傍にいたイワンコフも、ドラゴンの血を感じてルフィへの思いを新たにしたが、白ひげははっきりと皆へ命令した。 「野郎共!!麦わらのルフィを全力で援護しろォ!!!」
白ひげは賭けたのだ。この戦況で、特別な能力を持つ小僧に未来を賭けた。
(やってみろ小僧・・・、お前も”Dの意思”を継ぐ者ならば、この時代のその先をおれに見せてみろ!!!)
白ひげの号令を機に、その場にいた海賊達が一斉にルフィ . . . 本文を読む
テンションホルモンで復活したルフィは、一直線にエースの処刑台へと向かった。
進む先にはコビーがいる。
コビーは、向かい来るルフィを殺す気で戦わないといけない、と思ったが、ルフィの本気度の方が勝っており、コビーは【ゴムゴムのブレット】に倒れた。
その先には複数のパシフィスタが待ち構えていたが、ハンコックがルフィの前に立ちはだかってパシフィスタを止めた。
ルフィが突き進む中、海軍は「 . . . 本文を読む
戦場はこの老兵の登場に驚きどよめいた。かの海軍の英雄ガープが守りに加わるのか!!
白ひげは「名前に惑われるな!ただの老兵だ!!!」と怒鳴った。
白ひげもまた、ガーブの世代であり、老兵である。
大混乱の戦場を見渡す処刑台の上で、エースは体を折り畳むようにして頭をさげていた。
ガープは、エースのその様子を気にかけた。
エースは昔を思い出していた。
山から降りて町へ出ると、どの人もこの人も . . . 本文を読む
白ひげが、もう一度斧を振り回そうとしたのを、凍らせて止めたのは青キジだった。
だが白ひげは凍らない。氷を破って斧で青キジを刺したが、ロギア系の青キジにダメージはない。
その青キジの相手になったのは「ダイヤモンド・ジョズ」で、ジョズは白ひげを先に進ませた。
白ひげの前方では、ルフィが先を急いでいた。今、エースはその目に見えるところにある。
ゴムの手を精一杯伸ばせばエースに届きそうな距 . . . 本文を読む
白ひげは、リトルオーズが鉄壁の包囲壁の一部を阻害したことと、ルフィの無鉄砲な突撃の機会を勝機とみて指示を出した。「オーズ!!そこにいろ!!お前の力が必要だ!!!ジョズ”切り札”だ!!全員準備を!!!広場へ突入するぞ!!!」
その号令を機に、海中からもう一隻の白ひげ海賊団のコーティングされた外輪船(パドルシップ)が浮かびあがってきた。海面に投げ出されていた海賊達は、皆この船にしが . . . 本文を読む
湾内に包囲された海賊達に、浴びせられたのは赤犬のマグマだった。
空から降り注ぐこの超高熱の塊に、湾の氷が溶けて足場を失い、海水は煮え滾る熱湯となり、白ひげ海賊団の船を次々と、モビーディックをも沈没させた。
ルフィ達のゴーイングメリー号よりも、遥かに長い年月を白ひげ海賊団と共に世界を渡った船である。
白ひげは業火に焼かれて沈んでいくモビーディックに心の中で「すまねぇ・・・」とつぶやいて . . . 本文を読む
白ひげが動いた事で海賊達の動揺は払拭され、一気に士気が高まった。
白ひげがスクアードを許した事で、海賊達は騙されてオヤジに手をかけてしまったスクアードの辛さを慮り、彼を騙した海軍へとその怒りの矛先を向けた。
頭を抱えて後悔に悶えて泣くスクアードに、マルコは「泣く事が報いることかよい・・」と声をかけた。
今は泣いている時ではない。スクアードは涙でぐしゃぐしゃになって顔をあげた。
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白ひげが、部下の大渦蜘蛛のスクアードに刺された。
この衝撃は、白ひげ海賊団のみならず、海軍、そしてバギーの中継電電虫を通じて全世界に中継された。
スクアードを取り押さえたのは、マルコだった。 「・・・なぜお前がこんな事!!!」
だがスクアードは「こうさせたのはお前らじゃねェかァ!!」とマルコの手を払って叫んだ。
「こんな茶番劇辞めちまえよ!!!白ひげ!!!もう海軍と話はついてんだろ? . . . 本文を読む
海軍は、湾の外側を「戦桃丸」と大量の「パーソロミュー・くま」で塞ぎ、海賊達の退路を塞いだ。
バーソロミュー・くまという同一人物が大量にいるという事態に、海賊達も中継を見ていた市民達も驚いた。一部、情報の早い者達だけが、Drペガパンクの人間兵器がこれなのかと驚愕した。
海軍の計画は、湾内の海賊を湾内の軍艦と、背後からの戦桃丸とくまとで取り囲んで沈めるものだった。
だから白ひげは、先に湾内 . . . 本文を読む
5人いる七武海の4人はそれぞれ足止めされている。
突き進むルフィの前に立ちはだかったのは、残る1人の七武海、「鷹の目のミホーク」だった。
ミホークは、以前”麦わら”の船員であるゾロを負かし、その未来に期待を繋いだことがあったし、友人シャンクスが肩腕をくれてやっても惜しくない”未来”だとルフィに目をかけている事は知っている。
「悪いが赤髪・・・この力慎みははせんぞ。さて運命よ・・・あの運命の申 . . . 本文を読む