ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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ウクライナ侵攻開始から9か月

2022-11-24 22:03:02 | 時事


ウクライナ侵攻開始から9か月が経過しました。

依然として、双方とも決め手を欠くなかで消耗戦が続いているという様相です。


最近の動きとして、欧州議会が、ロシアを「テロ国家」に認定するという決議がありました。
今さらという話ではありますが、一定の政治的意味はあるかもしれません。

いっぽうで、ポーランドにミサイルが着弾した問題というのもあります。
ウクライナ側が迎撃用に発射したミサイルという見方が強まっていますが、ウクライナ側は頑なな姿勢をとっており、これが風向きを微妙に変える要素になりかねないという話にもなってきました。

この件に関しては、そもそもロシアが戦争をしかけなければ起きなかったことなのだから、直接にはウクライナ側による誤爆であるとしても突き詰めて考えればロシア側に責任がある――という意見が国際社会の大勢になっているようで、私もそれでいいと思います。

もう一つ、最近の動きで大きいのは、アメリカの中間選挙でしょうか。
下馬評ほどでなかったとはいえ、民主党はかなりの苦戦を強いられ、下院は共和党に奪還されました。ウクライナに対する“支援疲れ”がその一因ともいわれており……これでアメリカの態度が変わってくると、ウクライナ戦争の先行きにも影響してくるでしょう。それは、停戦、和平交渉という方向にむかうはずです。ただ、ロシア側が態勢をたてなおして侵攻再開とならない方策を考える必要はありますが……