我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズムが発売!!

2021-09-28 18:04:04 | 宇宙戦艦ヤマト2205
遂に昨日(9月27日)、書籍及び電子書籍(Kindle版)でアクエリアス・アルゴリズムが発売となりました(^^)
その前後からTwitterでも「入手したよ!!」「読みましたよ!!」というツイートが次々に書き込まれまして、一日中ニヤニヤの止まらない「我が家」でしたw
そして今朝、著者の高島さんのツイートで知ったのですが、amazonの小説・文芸の新着ランキングで一位を獲得していました!!



「新着」ではない方のランキングでも十三位に入っていましたから、本当に沢山の方々にお買い上げいただいているようです。
本当にありがとうございます!!m(__)m

そして、一緒に火星沖海戦や太陽沖海戦を制作しているFGT2199さんが本書の紹介動画を作成下さいました(^^)
実はFGTさんには事前に献本をお送りして、「NG,タブーなしで歯に衣着せぬコメントをお願いします」とお願いしていたのです(^^)



いつものことながら、FGTさんのご指摘は見事に的を突いていて、ぐうの音も出ません(^_^;)
また、本書への言及には避けて通れない「完結編」及び「復活篇」についても触れていただきながら、本作の良い点、不満・問題点をそれぞれ挙げていただいています。
更に、本書を読むにあたって必要なヤマトの基礎知識的な事柄まで動画ラストにまとめていただき・・・・・・てか、FGTさんプレゼン力が高すぎるwww

そしてもうお一方、新旧ヤマト作品のバックグラウンドについて広く分析や評価を行っておられますymtetcさんにも同じくレビューをお願いしました(もちろんFGTさんと同じくタブーなしという条件でのお願いです)。
既にymtetcさんのブログで複数の記事を公開いただいています。

OGPイメージ

【ヤマト黎明篇】『アクエリアス・アルゴリズム』とは何か? - ymtetcのブログ

こんにちは。ymtetcです。 いよいよ、9月27日に発売を控えた『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』。Amazonからの...

ymtetcのブログ

 

OGPイメージ

【これからのヤマト】キーワードは「復権」 - ymtetcのブログ

こんにちは。ymtetcです。 〇ご報告 【ご報告】……が遅くなりましたが、FGT2199さんと同じく、私ymtetcも『宇宙戦艦ヤマト 黎...

ymtetcのブログ

 


一昨日の記事では、連載版を読まれていた際に感じておられた本作の「弱点」について、本日の記事では「復権」を切り口にリメイク版と本作に切り込んでおられます。
ymtetcさんのコラムはいつも着眼点が鋭い上に面白く、以前からよく拝読していました。
先ほどご紹介しました「弱点」につきましても、実は思い当たる点がありまくりでして(^-^;
逆に言えば、そうした弱点の自覚が書籍版への加筆・改訂に活かされている部分もありますので、今度は書籍版をお読みいただいた時のご評価が楽しみでもあります(^^)

FGT2199さん、ymtetcさん、本当にありがとうございました!!m(__)m

そんなこんなで、幸先よく旅立ちました「古くも新しいヤマト」である「黎明篇」、引き続き応援や後押しいただけましたら幸いです(^^)

↓kindle版

↓書籍版

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宇宙戦艦ヤマト黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム 販売情報まとめ

2021-09-10 18:17:04 | 宇宙戦艦ヤマト2205


いよいよ発売まで一ヶ月を切り、書影も公開されましたので、改めてアクエリアス・アルゴリズムの販売情報と関係者コメントをまとめたいと思います。
まずは基本情報です。

・発売日:2021年9月27日(月)
・サイズ:四六判(2199や2202小説版と同じサイズ)
・ページ数:356ページ(2199小説版と同じくらいのページ数)
・価格:1,485円(税込)
・著者:高島 雄哉 / 協力 アステロイド6
・イラスト umegrafix 梅野隆児
・メカニックファイル 西川 伸司
・販売媒体:本/Kindle

直近の嬉しいお知らせは電子書籍版の発売が決定したことですね(^^)
2202の小説版と同様、紙の本もとても有難みがあるのですが、外で読みたい時は携帯性にやや難がありました(個人の意見です)。
その点、電子書籍版は荷物の多い通勤時にも読みやすいですし、文字のサイズも選べるので、老眼の私にはありがたい・・・(^-^;
↓本版

