1.スリラーバークとの遭遇
2.影を奪われる
3.各々の戦い
4.オーズとの戦い
5.ゲッコー・モリアとの戦い
6.バーソロミュー・くまとの約束
7.ブルック、新しい仲間 . . . 本文を読む
賑やかな『ビンクスの酒』の大合唱が終わり、ブルックが言った。
「かつて仲間と共に命いっぱいに唄ったこの唄・・・ルンバー海賊団”最期の大合唱”。
暗い暗い霧の中を一人彷徨った50年間、何度聴いたことでしょうか・・・、一人ぼっちの大きな船で、この唄は、唯一、私以外の命を感じさせてくれたのです。
しかし、今日限り、新たな決意を胸に封印します!!
ラブーンが元気だとわかった、影も戻 . . . 本文を読む
ブルックは、船長のルフィに許可を得て頭蓋骨の中から『トークダイアル』を取り出した。
一人きりで漂う船の上で、何度この「トーンダイアル」を聞いたことかわからない。
ヨーキ船長を欠いたルンバー海賊団は、前を目指して進んだ。
その先にラブーンがいて、船長もいると信じて、ひたすら前を目指し続けた。
だが、魔のトライアングルでの戦いに、ルンバー海賊団は全滅寸前だった。
海賊なのでいつ . . . 本文を読む
生前のブルックは、西の海で”キャラコのヨーキ”で名を馳せた船長率いる、泣く子も笑う『ルンバー海賊団』の副船長兼音楽家兼剣士だった。この一味は皆陽気で、音楽好きなヤツラが集い、いつも賑やかに楽しげだった。
そんな船に、群れから離れて一人になった小さなクジラの子どもが着いてきた。
『ラブーン』と名づけられたクジラの子は、音楽好きのこの一味が大好きで、仲間として”西の海”を共に航海して . . . 本文を読む
スリラーバークから、「ゲッコー・モリア」も「暴君くま」も居なくなり、しばしの平和が訪れた。
モリアは、気絶したままボグバックとアブサロムによって連れ出されていた。
彼らには、まだまだ野望があった。
ボグバックは、暴君くまがスリラーバークに来た理由を探っているうちに、ある事件の事を知った。
王下七武海に新規加入した『黒ひげ』という男は、あの『白ひげ海賊団』の2番隊隊長の『火拳のエース . . . 本文を読む
王下七武海・バーソロミューくまの「ぷに」の空気圧縮の威力は凄まじかった。
スリラーバーグの船全体が破壊対象で、その風圧は周囲の海域にまで強く影響を及ぼした。
これでは、モリアとの戦いの疲労がない状態でも、敵うまい。
手も足もことなく、吹き飛ばされてしまう。
爆風後のスリラーバークに立っているのは「暴君くま」だけだった。
くまは、まっすぐにルフィの倒れている瓦礫の前に行くと、瓦礫を、”ぷに” . . . 本文を読む
船長が機能しない今、ゾロが敵の前に立ちはだかった。
「ケンカは買った。加勢はいらねぇ、恥かかせんじゃねぇよ」と。
ゾロは、この時すでに「暴君くま」の恐ろしさを感知して、仲間を自分一人で守ろうとしたのかもしれない。
くまは、その姿勢に感心した。
「なかなか評判がいいぞ、お前たち。”麦わらのルフィ”の船には、なかなか腕の子分が数人いるとな」これには、麦わらの一味はそうじて照れた。
. . . 本文を読む
ゾロが!サンジが!ロビンが!ルフィが!!!消滅していく!!!
モリアの口から、全ての影が解き放たれたというのに、各地の影を失った人の元へ影が戻って行くというのに、間に合わなかったのか!!!と麦わらの一味が悲鳴を挙げていると・・・・
寸前の所で、なんとか全員の影が戻った。
一同は、あまりの衝撃にへとへとになった気がした。
サンジは「この島に入ってからの奇妙な生物や出来事は . . . 本文を読む
モリアとの最終決戦は、ルフィに託された。
朝日が昇り、影を取られた者達が日陰へと身を隠す中、ローラ船長と、麦わらの一味達は決して逃げようとはしなかった。
彼等を引き留めようとする影を失くした被害者の会の達に対して、ゾロは「見学なら黙って見てろ、モリアとの勝負はついてる!ただし、朝日が昇るまでの時間との勝負だ。モリアはいかれたパワーで時間稼ぎするハラだ」と言ってルフィを見た。
ルフ . . . 本文を読む
オーズとの決着はついた。
しかし、骨が粉砕されて身動き一つできない体になってもなお、オーズは痛みを感じず、死ねないでいた。
チョッパーは、その人の命と肉体とのアンバランスさに憤りを感じずにはいられなかった。
「どこまで生命をバカにした能力なんだ・・・!!」
霧が晴れた海域に朝日が昇り、暗かったスリラーバークに明るい光が差し込み始めた。
だが、それは影を取られた者達の消滅を意味する。
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