自由広場

穿った独楽は廻る
遠心力は 今日も誰かを惹きこむ

一人暮らしストーリー。

2005-07-12 19:28:36 | どーでもいいことつらつらと。
ついに、住む部屋が決まりそうです。


紹介していただいたお部屋は20件以上にのぼり、実際に見に行った部屋は6、7件といったところでしょうか。

多いか少ないかは分からないけど、自分なりに吟味したなぁと思ってます。


まだ契約はしていないけれど、一応心に決めた部屋は、来た瞬間「ここだな」と直感的に感じました。インスピしました。シンクロしました。


とても静かな場所で、近くには林があり風通しもよく最近のこの陽気でも涼しい。

前に希望していた通り家賃は5万円以下だし、部屋も中々の広さ。
学校も近けりゃ多摩川も近い。最高だ。最高だ。



今はただ、誰か他の人にとられてしまう前に早く契約を済ませてしまいたい、という焦りでいっぱいです。

でも、そのためにはいくつかの障害があるわけでした。


それが、保証人です。


契約をするには、まず不動産屋を仲介してオーナーと話し合いをします。
オーナーは、自分が所有している部屋を貸してあげるわけですから、ちゃんと家賃を払ってくれる人、信頼できる人に貸してあげるってのは当たり前の話です。


うん、俺は信頼できる人です。自分で言うのもなんですけど。
だけど、それはやはり半人前の学生。ちゃんとした保証人がいないと信頼してくれないんですってさ。

その保証人の収入を見た上で、入居希望者と正式に契約を結ぶのです。

社会人ならもっとスムーズなことも、学生な俺の場合こんな壁にぶち当たりました。


なんだ簡単じゃないか、と思う方もいるかもしれません。

実際親元を離れて一人暮らししながら大学に通う方はたくさんいますし、そういう方はきっと親を保証人として契約を結んでいるのだと思います。


そう、親が保証人になってくれれば万事が上手くいくのです。





俺の場合、それができねぇ。


今ここに書くと適当がモットーの当ブログが、急にシリアスで湿っぽい感じになっちゃうので控えますが、自分の場合それができません。
親に保証人になってもらうことができません。


じゃあ、誰になってもらえばいいんだ?


友達の親になんか頼めません。金がらみのことで知り合いを巻き込むことは俺のポリシーに反するってもんだ。

もはや八方ふさがりな気分になりました。

俺はまだまだ未熟者で、収入も安定しない身なのかもしれない。
でもオーナーさん、俺を信じてよ!絶対逃げたりしないよ!ちゃんと払うよ!だから頼むよ!


なんて声は届かない。
金がすべてのこの世の中は、信頼すら金勘定の一つとして扱われる。
分かってはいても、やはりむなしいなぁ。


さて、沈んでなんかいられない。
こうなったら親戚を片っ端から当たるしかない。

俺を信頼してくれ、快く保証人となってくれる人を見つけなくては!



で。

案外簡単に見つかりました。

ほんと感謝です。相談したら二つ返事でOKしてくれました。



誰にも迷惑をかけずにやろうと思った一人暮らし。


でもやはり、誰かの手助けなしには成立しないものですね。
こうやってずっと誰かに支えられて生きていくのだ、それは当然のことなんだと初めて実感しました。

今までは当たり前のように誰かに支えられていたけど、これからはなんでも自分独りの力で!なんて考えた俺が甘かった。

そんなん不可能だ。

だから自分も誰かを支えなくてはいけない。支えられた分、誰かを助けてあげなくてはいけない。


考えてみれば、部屋を見つけるまでにもたくさんの人に手伝ってもらったじゃないか。
不動産屋の人、一緒に部屋を見てくれた友達、相談に乗ってくれた家族や友人、バイト先の皆様。



まだまだ自分は半人前です。
これからもたくさんの人たちに迷惑をかけるかもしれません。
それでもどうか温かい目で見守ってください。

協力してくれた皆さんに心より感謝します。





支えてくれる人、支えてあげる人がいつもそばにいてくれますように。