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釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】初心者鮎釣り教室 (2023/08/26 中津川)

2023-09-11 05:51:00 | JOFI神奈川

内水面の釣りの中でも難しく初心者にはハードルが高いだろう鮎の友釣りを、JOFI神奈川のインストラクターが指導して体験して貰いましょうというイベントです。

今回もにわか鮎釣りインストラクターとしてサポートします。

今回のために鮎タモ、オトリ缶、引き船を購入したので、道具一式が揃いました。

竿はベテランインストラクターからお下がりを譲っていただいたので、格好だけは一人前の鮎釣り師です。



タープと幟を立てて集合は9:00。
今回は6名の方が参加されますが、うち3名が女性です。

女性2人組はわざわざ千葉からお越しいただき、私が担当する女性は所沢から参加とのこと。

どちらの方々も地元の近くに良い川がありそうですが、ネットで調べても関東圏での鮎釣り教室がないそうです。
探しても東北や中部などで、参加が難しいものばかりだとのことでした。

この初心者鮎釣り教室が人気なのは、そんな事情があるのですね。
主催側としてやり甲斐を感じます。



天気は快晴。

川の水量も落ち着いていますが、先行して竿を出していたインストラクターによると、渋いとのことでした。

何とか釣って貰いたいですが、まずは友釣りを体験して雰囲気を知っていただければと思います。

ベテランインストラクターから注意事項をお話しして集合写真を撮ったら釣り開始です。

それぞれの参加者にインストラクターが付いてサポートします。


(当日の面々。JOFI神奈川のホームページから。)

私が担当する女性の方は船釣りをされるそうで、直近で湾フグやマダコに乗ったとのこと。
つい湾フグトークに花が咲いてしまいました。

付き添いのご主人はカメラ係。
聞くところによると、ご主人は釣りをやられず奥さま独りで釣りに行かれるとのこと。
友釣りは以前から興味があり、教室に申し込まれたそうです。


(実釣風景。JOFI神奈川のホームページから。)

奥さまはさすがに竿の扱いには馴れておられるものの、鮎竿の長さを持て余しています。
釣りをやっていても8mもの竿なんて初めてですよね。

段々と操作に馴れてくるに連れて、オトリ鮎をポイントに誘導できるようになりました。

ですが、ウェーダーでは流れに足を取られて移動がままならないようで、ポイント移動が難しいです。

安全第一ですから、無理せず探れる範囲で釣りましょう。


(指導中?JOFI神奈川のホームページから。)

1匹目のオトリがヘタったところで2匹目に替えると、元気良く泳いでくれます。

いくつかのポイントをかすめて、川の中央の岩の淵を目掛けて勢い良く走って行きます。

「気配ありますよ。近くに鮎がいるのかもしれませんね。」

と言ったところで、キタ!とアタリを取ってくれました。

ゆっくり竿を起こして寄せて貰うと、鮎の背に掛針がしっかり掛かっています。
抜き揚げて貰うと、斜め後ろをぐるっと周ってタモに収まりました。

これでホッと一息。
渋いと言われていたところで型を見て良かったです。
20cm弱の胸ビレ横に黄色い追い星が出た綺麗な鮎です。

初めて鮎を釣りあげてとても喜んでいただけました。

ここで11:00を迎えて休憩を入れます。


(八菅橋。)

水分補給や昼食を取り、12:00から釣りを再開。

釣れた野鮎をオトリにポイントを変えて挑みましたが、アタリが一度とドンコを釣り揚げたのみで13:00に終了になりました。

残念ですがお一人だけ掛けたもののバラして型を見ず。
多い方は4匹を釣られました。



(釣れた鮎たち。JOFI神奈川のホームページから。)

友釣りは、いかに早くオトリを野鮎に替えられるかが勝負です。

その点ではまだまだポイントの見極めが至らず、的確なサポートができていません。
自分でも経験を積んでレベルを上げていきたいです。

今年の鮎釣り教室は残すところ9月の1回になりました。

既に満員でキャンセル待ちになっていますが、ご興味があれば来シーズンに申し込みください。

スタッフ一同お待ちしています。


🐡

【釣】初心者鮎釣り教室 (2023/07/29 中津川)

2023-08-11 05:57:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主催する初心者鮎釣り教室。内水面の釣りの中でも難しく、初心者にはハードルが高いだろう鮎の友釣りを、JOFI神奈川のインストラクターが指導して体験して貰いましょうというイベントです。