↓電子書籍版


本記事のトップに挙げました表紙画はumegrafix 梅野隆児さんが手がけられました。
地球と曙光をバックに屹立するヤマトの艦首――書籍化にあたり新たに命名された「黎明篇」を具現化したような素晴らしいイラストだと思います(^^)
ウメグラさんのツイートによると、本版のカバーに用いられているのはかなり高級な用紙とのことで、イラストの素晴らしさを思う存分堪能いただける仕上がりになっているようです(^^)


本書には、ウメグラさんの手によるカバーイラストと挿絵イラスト以外にも、西川伸司さん作のメカイラストとその解説が掲載されます。
アクエリアス・アルゴリズムに登場する新メカのデザインは全て西川さんが手がけれていますが、そのコンセプトについて以下のようにツイートされています。

アクエリアス・アルゴリズムの作中では、完結編メカと復活篇メカ、更に本作初出のメカまでもが入り乱れながら、でも、それぞれのメカに役割と目的、必然性がしっかりと添えられています。
この点、アステロイド6内の議論では、アレも出したいコレも出したいと私はいつも暴走気味でしたね(初期にはム〇シを出したい!とか言ってたりw)

その新メカですが、さすがにメカニックファイルをそのままここに乗せる訳にはいかないので・・・RX@Y提督さんが描かれた素晴らしいファンアートをご覧いただきましょう!!
パワフルでマッシブな大型戦闘攻撃“コスモタイガーⅢ”です!!



このコスモタイガーⅢ、もちろん復活篇には登場しないのですが、「なぜ登場しないのか?」という点もちゃんと考えられて設定されています。
そして、特命を帯びて出撃するコスモタイガーⅢの護衛につくのが往年の名機コスモタイガーⅡ!!
メカ好きが燃えないわけないですよねw

そしてアクエリアス・アルゴリズムでは、他のヤマト作品とはまた異なるSFガジェットが随所に用いられているのも特徴です。
ここは著名なSF作家である高島さんの独壇場で、特に高島さんお気に入り(だと思う)の折原真帆を通じてそれが駆使されます。

上のツイートは、アステロイド6の中でも中心的な役割を果たされた岡秀樹さんのツイートです。
数日前から「宇宙戦艦ヤマト黎明篇アクエリアス・アルゴリズムの話」として、本作のアピールポイントやこぼれ話をツイッターで披露されています。
本日昼時点でツイート数は既に(16)になっていますので、ぜひ岡さんのアカウントから他のツイートも辿っていただければと思います(ツイートは毎日二つか三つずつをツリーにして公開されています)

ではでは、発売まで残り二週間余り。
本作が新たなヤマトの「黎明」となれるよう、できるだけ沢山の方にお読みいだけることを祈念しつつ、何卒宜しくお願い申し上げますm(__)m
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宇宙戦艦ヤマト黎明篇 ―アクエリアス・アルゴリズムーの予約が開始されました(^^)

2021-08-17 17:19:37 | 宇宙戦艦ヤマト2205


宇宙戦艦ヤマト公式ファンクラブ会報誌「ヤマトマガジン」で連載されていました、オリジナル版ヤマト「完結編」と「復活篇」を繋ぐ新たなオフィシャル・ストーリー「アクエリアス・アルゴリズム」がKADOKAWAさんから一般発売されます(^^)
タイトルは『宇宙戦艦ヤマト黎明篇 ―アクエリアス・アルゴリズム―』、発売日は「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章」の公開日の少し前、9月27日です。



ブログの方ではちゃんとご報告できていませんでしたが、実は本小説にはご縁がありまして・・・・・・。
本作の制作にあたり、作者であるSF作家 高島雄哉さんをバックアップし、作品世界の設定構築を支援する『アステロイド6』というブレーン集団が結成されました。
大変光栄なことに、そのメンバーの一人に私も加えていただいたのです。
お声をかけていただいた際、本作の企画意図を「本作を読んでもう一度復活篇を観返した時、全く違う作品に感じられるような小説にしたい」とご説明いただきました。
正直、「復活篇」に対してはプラスよりもマイナスの印象の方が遥かに大きかった私ですが(笑)、このご説明には確かな魅力を感じました。
もしそんな小説ができたら凄いことなんじゃないか、そしてそれは、子供の頃から現在に至るまで『ヤマト』という作品によって人生を豊かにしてもらっている自分が、『ヤマト』に対して為し得る最高の恩返しになるんじゃないか――そんな風に考えたからです。

