むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

八八水害まだ復興の目処もつかず、新型流感も蔓延の恐れ、馬政権下の台湾は後進国に

2009-09-09 19:10:22 | 台湾政治
八八水害から昨日で丸1ヶ月になったが、被災地では土砂の撤去なども相変わらず進まず、復興の目処は立っていない。そうこうしているうちに、被災地では消毒の遅れから、新型流感はじめさまざまな疫病の発生が憂慮されており、危機意識ゼロの馬政権の下で、新型流感は世界最大、最悪の情況に直面しそうだ。

馬政権の下では、MRTも満足に動かない。従来何の問題もなかった路線すら故障が出始めているくらいだ。
台湾はこの1年あまりで準先進国から、後進国に一挙に後退した感がある。
これなら、フィリピンやインドネシアのほうがまだ良い。物価は安いし、政府や人民は底抜けに明るくて人が良いからだ。馬政権下では政府は腐敗無能、人民の質もシナ化している。

おまけに第2四半期は、台湾だけアジアで唯一マイナス成長だった。失業率も7月はついに危険ラインの6%を超えてしまった。

陳水扁政権時代が本当に懐かしい。今は陳水扁のことをボロクソにいっている台湾人、陳水扁時代には台風の水害は多数あったが、こんなに救援が遅れたことはなかったし、MRTもちゃんと動いていたじゃないか。陳水扁はその意味では実は台湾の歴史上最も有能な指導者だったのだ。
おそらく陳水扁を超える指導者は台湾ではもう出てこないだろう。

李登輝は駄目。921のときだって、対応ははっきりいってまずかった。だからこそ半年後の総統選挙で連戦は惨敗したんだよ。今になって李登輝の921の処理は良かったなどとメディアはいっているが、ぜんぜん嘘。そりゃ馬に比べたらマシだったことは事実だし、そんなことあたり前だが、李登輝の処理だってぜんぜんほめられたものじゃなかったし、あのとき李登輝だって今の馬と同じで「こんなにいいことをした」と自画自賛が目立ったよな。
台湾人は健忘症でバカだから、そういったことを忘れているだけ。

災害対策で光っていたのは、陳水扁のほう。陳水扁は実は有能だった。

もちろん、日本の明治維新や終戦直後と比べたら、陳水扁ですら大したことはないし、だから在任中は私も陳を無能だといったこともある。しかし、今から考えると、台湾の歴史では最高水準の能力だったといえないか?
台湾は人材不足だ。上がいない。もちろん下もいない。とんでもないバカはいない。だからこそ、とんでもない優秀なのもいないのだ。

陳水扁も本人と会うとつまらんやつだが、しかし彼が台湾の災害のたびに示した能力、行動の速さ、二次災害を事前に食い止めた力はピカ一だったといえる。

そういう陳水扁の価値を台湾人が理解できず、ボロクソにいっているのは、台湾人がバカだからだと思う。台湾人は根拠もなく、自分は頭がいいと思い、自惚れているバカが非常に多い。
ところが、そんなに頭がいいなら、なんで台湾人自身の自前の国やシステムを作れないのか?
228の犠牲者は優秀で、それが全部やられたから台湾には人材がいなくなったという説も、実は単なる言い訳に過ぎない。そんなに優秀だったら、国民党ごときを相手に、簡単に騙されて、殺されるはずはなかった。

国民党みたいな三流の悪党相手にいとも簡単に敗れた時点で、228の犠牲者もぜんぜん優秀じゃない。台湾人に本当に優秀な人間は出てこなったし、今後も出てこないだろう。

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