今回も、実釣1回のにわか鮎釣りインストラクターとして友釣りのサポートに参加です。

今回のために、鮎タイツ、シューズ、ベルトを購入しました。
道具を一式揃えるにはまだまだ投資が必要です。
鮎の道具は海のものに比べて高いですねー。



場所は中津川の八菅橋下の川原。

好天なのでテントやタープを張ってキャンプを楽しんでいるご家族が多いですね。

参加者は5名。
それぞれにマンツーマンでインストラクターがサポートします。
中にはわざわざ浜松からお越しいただいた方もいます。

私は中学3年生の男の子を担当することになりました。
防波堤からの海釣りはやられているそうで、鮎釣りに興味を持って参加してくれました。
引率のお父さんは川辺で見学です。



晴天の下、放水がないので川は前回より穏やかな流れです。

先に川に入っている鮎釣り師の隙間を探して釣りを開始します。
川の対岸寄りを狙うために岸から離れた場所に立ち込みます。

水深は膝下くらいですが、川底の岩が滑るし、気を付けないと足を取られます。
鮎タイツとシューズだから立ち込み易いですが、参加者はもっと大変でしょう。


(実釣風景。JOFI神奈川のホームページから。)

中学生は、初めは鮎の長竿の扱いに苦労していましたが、馴れると様になって来ました。
オトリ鮎が川底で泳ぐように誘導します。

すると、度々オトリが川岸から離れるように泳ぎます。
他の鮎を嫌っての行動でしょうか。

岸寄りを狙って泳がせると、今度はどんどん川下に流されて行きます。

「竿を立ててオトリを戻して。

竿をサポートしてオトリを浮かせると、その下にもう1匹います。

「掛かってる!」

早々に鮎を1匹ゲット。
釣れてくれてホッとしました。

ただ、中学生は釣れた実感がなかったようで、急に引っ張られたのがアタリだったのかー、と振り返ります。

釣れた鮎とオトリを入れ替えて、同じスジを流してみます。
暫く繰り返すと、突然竿先が引っ張られます。

来た!

今度はアタリが分かったようで落ち着いて対処できています。

前半戦で2匹獲れて上々です。

水分補給の休憩を挟んで後半戦に挑みましたが、下流から上流へ風が強くなり竿やラインが煽られて苦労します。

結局、後半戦は釣れず仕舞でした。



残念ながらお1人だけ掛けたもののバラして型を見ず、多い方は7匹を獲ったそうです。

釣り教室は13:00に終えましたが、浜松から来た方のためにベテランインストラクターが残って延長レクチャーを実施しました。


(当日の面々。JOFI神奈川のホームページから。)

私はサポート2回目でしたが、まだ鮎がいそうなポイントが良く分かりません。
自分で経験しないことには始まりませんね。

初心者鮎釣り教室は9月末まで月1の開催です。
既にキャンセル待ちになっていますが、海釣り教室ともどもご参加をお待ちしています。


🐟

【釣】親子DEエンジョイフィッシングスクール (2023/07/23 イサキ 伝五郎丸)

2023-08-07 06:50:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行してサポートしつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

8月23日(日)に松輪港の伝五郎丸さんでイサキを開催しました。

今が旬のイサキは好調に釣れているようで期待が持てます。
釣って楽しく食べて美味しいイサキで盛り上がれると良いですね。



松輪港は出船が早いので集合時間は5:30で、7組み17名の親子が参加。
中には3世代で参加いただいた方もいました。

サポートのインストラクターは7名。
私は左舷胴の間で3世代で参加のお父さんと7歳の娘さんを担当します。

朝が早かったですが、夏休みに入って初の週末ですから、明日の学校の心配はありませんね。



続々松輪港を出発する他船に遅れて出船。
イサキ船団に後入りで合流になります。

コマセカゴに仕掛けは3本ハリ、オキアミを着けたエサ釣りで狙います。
食いが良ければ手返しが有利なウイリー仕掛けに変える作戦です。

女の子にはロッドキーパーと電動リールを用意して基本的な操作をレクチャーします。

ご家族にもう一人双子の女の子がいて、別のインストラクターが受け持ちますが、2人で双子の女の子にほぼ付きっきりで面倒を見ることになります。

2人揃って沢山のイサキを釣って貰いたいです。



剣崎沖で釣り開始。

イサキ船団がひしめく中で船同士の距離が近いです。



水面から18〜12mのタナをコマセを撒き過ぎず、コマセの帯に仕掛けを通すように誘うのがコツですが、小さい女の子には難しいです。

そこで、小さくコマセを撒き、1m巻いて待つ釣り方を繰り返して貰います。
電動リールなので女の子でもカウンターの数字を見て操作ができるのです。

暫く打ち返すとイサキが釣れ出しました。



コマセ詰めも出来るようになって、エサ付けだけをサポートして操作を指示してあげればほぼ独りで釣りが出来るようになりました。
親子3代の釣り家族だそうですからセンスがありますね。

