●「女帝 エンペラー」(2007年 監督フォン・シャオガン )
前に観たときよりも、ゆっくり目を留めながら観ることができたように思います。他の事でも同じことが言えると思いますが、映画は特に、最初に観たときには、その情報の多さゆえに終わりまでの一連の流れを追うことで終わってしまうために気づかなかったことが意外と多いもので、二度目三度目と回を重ねてやっと「ああ、そうだったのか」とか「なるほど、こういうところに配慮したのか」といったところが見えるようになる。この映画、最初に観たときは「期待はずれ」だったところが目に付いてしまったのですが、今回、本作の台詞の「間(ま)」の取り方に感心。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10796/