そしておよそ2年をかけて完成しましたアクエリアス・アルゴリズム(略称AA)は、「完結編」と「復活篇」を両方ご覧になられた方、「完結編」のみご覧になられた方、いずれの方に対しても「響く」、そしてリメイク版とは異なる魅力を持つ作品に仕上がったと思います。
また、連載終了後も高島さんを筆頭にアステロイド6全員で引き続き内容のブラッシュアップに努めましたので、連載版から更に完成度はアップしています(実際、冒頭のプロローグは一から書き起こされたものです)

尚、「アクエリアス・アルゴリズム」は一本の小説としてきちんと完結していますが、書籍化にあたって改めて命名されました『黎明篇』は、更なる広がりを持ち得る作品です。
連載版をお読みになられた方は既にお気づきかと思いますが、AAのラストの状況は「復活篇」の冒頭にはまだ直接接続していないからです。
未だ道半ば、何としてもそこまで描き切りたい――というのが本作に携わったメンバー全員の気持ちであり、是非この本をご購入いただき、そのチャンスを与えていただきたいのですm(__)m

そしてこの道を更に更に更に・・・・・・繋いでいくことができれば、復活篇第二部以降の姿が見えてくる日も・・・・・・と、これは私個人が勝手に想像していることではありますが、決してあり得ない話ではないと思います(^^)
そんな訳で皆さま、『宇宙戦艦ヤマト黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム』ぜひご購入下さいませm(__)m
そしてお読みいただく前に、一度「完結編」を観返していただけましたら、得られる面白さと感動は一層大きくなると思います(^^)





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宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 冒頭6分18秒に見るガミラス軍の戦術(ネタバレ有)

2021-07-03 22:28:46 | 宇宙戦艦ヤマト2205
6月29日(火)『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』を劇場鑑賞してきました(三度目w)。
そのラストで上映された2205冒頭6分18秒を視聴することができましたので、公開開始から一週間も経ったことですし、そろそろ内容に触れたいと思います。
ただ、ストーリーの根幹はできるだけ避けて、劇中で示されたガミラス軍の戦術・作戦面に絞って書いてみることにしました。
とはいえ、一度しか観ていない映像の記憶を辿って書いたものですし、私が感じたことをそのまま書いているだけなので、実際の設定とはかけ離れている可能性も大です(笑)
その点は何卒ご容赦下さい。


(デスラー戦闘空母、全然手入れてしてなかったので、真っ白になってました(汗))

さてさて、ではお立合い。
ガミラス軍の戦略目標は、某勢力『B』の掌握する某惑星『G』の奪取。
それを具現化するための戦術目標は、惑星G軌道上及び地上に展開するB軍艦隊の無力化、更には惑星周辺を含めた制宙権の獲得です。
また、上記戦略・戦術目標より更に上位の“絶対目標”として、惑星『G』に上陸済みのガミラス軍最高指揮官〈アベルト・デスラー〉の安全確保があります。

これら目標を達成するためにガミラス軍が採った作戦の第一フェーズは、地上に展開するB軍(駐留艦隊含)と軌道上の艦隊との通信遮断です。



この通信遮断のための電子攻撃(EA)は大規模なものではありますが、軌道上の艦隊に対してのみ行われ、地上に対しては行われていない可能性があります。
惑星Gの地上には極めて大規模なリモート式“人民統制システム”が存在し、地上に対しバラージ・ジャミング(全周波数帯にノイズ電波を放射する)に類する通信妨害を行うと、ノイズ信号により上記システムが誤作動を起こすことが懸念されるからです。
この為、軌道上の艦隊のみをターゲットにEAが実施されたと予想します。
そして、このEAの効果を最大限に高めるべく、極上の『餌』が用意されていました。

2202のラストに登場した蒼い巨大ゲルバデス級――臨時デウスーラ(仮名)――です。

直前までB軍艦隊のセンシング的注目を一身に集めていた臨時デウスーラの「自爆」、更にそれと同時に展開されたEA(電子攻撃)フィールドにより、B軍艦隊は一時的に通信機能とセンシング能力を大きく低下させてしまいます。
尚、ここでの臨時デウスーラの自爆は周囲のB軍艦艇に物理的ダメージを与えたように見えませんでした。
ここでもやはり、地上に爆発影響が及ぶのを避けたのかもしれません。