キーパーに掛けたままのコマセ振りとリールの巻きスピードがマッチしているのでしょう。
周りが釣れなくても独り連チャンします。



お父さんやおじいちゃんを差し置いて順調にイサキを釣る姿に、

「凄いね。釣り名人だね!」

と言うと、喜んで更に集中して釣ってくれます。

昨年の教室ではイサキが釣れずにアジ狙いに切り替えたので、順調に釣れてホッとしました。

中には3本バリにパーフェクトもあって数が伸びます。


(イサキゲット!JOFI神奈川のホームページから。)

お父さんとおじいちゃんよりも双子の女の子がポンポンとイサキを揚げます。
周りの船の釣り人よりも良いペースです。

時々、表層を走るソウダガツオも掛かり大騒ぎ。
サバやタカベも顔を出します。



時間を追うごとに段々と食いが落ちてきますが、それでもポツポツとイサキが掛かるので飽きずに釣り続けてくれます。



娘さんは順調なので、ウイリー仕掛けに替えたお父さんに竿の構え方と誘い方をアドバイス。
ポツポツと追い上げますが、娘さんも追加するので追いつけません。



11:30の沖あがりの最後にイサキとソウダガツオを揚げて終了になりました。

女の子は30匹近く釣ったのではないでしょうか。



どのご家族も大漁で楽しんでいただけたみたいです。

順調に釣れ続いてくれると我々も気持ち晴れやかにのびのびと見守ることができますよ。



この日、リピートで何度も教室に参加してくれている中学生が独りで90匹以上の釣果を揚げました。

乗合船より短い時間で、他船のトップを上回る釣果を出すとは凄いです。

釣り教室の経験が釣技の上達に繋がることも嬉しいですが、参加した子供たちが将来インストラクターになって活動に参加してくれたらと思います。


(当日のインストラクターの面々。JOFI神奈川のホームページから。)

「親子DEエンジョイフィッシング」はこれから12月まで毎月の開催です。

皆さんとご一緒できることをスタッフ一同楽しみにしています。


🐡

【釣】初心者鮎釣り教室 (2023/06/18 中津川)

2023-06-23 05:54:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主催する初心者鮎釣り教室内水面の釣りの中でも難しく初心者にはハードルが高いだろう鮎の友釣りを、JOFI神奈川のインストラクターが指導して体験して貰いましょうというイベントです。

2週間前に友釣りの指南を受けて私も初参加します。



開催場所は宮ヶ瀬湖の下流、中津川に架かる八菅橋下の河原です。

河川敷にはテントやタープがたくさん立っていて、テント泊やデイキャンプを楽しんでいる方々が数多くいます。

ここは鮎釣りだけでなく、お手軽なアウトドアに持って来いの場所ですね。



教室は9:00集合。

タープにノボリを立てて参加者を待ちます。
本日は5組8名が参加。
小学生のお子さんが2名います。

川の状況は数日前の雨により上流の宮ヶ瀬ダムで放水されているため、水量が多く流れが早いです。
初心者には難しいコンディションですね。

しかも、同時刻にがまかつの「G杯争奪鮎釣り選手権」の地区予選が開催されていて、多くのベテラン鮎釣り師が川に入っています。



私は小学生のお子さんの親子を担当することになりました。

アジとタチウオの親子釣り教室には参加いただいたことがあるそうですが、鮎釣りは初とのこと。

竿と仕掛けのセッティングをして、いざ、川に向かいますが、大会中のため限られた範囲にしか入れません。

流れが急なため油断すると大人でも足を取られるくらいなので、岸よりに立つしかありません。


(実釣風景。JOFI神奈川のホームページから。)

基本操作をレクチャー後、仕掛けにオトリ鮎を着けて実際に竿を持って釣って貰います。

ですが、狭い範囲に固まって5組が10m近い竿で釣っているのですから、狙う場所も限られます。

流れが早く、小学生では川の中央辺りのポイントまで依ることができず、その手前でオトリ鮎を泳がせるしかできません。
それでも油断をすると強い流れに鮎が流されて川面に浮いてしまいます。

初心者には厳しすぎるコンディションですが頑張るしかありません。



お父さんと小学生のお子さんで交互に竿を持って友釣りを体験して貰います。

流れのたるみにオトリを導きますが音沙汰なしです。

見ている限り、G杯の釣り師にも釣れていないようです。

オトリを替え、掛けバリを替え、動ける範囲でポイントを変えても反応はなし。
中央から対岸寄りのポイントを攻めたいところですが、流れに足を取られて危険で近付けません。

