坂道では、ルフィとゾロの二人でほとんどの海賊達をやっつけてしまっていたが、催眠術師のジャンゴが、力絶えて倒れこんでいる部下達に催眠をかけた。
「お前らは強くなる・・・だんだん強くなる!!」
催眠術にかかった海賊達は、崖をえぐる程の凶暴さになって復活した。
だが、その様子を見ていたルフィが勝手に催眠術にかかってしまい、手がつけられない程狂暴になっていた。
催眠術のかかったルフィは、 . . . 本文を読む
ウソップ達が待ち構える村に入る坂道ではなく、奥まって人目につかない海岸に海賊が上陸したことを知った4人は、大慌てで場所を変えた。走れば3分。
だが、島の地理に疎いルフィとゾロは、目指す海岸へはなかなか辿りつけなかった。
その為ウソップは、たった一人で海賊団を待ち受けることとなる。
始めて見る本物の海賊襲撃、その圧倒的な数・・・。
ビビル気持ちを必死で抑えて、得意のホラで、ナミ達の船に . . . 本文を読む
空には三日月がぽっかりと昇っていた。
この夜が明けた時、この村は戦場となり、カヤは殺される。
海賊と戦うと決めたウソップだが、言葉とは裏腹に足の震えが止まらなかった。
そんな姿をルフィ達に見られたウソップは、「同情なら帰れ！！」と怒鳴ったが、3人の眼差しは真剣だった。
「立派だと思うから手を貸すんだ。」「同情なんかで命懸けるか!」
4人は、自分達に出来る事を確認しあった。
ウソッ . . . 本文を読む
ウソップの叫びは、村人の誰も信じてはくれなかった。
そこでウソップは、カヤの屋敷に乗り込んで、必死で海で聞いた話をするが、カヤも信じようとはしなかった。
そればかりか、さっきの仕返しに、クラハドールに嫌がらせをしに来たと思われてしまった。
「あなたのウソには、いつも夢があってバカバカしくて、本当に楽しいから、私、あなたのつくウソが大好きだったのに!!どうしてそんな事言うの!!?最低よ!!」 . . . 本文を読む
ハート眼鏡の怪しい男は、クラハドール執事の事を、「キャプテン・クロ」と呼んでいた。
キャプテン・クロと言えば、計算高い略奪を繰り返す事で有名な海賊だった。
二人の男の話しはこうだった。
3年前に海賊を辞めたキャプテン・クロは、身代わりを処刑させて、世間にキャプテン・クロ
は死んだと思わせておいたうえで、金持ちから自然に怪しまれずに財産を奪う計画を実行していた。
その狙われた金持ちが . . . 本文を読む
ウソップに殴りつけられたクラハドールは、なおもウソップの父と、ウソップへの侮辱を辞めなかった。
ウソップがもう一発殴ろうとした時、カヤが割って入った。
「やめてウソップさん!!!もうこれ以上の暴力は!!!」
カヤの加勢を得て、クラハドールは「二度とこの屋敷には近づくな!!!」とウソップと、ルフィ達を追い出した。
これはカヤの望んだ結果ではなかった。
だがクラハドールは、カヤの両親に . . . 本文を読む
ウソップがルフィ達と別れて出て行った後、ウソップ海賊団の小さな3人のクルー達が、船長奪還に乗り込んできた。
小さなクルー達は、ウソップがそこにはおらず、お屋敷に行く時間だと気付いた。
「何しに行ったんだよ」との質問に、クルー達は「うそつきに!」と答えた。
うそつきは、立派な事だと彼等は言う。
ウソップは、1年前から元気をなくし、病気で外に出ることの出来ないカヤお嬢様を元気づける為、毎日 . . . 本文を読む
「無謀だわ」とナミが呆れて言った。
ナミは、船員も船も装備も食料もないまま、小舟で世界で最も危険な場所である”グランドライン”へ突入するなんて無謀過ぎるので、船員と大きな船を用意する為、近くの島に立ち寄ることとした。
その頃、近くの島では、村の若者ウソップが海を眺めていた。
今日もいつもと同じ、退屈な日が明ける。
代わり映えのない平和な村に、代り映えのないウソップの声が響いた。
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ナミは、ルフィとゾロと一緒に航海してみて、その無計画ぶりに驚いた。
航海術がないばかりか、食糧も水も積まずに出航していたからだ。
ナミは、なんだかんだ言いながら、この二人の世話をやいていた。
世話ついでに、ルフィの麦わら帽の破れを、つくろってやった。
ルフィとゾロは、ナミの忠告も聞かずに、とりあえず見つけた近くの島に上陸した。
その島には、何やら奇妙な動物がたくさん居るようで、ルフ . . . 本文を読む
ルフィは「勝ったんだから、これで改めて仲間になるんだよな!」とナミを仲間に誘った。
ナミは「手を組むの!!いいよ、あんたといると儲かりそうだしね」ととりあえず"手を組む"ことを了承した。
その頃、町長を心配した町の人達が、海賊と遭遇する危険を顧みずに避難所から町へ戻ってきていた。
町の人達は気絶した町長を見つけると、口々に心配して集まってきた。
そこにルフィが「あ、ごめん。その . . . 本文を読む