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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

72話 分相応 (アーロンパーク-4)

2015年09月12日 | 東の海編





アーロンは、”ある用事”と、逃げた長ッ鼻を捕まえる為に、ココヤシ村に出向いた。
”ある用事”とは、「ココヤシ村」の駐在のゲンゾウが、人間は武器を所有してはならないという規則を破って武器を所有していた為、反乱者としてみせしめに処刑する為だった。




つい先日、アーロンは毎月の”奉貢”を払えなかった大港町「ゴザ」を反乱とみなして、町ごと消していた。
アーロンが支配する20の人間の町村では、毎月毎月貢ぎ金を徴収されている。ここでは大人も子供も皆、魚人から自分の命を金で買っている。村でたった一人でも”奉貢”が払えなければ、即座にその村は潰されて全滅されられる。

アーロンは、「いいか!!下等な人間は何も考えずにせっせと金を納めりゃいいんだ!!てめぇらの”奉貢”はやがて「東の海」を統べる「アーロン帝国」の礎になる!!!!おれ達は”至高の種族”だ!!!」と言い放った。
”種族主義”の魚人にとって、異種族の人間が死のうが生きようが、どうでもよかった。


アーロンは、人間の数十倍はあると言われる力でゲンゾウを鷲掴みにして持ちあげ、壁にその体をぶち当てた。
抵抗しようものなら、村ごと消し去られてしまう・・。
それでも村人達がゲンゾウを助けに入ろうとするのを、ゲンゾウが止めた。
「皆家に入れ!ここで暴れては、私達の8年が無駄になる!!戦って”死ぬこと”で支配を拒むつもりなら、”あの時”すでにそうしていた!!私達は耐え忍ぶという闘いをすると決めたのだ!!生きる為に!!誰も手を出してはいかん!!死んでしまっては全てが終わる!!!私が死んでも戦うことをやめるな・・・!!!」


アーロンは、そのゲンゾウの言葉を笑い、ゲンゾウのなぶり殺しを始めた。
「いい事を言う。そう、生きることは大切だ、分相応にな!!生物は皆、生まれながらに平等じゃねェんだよシャハハハ!!!」





その時、屋根の上に仁王立ちした長ッ鼻の男が、アーロンに【火薬弾】を撃ち込んだ。
「おれの名は勇敢なる海の戦士、キャプテン・ウソップ!!」と叫ぶも、その足は恐怖でガタガタと揺れていた。








下等な人間に反撃されたアーロンは、怒り狂い、魚人の部下達がウソップを追った為、ゲンゾウの処刑は中断して命拾いした。




その騒ぎが鎮まりかけた頃、村にナミがやってきたが、村人達はナミを見るや、皆家に入り戸を固く閉ざして拒絶した。
残ったのは、ノジコとゲンゾウだけだったが、ゲンゾウもまたその口を堅く閉ざしていた。
ナミは、アーロンがココヤシ村に来たことを心配して様子を見に来たのだった。



ナミはノジコと連れ立って、海を望む丘にあるベルメールさんの墓に参った。
「あと700万ベリー・・・。アーロンとの約束まであと少し。何が何でも1億ベリー稼いで、私はこの村を買うの!!」とベルメールさんの墓に向かってにっこりと笑った。





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