むらぎものロココ

見たもの、聴いたもの、読んだものの記録

怖るべきものの始め

2005-03-25 21:17:00 | jazz
kuhnCHILDHOOD IS FOREVER
 
  
Steve Kuhn(p) Steve Swallow(b)
Aldo Romano(ds)

このアルバムは1曲目の「夜は千の眼を持つ」に尽きる。物憂げで耽美的な演奏が次第に強度を高めていき、狂気のスペクタクルへと突き進む。

……美は怖るべきものの始めにほかならぬのだから。われわれが、かろうじてそれに堪え、嘆賞の声をあげるのも、それは美がわれわれを微塵にくだくことをとるに足らぬこととしているからだ。(リルケ「ドゥイノの悲歌」手塚富雄訳)

収録曲
1.THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
2.SPRING CAN REALLY HANG YOU THE MOST
3.BAUBLES, BANGLES AND BEADS
4.THE MEANING OF THE BLUES
5.ALL THAT'S LEFT
6.I WAITED FOR YOU
7.EIDERDOWN


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