 | ニュース
唯一の国産旅客機YS11が30日、日本エアコミューター(JAC、鹿児島県霧島市)の沖永良部-鹿児島便でラストフライトとなり、国内定期路線から完全に退役した。頑丈で、短距離離着陸が自慢の中型プロペラ機。滑走路が短い地方空港を主な舞台に41年間、日本の空を支えた「名機」だった。

最終便は午後5時42分、鹿児島空港に着陸。誘導路で消防車の放水のアーチをくぐり、駐機場でプロペラを止めた。「ありがとう日本の翼」と書かれた機体を出迎えた関係者は鹿児島特産の芋焼酎をかけ、労をねぎらった。最後の機長で、YS11と共に引退するベテランパイロット、本村栄一さん(64)は「タッチダウン(着陸)の瞬間、これで国産旅客機が日本の空を飛ぶのは最後だと寂しい思いを感じた。YS11はこれで終わるが早く次の国産旅客機が日本、世界の空を飛んでほしい」と、別れを惜しんだ。

YS11は全長26メートル、全幅32メートル、64人乗り。政府主導で開発され、1962年、試作機が初フライト。64年には東京五輪の聖火を国内各地に運び、戦後復興をアピールした。65年から各社の国内定期路線に就航。半官半民の「日本航空機製造」が182機を生産し、米国など十数カ国にも輸出したが、約360億円もの赤字を抱え、経営に失敗。国産旅客機開発は続かなかった。

(毎日新聞) 

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