【閑話休題】デウスーラⅢ世のカラーリング
・B軍はデスラー砲の存在を既に認識しており、それに強い脅威を覚えている。
・蒼い臨時デウスーラはB軍にデスラー砲搭載艦と認識されていた。

劇中で示された以上二点の事実から、本作戦の直前までデウスーラⅢ世も臨時デウスーラと同じ蒼カラーだったのかも?と感じました。
もし「デスラー砲搭載艦は蒼い大型艦(戦闘空母)である」という認識をB軍に予め植え付けていたのなら、それを逆手にとった欺瞞作戦(替玉作戦)は極めて効果的です。
デスラー砲発射時のシルエットが酷似している臨時デウスーラをデウスーラⅢ世のダミーとする一方、本物のデウスーラⅢ世は紅く塗り替えることで通常のゲルバデス級に偽装するという訳です。
B軍はデスラーが乗ってきたことと合せて、すっかり騙されてしまったようですね(もちろんB軍はデスラーが乗ってきた大型艦というだけでデスラー砲搭載艦だと信じた可能性もありますが)。
自らの旗艦に施した民族的象徴色である『蒼』を、偽装工作のために塗り潰してしまうという行いは、一見デスラーのプライドの高さからすると彼らしからぬとも感じてしまいますが、2202後半のヤマトへの奇襲や今回公開された2205冒頭6分での彼の振る舞いを見る限り、今のデスラーなら何の躊躇いもなく『やる』と思います。
本欺瞞作戦を確実なものにすべく、危険を顧みず自ら敵の中枢に乗り込んだ行動力、惑星Gの平和的譲渡の僅かな可能性にかけてプライドを捨ててまで示した外交的媚態、それらからも今のデスラーの姿勢と覚悟のほどが分かります。
「どんな犠牲を払おうと、必要なものは必ず手に入れろ」というデスラー家の教え以上に、兄や甥から託された使命の重さを感じずにはいられませんでした――(冒頭で一瞬だけ兄が映るシーンがあるのですが、個人的には甥の姿も映して欲しかったです)。



さて、本題に戻って、ここからいよいよ作戦第二フェーズです。
欺瞞作戦が奏功し、第一フェーズは完全な成功を収めました。
最も脅威度が高かった軌道上のB軍艦隊は耳目を塞がれ、地上の友軍(地上部隊/艦隊)との通信も途絶しています。
第二フェイズの作戦目標は軌道上及び地上停泊中のB軍艦隊の無力化です。
軌道上の艦隊に対しては、瞬間物質移送機(転送システム)による奇襲が加えられました――いわゆるドメル戦法です。
この時、露払いとしてB軍艦隊に一番槍をつけたのは大型艦上雷撃機であるドルシーラでした。



七色星団海戦(2199)でカリス・クライツェが率いた第三次攻撃隊の苦境と壊滅が示すとおり、本機は艦載機としての攻撃力はスヌーカより高いものの、生存性(機動力及び防御力)は決して高いとは言えません。
故に、軌道上のB軍艦隊が混乱し、奇襲に対してまともな初動対応ができない緒戦に投入されたのだと思います。
また同時に、彼らには臨時デウスーラ自爆によるEAが不首尾に終わった場合、それを一早く察知し、本隊(艦隊)に伝えるプローブとしての役割も期待されていたかもしれません。
惑星Gの重要度、そして何よりデスラーの存在を考えれば、本作戦は絶対に中止できませんので、EAの結果如何により、それこそデスラーが捕縛された場合の奪還も含め様々な作戦オプションが用意されていたと思います。
また、ドルシーラ隊のプローブ的運用については、本隊との距離に起因する通信タイムラグの問題はありますが、超空間通信を使いこなしている彼らのことですから、戦術的距離における通信タイムラグなど、比較的容易に解決可能に思えます。
また、本作戦に対する彼らの並々ならぬ「気合」と「覚悟」を考えれば、野戦型の通信インフラを極秘裏に設置するなど、事前の作戦準備も万端でしょうし(そうした隠密任務に最適な艦もありますしw)。

