5月20日の京都第6R(3歳1勝クラス、ダ1200)に当場生産馬のドンアミティエ号が出走しました。
ここ2走の3歳1勝クラスで3着、2着と来ていたドンアミティエは今回のレースを1番人気で迎えました。
スタート良く出たドンアミティエは他馬と並びながら先頭を窺うなかで、結局先頭に立つ形でレースを進めます。
最終コーナーを回って直線を迎えると、鞍上のゴーサインに応えるようにさらに加速して、最後は2着馬に9馬身差をつけて優勝しました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2021年のサマーセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。
サマーセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。
【1歳時のドンアミティエ】
本馬は、当場が大事に育てているモガミヒメ牝系の出身です。
血統的には今年のG1天皇賞(春)で2着したディープボンドの従弟に当る血統で、同じファミリーには今年のG2AJCC勝ち馬ノースブリッジもいます。
また、本馬の母クラシックスはJRA勝ち鞍こそありませんが、ディープボンドの母ゼフィランサスの全妹という当場期待の血統です。
初仔のドンアミティエのほかに、2番仔のライトヴェールは先日のホッカイドウ競馬のフレッシュチャレンジを9馬身差で圧勝しています。
現在、クラシックスはキズナの仔を受胎中なので、来年は血統的にディープボンドと同血とも言える配合馬が生まれる予定です。
そして、5月21日の新潟第11R韋駄天S(OP)には当場生産馬でターファイトクラブに提供しているメディーヴァル号が出走しました。
ダート路線で2勝クラスまでは勝っていたメディーヴァルですが、3勝クラスでの近走は掲示板までがやっとというレースが続いていました。
今回もダ1400を予定していましたが、予定していたレースが除外により使えなさそうということで、この韋駄天Sに回ってきたという状況でした。
ただ、3勝クラスで最近のレース内容にしては6番人気まで支持してもらったメディーヴァルは、スタートを無難にこなして外目の中団でレースを進めます。
途中、鞍上の西塚騎手が進路を探すような場面がありましたが、進路が空いてからは見事な伸び脚を見せてくれて、最後は2着馬に1/2馬身差をつけて優勝しました。
出資会員の皆さま優勝おめでとうございます。
募集当時の本馬の紹介文は、以下のリンクからご参照ください。
【血統・配合】メジェルダの2018(ターファイトクラブ提供馬 牡 父アジアエクスプレス)
母メジェルダも新潟直1000を使ったことがありましたが、残念ながら彼女には合わないレースでした。
ただ、その息子である本馬は久々の芝レースでも素晴らしい適性を示してくれました。
馬の体調にもよりますが、レース後に調教師の先生と話したなかでは、G3アイビスサマーダッシュも選択肢に入ってくるようです。
デビュー戦以来の芝レースで、しかも24戦目にして芝レース初勝利という新境地を開いてくれたメディーヴァル。
この牝系を何世代も応援してくださっている方々も含めて、多くの出資会員さんにお世話になっている馬なので、さらにもう一花咲かせるような活躍を期待したいと思います。