状況が厳しいことは伝えていますが、この状態を打破する術がありません。



G杯の釣り師がポツポツと鮎を抜き揚げる姿を見ると気合いが入りますが、状況は変わらず。

釣り師が移動して空いたスペースに広がって違うポイントを狙ってみますが反応はありません。

鮎釣り教室とはいかず、友釣り体験教室という様相ですね。

開始から川の中で立ちっぱなしなので、11:00に休憩を入れます。



G杯地区予選は12:00までなので、それまで腹拵えと休憩です。

これまで教室で釣れたのは、揚げたら掛かってたという1匹のみ。

何とか釣っていただきたいところですが、船頭がいる船釣りと違ってポイントは自分たちで探さねばなりません。



G杯の釣り師が陸に上った12:00から釣りを再開。

これまでより下流を狙ってみましたが反応なし。

上流側の参加者に数匹釣れたとの情報を耳にして、お父さんに伝えます。
13:00にあがるとのことで、最後は上流を狙いたいというお子さんの意向に沿って移動します。

ここで元気なオトリ鮎を投入。
最後の期待を寄せます。

しかし、川幅が狭くなっている上流側は流れが更に早く、ハの字に広がる流れで中央に固まっている岩のポイントからオトリ鮎が戻されてしまいます。

これ以上近付けないところから竿を構えて誘導しますが、オトリがポイントに入れませんでした。

これでタイムアップ。
13:00であがりとなりました。


(釣れたのとオトリ鮎。)

全体では3組が鮎を釣ることができましたが、残念ながら2組が型を見れませんでした。

サポートしたご家族にはオトリ鮎を持ち帰っていただき、お礼もいただきましたが、どうすることもできず申し訳なかったです。

自らも経験を積んでしっかりサポートできるように頑張ります。

鮎釣り教室は6月から9月末まで毎月開催する予定です。
申し込みをお待ちしています。


🐟

【釣】鮎友釣りの指南を受ける

2023-06-16 07:07:00 | JOFI神奈川
私が所属しているJOFI(ジャパン・オフィシャル・フィッシング・インストラクター)神奈川は、海面部会、渓流部会、鮎部会に分かれて活動しています。

人数も多く活動が活発なのが海面部会で、親子釣り教室で船釣りのレクチャーをしています。

他の部会でも釣り教室を開催しているものの、インストラクターの人数が少なくて回数が回せないのが鮎部会。
高齢化により活動できる方が4名に減っては釣り教室の運営がままなりません。

ならば、海面部会のインストラクターに鮎釣りをレクチャーして支援体制を構築してはいかが?
ハードルが高い印象がある鮎釣りを教えて貰えるとあれば同じ釣り好き、手を挙げる人がいるでしょう。
と、JOFI役員会で発言したところ、それで行こう!となりました。

言い出しっぺの手前、私は当然の参加となり、海面部会から3名がベテランインストラクターから鮎の友釣りを教わることになりました。


(集合地点にノボリを立ててました。)

6月11日(日)。
中津川の八菅橋下の河川敷に集合。

あいにくの雨の中、カッパを着込んで教わる友釣りデビューです。

まずは、橋の下でセッティングから。
竿は9mのをお借りして、仕掛けは市販のもの。
この仕掛けが良く出来ていて、道糸部分と鼻環部分が長さ調節のため遊動式になっています。

海釣りの人間からすると繊細な仕掛けに目を見張ります。
フロロやナイロンの0.8号なんて普段使いませんからね。
フグのカットウ仕掛けのフロロは8〜10号なんで10分の1の細さですよ。

その仕掛けを竿先に着け、竿尻プラス15cmくらいの位置に鼻環が来るように長さを調整、ヒレ針の先にある自動ハリス止めに掛け針を着けます。
掛け針のハリスの長さは指4本ほどとのこと。
オトリ鮎の大きさに依って尻尾からプラス1〜2cmのところに掛け針が来るように調整します。

9mの竿を持ったままのセッティングに一苦労。
この長竿の取り回しが肝ですね。


(パラパラ降ってます。)

いよいよ川に入って友釣りを教わります。

最初の難関はオトリ鮎への鼻環着け。
手に水を着けてから優しく目を隠すように鮎の頭を握り、胴は支える程度、胴を握ると暴れるとのことです。
鼻環は鮎の鼻に対して真っ直ぐ通します。