そして大挙殺到したドルシーラ隊の奇襲により、軌道上のB軍艦隊の混乱は更に拡大しました。
ここで遂に、ガミラス艦隊(本隊)が満を持して戦場に到着します。
B軍艦隊の直近にワープアウトした彼らは、新たな艦載機隊を急速発艦させつつB軍艦隊に突撃をかけます。
本来、ワープアウト直後は最も脆弱な瞬間なのですが、露払い役のドルシーラ隊がしっかりと安全確保の任を果たしているので、混乱したB軍艦隊はガ軍艦隊を押し止められたかもしれない唯一の機会を逃してしまいます。
対照的に、ガミラス艦隊の攻撃は準備万端であっただけに、全く抜け目がありません。
B軍艦隊への攻撃もセオリー通り側面から行われていました。
オリジナル版と同様、B軍艦艇は回転式(旋回式)砲塔を有していないようなので、艦側面に対する火力密度が低い(皆無ではないにしろ)ことをガミラス軍は理解しているのでしょう。
※7月4日追記:さたびーさんから「下からアームで持ち上げて旋回させる方式の砲架があったのではないか」とコメントいただきました。ありがとうございますm(__)m

この攻撃の際、艦隊と共に突撃したガミラス軍艦載機はスヌーカでした。



本機は、状況によっては戦闘機の代用としても使える機動性を持つとガミラスでは評されているようで、バレラスタワー上空の航空戦(2199)にも投入されていましたし、こうした乱戦下でも生存性と対艦攻撃力を両立できるとの判断から主力として投入されたのだと思います。
そして、艦艇と艦載機が同時に殴り込む戦術(「艦機同時攻撃」とでも称するべきか)は、第三次火星沖海戦(2202)でバーガー戦闘団が採った戦術でもありました。
我よりも優勢な敵艦隊に対して、瞬間的に攻撃力を倍増させることで、戦場のイニシアティブを一気に握ってしまおうという戦術なのでしょう(個人的には「バーガー戦法」と名づけたいです)。
敵軍が緒戦の大損害を堪えて粘り強く戦い続けた場合こそ、継戦能力的なリスクも大きい(艦載機隊が搭載弾を射耗すると、攻撃能力が大きく低下する)ですが、敵軍の士気が崩壊して総崩れとなってしまえば緒戦の勢いのまま一気に押し切ってしまえるという大きなリターンが期待できます。
そんなハイリスク・ハイリターンの戦術を縦横に使いこなしているタランやバーガーたち――デスラーに付き従うガミラス軍の練度と士気の高さが垣間見えますね。
そして、ガミラス軍はこのハイリスク・ハイリターンの賭けに勝ち、惑星G軌道上での戦いを一方的な展開で終えたようです。
きっとガミラス軍が継戦能力の限界に達する前に、B軍艦隊の士気と統制が崩壊してしまったのでしょう。
あれ?そういやバーガー、ノイ・バルは?www



残るは地上に停泊しているB軍艦隊です。
軌道上の艦隊とは連絡がつかないながらも、目視を含む地上からの観測で軌道上の艦隊が交戦状態に入ったことはさすがに把握したと思います。
急ぎ、緊急出港/出撃の準備を始めたところに、上空から大量のミサイル群が降り注ぎます。
付近の海底に潜んでいた次元潜航艦群によるミサイル攻撃でした。
画面に映っていたのはUX-01と同型艦の2隻だけだったと思いますが、雨霰と降り注いだミサイルの数からすると、あるいは他にも潜んでいる艦があったのかもしれません。
ただ、UX-01は艦形が小さく、亜空間航行用の装備にペイロードを取られていることもあって、弾薬搭載量は少なそうです。
今後、膨大な戦力を有するB軍艦隊との戦いを考えれば、より大型の新型艦が欲しくもなってきますねw



ではでは、記憶している戦いとそこから感じたことは以上ですが、いかがだったでしょうか?
公開された冒頭は全体でも6分余りなので、実際にガ軍が戦っていたシーンは半分くらいだったかもしれませんが、それでもこれくらいあれこれと考えてしまいたくなるくらい盛り沢山で濃密な映像でした。
更に、私のような素人なりにも「この兵器を用いた意図はこうじゃないか?」と考えてしまいたくなる演出が多かったようにも思います。
前作の「考えるな感じろ」的な演出とはかなり違って「色々考えて楽しんで」と言われている気がしました。

どうですか?観たくなってきたでしょ?w
多くの劇場での「時代」公開は7月1日に終了しましたが、以下の劇場では来週木曜日(7月8日)まで上映しており、件の2205冒頭6分18秒も観ることができますので、ご興味を持たれた方は是非!!

新宿ピカデリー
TOHOシネマズ海老名
イオンシネマ新潟南
なんばパークスシネマ
イオンシネマ綾川






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宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ちは戦闘空母の夢を見るのか?

