眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

家にいながら「船旅」な日々~(^^)

2018-09-10 16:55:24 | その他

自由に出入りできる「家」に居たつもりが
いつの間に「船」に乗ってしまったらしい。

海が荒れると即「船酔い」に。
嵐になれば・・・半死半生。

まあ、「家」のせいではなくて
わが身の耐用年数が来てるんだけど。


その昔、20年に10回「家」が変わった。

そのたびに、大雨・洪水・雷・暴風を相手に
出来もしない悪戦苦闘。

ちっちゃな庭の老木が、隣家の屋根に倒れかかり
庭下駄・サンダルがプカプカ浮かぶ。

苦労して家中の雨戸を閉めても
屋根が飛びそうな風の音・・・

「非力な自分にはこれ以上無理」

というわけで、独立船(一軒家)からちょい大型に
本気で乗り換えることにしたのだけれど・・・

まさかここまで「船旅」な日々が
待ってるとは思ってなかったな~(^^;


それでも、今
豪雨の後の青空を見ていると

久方ぶりに見る秋の雲。
さやさや通り過ぎていく風。
木々の緑。乾いた地面。
白いパラソルが歩いてく・・・

「よかった~どこかの港に入ったのね」


船を下りて、歩いてみる。

見慣れたような、そうでもないような
ささやかな町並み。

見たことがあるような、初めて見るような
ちょっと変わった色合いのアサガオ。

言葉が通じそうな、通じなそうな
オジイサン、オバアアサン
見向きもせずに通り過ぎる自転車の群れ

・・・やっぱり異国の風景だ。


噂によると、長逗留じゃあないらしい。

明後日にはまた船客に戻って
海の上にいるんだろうな。

荒れないでほしいな。
「嵐」はやめてほしいな~

・・・ってわけにもいかないか。


ま、「旅」と思えばそれだけで
心のどこかがちょっとだけ
軽くなるから・・・不、思、議。(^^)

 

 

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