
佐賀北は、1回裏1死一塁から4番市丸大介が右翼へ適時三塁打を放ち、一走副島浩史が先制のホームを踏んだ。1―1の同点に追いつかれた直後の2回裏には、二死満塁から2番井手和馬が左前にはじき返し2―1と勝ち越すと、続く3回には3番副島が左中間スタンドに今大会2本目となるソロ本塁打をたたき込み、3―1とリードを広げた。
全国屈指の強豪・帝京も持ち前の強打で意地を見せ、4回表、再び同点とされたものの、馬場将史、久保貴大両投手の粘り強い投球と内外野の堅い守りで猛攻をしのぎ、追加点を与えなかった。13回裏は二者が凡退したが、9番馬場崎俊也が左前打で出塁。1番辻尭人も中前打で続き、一、二塁。井手が好投手・垣ケ原が投じた2球目の直球を中前へ鮮やかに運び、二走・馬場崎を迎え入れ、3時間を超える熱闘に終止符を打った。
【佐賀新聞】