2021-06-27 13:48:44 | 宇宙戦艦ヤマト2205


6月25日(金)に公開されました「宇宙戦艦ヤマトという時代」の第三回宣伝会議で、かねてより登場がアナウンスされていました戦闘空母「ヒュウガ」の新たなビジュアルが公開されました。



↑動画内で示された設定画はまさにこんな感じでして、PS版戦闘空母(戦斗空母)を彷彿とさせるデザインになっています。
宣伝会議での福井さんのコメントによると、当初ヒュウガも補給母艦アスカ(こちらはオリジナル版2の宇宙空母をイメージさせるデザイン)と同じデザインになる予定だったとか。
それを地球側メカのデザインを担当されている玉盛さんのご意見もあり、今回公開された戦闘空母デザインに変更されたとの事でした。

福井さんの説明は冗談も交えてのサラッとしたものでしたが、その実現には沢山の関係者の方々の尽力と決断が必要だったと思います。
一ファンとして改めてお礼申し上げたいです!!m(__)m

こうなると待たれるのは、1/1000やメカコレでのキット発売ですねぇ~♪(*''▽'')。
それが実現するようにまずは1/1000補給母艦アスカを買い揃えたいと思います。



今のところ、諸元などの設定的な部分は全く明らかにされていませんが、私的に気になるのは全長です。
PSゲームの設定資料集にはオリジナルの主力戦艦の四割増しくらいという記述があり、この点からPS版戦闘空母の全長は330メートルくらいのサイズと理解されることが多かった気がします。
ただ、模型などで艦橋や主砲塔などの艤装品サイズのバランスから見ると、240メートル級の主力戦艦をストレッチして330メートルというのはかなり厳しい印象がありました。
私的には戦闘空母ヒュウガが300メートル弱、補給母艦アスカが280メートルくらいの全長と予想しますが、はてさて。

また、この「ヒュウガ」という艦名ですが、航空戦艦に改装された旧帝国海軍の戦艦「日向」が連想され、戦艦と空母のハイブリッドである戦闘空母の艦名にはピッタリだと思います。
ただ同時に、アスカの同型艦(同デザイン)だったという構想当初には、大和の国に関係する別の艦名が予定されていたんじゃないかな?とも思ったり(あるいは、逆にアスカの方が「イセ」とネーミングされていた可能性もあるかも?)。
昨日、ブログにてこの件をツイートしたところ、「日向は天孫降臨、すなわち天照大神の孫ニニギノミコトが降り立った地」なので別に不自然ではないですよ、という御意見や



葛城(カツラギ)はどうでしょう?という御意見、



おすすめは斑鳩(イカルガ)ですねという御意見まで様々いただきました。



ちなみに私は吉野(ヨシノ)というのも考えたのですが、私の案を除けばどれもしっかり筋が通っていますね。
この辺り、補給母艦が登場する二次創作を書かれる御予定の方、ぜひ参考になさって下さいませw

しかしこの「新たなる旅立ち」という作品、シリーズ屈指の戦闘空母が大活躍する話になりそうな気がします。
既に2205予告で示されているように、2202ラストに登場した蒼い巨大なゲルバデス級は何らかの意図(ビジュアル的には波動共鳴的な効果を狙っているようにも見えます)をもって爆散されるようですが、その後を継ぐデウスーラⅢ世――紅い戦闘空母――はヤマトと双璧を為す本作の主役艦になるのは確実です。
更には、先日の記事で簡易改装により特設戦闘空母化されたんじゃないかと妄想したランベアもいますし。

蒼いゲルバデスは、下手をすると2205では「無かったこと」にされてしまうんじゃないかと危惧していましたが、いい意味で裏切られましたね。
また、その爆散にはデスラーにとっても制作陣にとっても何らかの「決別」のような想いを感じずにはいられません。

デウスーラⅢの「紅」については、以前こんな↓ツイートをしました。



いつもながらの考えすぎかもしれませんがw
よりシンプルに考えると、元々は新型デスラー砲を搭載する試作艦という位置づけで、それを塗り替えも間に合わないくらい急いで御座艦に仕立て直したというのもありかも。



何にせよ、2202ではあまり活躍の機会を与えられなかった航空隊共々、これら戦闘空母群の活躍と見せ場に期待が高まりますね。
そして是非それらの艦の1/1000でのキット化を・・・・・・っ!!








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