98話 暗雲 （ローグタウン-3）

ルフィは、海賊王が処刑された処刑台に登って、海賊王が見た景色を眺めた。



そんなルフィに声をかける美女がいた。「まさかアタシの顔を忘れたわけじゃないわよね？」と言うが。ルフィはその顔に記憶がない。




美女は「アタシは決して忘れない。あんたはこのアタシの美貌を初めてぶった男だから。あの時のあんたの激しい拳・・・感じたわ」と
思い出したようにうっとりとして、「この世界にアタシにひざまずかない男はいないんだ。そしてアタシは強い男が好き。あんたはアタシのものになるのよ、ルフィ」と言った。

その時、美女目がけて壊れた噴水が飛んできたが、美女は何もしていないのに、美女の元で噴水は木端微塵に粉砕された。
唖然とするルフィに美女は自分が「レディーアルビダ」であることを明かした。



「アタシは【スベスベの実】を食べて変わったのさ！！もういかなる攻撃もアタシの美肌を傷つけることはできない！！アタシの男になるのならコイツに敗けてちゃ話にならない！あんたを探すという同じ目的で手を組んだ、この男にね！！」と勝手な言い分を並べた挙句、ある男をルフィに紹介した。



その男とは、いつぞやルフィとナミがぶっとばしたはずの”キャプテンバギー”だった。
バギーはあの日以来、ルフィを殺す執念で復活し、ルフィを探し続けていたのだ。




バギーの部下は、銃を見せて広場を鎮圧すると同時に、カバジが油断したルフィを「処刑台」に張り付けて「公開処刑」を行うと言う。


この騒ぎに、ローグタウンを管轄する海軍である「スモーカー大佐」が呼び出され、「たしぎ曹長」を引きつれて広場へと向かった。