オトリ鮎に負担を掛けないように水の中でここまでを10秒、できれば7〜8秒でこなすのが理想とのこと。

無理です。
何度も掴み損なって有に20秒は超えましたよ。


(竿が長いです。)

川に立ち込み、オトリ鮎をポイントに誘導します。

竿の構えは、川の流れに対して垂直に立って上流側に45度、高さも45度が理想のとのこと。

ラインは多少たるみが出るくらいで張らず緩めずをキープ。
その状態が鮎が自然に泳いでる目安になるそうです。

鮎は底にいるそうなので、オトリ鮎が浮いていては釣れません。
竿を上げるとオトリが底に潜るそうなので、構えを調節して上手く底をキープさせます。

ポイントを攻めて反応がなければ次のポイントへオトリを誘導します。


(オトリが入ってます。)

「あの辺りが良いポイントだよ」

と底の岩が黒っぽく見えている辺に誘導し、張らず緩めずの45度で竿を構えると、オトリ鮎が自分からポイントに泳いで行ってくれます。

「雰囲気あるよ。釣れそうだよ。」

と講師の言葉を聞き終わると同時にオトリではない活性が手元に伝わります。

「来た!」

竿を起こすと水面から2匹の鮎が飛び出し、引き寄せる間もなく掛け針の鮎はポチャンと川に落ちました。
サイズはオトリよりも一回り小さい10cmほどでした。

よもや抜き上げを教わる前に掛かるとは。

ここで前後したものの抜き上げを教わります。

鮎が掛かったら腰からタモを取り、タモを持ったまま竿を起こして、川から鮎を出さないように引き寄せて来ます。
近付いたところで竿を立て、更に竿を上げて鮎を抜き上げ、タモでキャッチ。

この時、竿と鮎が体の正面で一直線になるように操作しないと抜き上げた鮎は明後日の方向に飛んで行っちゃいます。

タモでキャッチしたら水中で釣れた鮎を外し、オトリと入れ替えます。


(自力でチャレンジ。)

一通り教わったので自力で釣ってみます。

先に釣り場に入っていて休憩中の釣り師に挨拶し、初心者のレクチャーである旨を話して貰っています。

その方々の前で釣ることになったのですが、「今日が鮎デビューか」と後から色々と教えていただき、竿を取ってオトリ鮎の誘導の仕方も指南いただきました。

オトリを休ませないように、浮かせずに底でしっかり泳がせることが大切だとのこと。
勉強になります。

ポイントを次々に探る方が良いですが、オトリ鮎がへばらないように優しく誘導する必要があります。

鮎の友釣りは仕掛けも操作もとても繊細な釣りなんですね。


(諸先輩方。)

良さげなポイントと思しき岩裏へ誘導し、底でオトリが落ち着くだろう位置で竿を構えると、ラインが収まります。
オトリ鮎が自ら居心地が良い位置へ泳いでくれる感じです。

雰囲気あるぞ。
頑張れ。

オトリ鮎を励まし、集中してラインの目印を眺め状態をキープすると、ククンと竿先が引っ張られます。
根掛かりか?アタリか?

更に集中するとブルブルと手に来ると同時に竿先が引き込まれます。

「掛かった!」

揚げ方を教わっているし、2度目とあって今度は落ち着いて対応できます。

体の正面で竿を構え、抜き揚げて宙を舞った2匹の鮎をタモでキャッチ、見事に納まりました。


(天然鮎ゲット。)

獲れたのは10cmちょいの小鮎。

小さいですが初の友釣りで記念すべき初釣果です。

「おおっ!釣れたかー!」

ギャラリーの方からもお声掛けいただきました。


(雨の中、皆さん頑張られます。)

釣りでこの充実感は久し振りの感覚です。

船釣りでは生き餌の釣りでマゴチやヒラメ、マダイも釣ったことがありますが、タナを取るくらいで鮎の友釣りほど生き餌をコントロールはしません。

川の流れと岩を読み、繊細な仕掛けで繊細にオトリ鮎を操って、狙ったポイントでオトリを働かせて掛ける。
オトリ鮎はエサではありませんから、パートナーのような感覚すら覚えます。

「沼」に例えられるほどハマるという友釣りですが、その理由が分かった気がします。

雨もあり、これで私は終了。

残念ながら他2人は型を見られずでした。今日は数日前の豪雨で宮ヶ瀬ダムの放水が続いていて水量が多く、流れが早かったとのことでした。
良コンディションの時に再挑戦したいです。

基礎の基礎を教わっただけの状態で次週には鮎釣りの支援をせねばなりません。

習うより慣れろなのでしょうが、さてどうなることか、ドキドキです。


🐡