ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

もったいないよ(涙)

2013-10-02 | 日記

今日で味平カボチャの作業は一通り終わり、無事に農協に出荷してきました・・・が、出荷できたのはわずか

162箱のみ 思い起こせば今年のカボチャは最初から災難続きでした。苗の定植作業をしている傍から

カラスのイタズラに遭い、それを避けるために不織布をかけたら日照り続きで苗が全滅 リベンジをして

再度種を蒔きなおして植え付け、やっと安定して順調に育っていたかと思えば今度は長雨と日照不足、さら

には大雨で畑の土が流れて泥だらけになって・・・  収支の計算をするのが怖ろしいですが、カボチャ単体

では今年は赤なのではないかと・・・ この夏の大雨による被害はわが家だけではないとは言っても、そんな

ことはちっとも慰めになりません 一生懸命育てて、腰を痛くしながら頑張って収穫して、重たいカボチャを

積み上げて並べて・・・数ヶ月に渡るそれら一連の作業が全てパァ~なのですから

研磨機で磨いても泥が落ちなかったカボチャですが、たわしでゴシゴシ水洗いすれば・・・

こ~んなにピッカピカになるんですよ 皮はいたってきれい、いやむしろ例年よりも上出来なくらいです。

去年のような日焼けもほとんどないし、ガンベ(ボコボコ)も少ない気がします。洗ってから出荷するわけには

いかないというのが本当に残念です。

中身ももちろんきれいなカボチャです。この先甘みが増してくれば美味しくなるんですけどね

無理して出荷するのは出来なくもないです・・・が、ただでさえカボチャの出荷量の多いこの時期に規格外品

を出してもタダ同然の安値でしぶしぶ引き取られ、生産者は箱代や手数料や運賃を引かれたら完全に赤字。

労力をかけてもそんな憂き目に遭うのが確定しているので、比較的状態の良いものを多少残して、今回は

泣く泣く処分です 食べられるものを捨てるなんて、こんな罰当たりなこと無いですよね。でもこれが悲しい

現状なのです あ~もったいない

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SAE)
2013-10-03 22:09:45
ミセスファーマーさん こんばんは~

かぼちゃ 本当に勿体ないですね!
やっぱり洗ってはダメなんですね…?
中身は全く問題ないのに残念ですね

農家さんのお手伝いしていると規格に合わないだけで
処分するしかなかったりでいつも見ていてモヤモヤします。
加工用だったら見た目は関係なかったんでしょうかね…

今年はお手伝いしたカボチャはネズミと鹿の食害が酷かったです。
ちょっと歯型がついているだけでもやっぱりゴミになってしまって残念でした
返信する
Unknown (ミセスファーマー)
2013-10-03 22:27:40
>SAEさん

こんばんは。
本当に涙が出そうな現状です

野菜の見た目がここまで最重要視されるのは、おそらく日本だけじゃないでしょうか。
最近では、例えばちょっと曲がったキュウリとかスーパーでも「漬物用」と称して
売られていたりしますが、あくまでもキュウリは真直ぐじゃなきゃいけない、みたいな。
小売が規格を決めているのか、そもそも消費者が決めているのか・・・
とにかくちょっとでもキズがあったりすればNGだなんて、理不尽極まりないです
この件については言いたいことがいっぱいですよ~
返信する
Unknown (あや)
2013-10-10 14:59:31
こんにちは

大切に育てたのに、本当に勿体無いね(T^T)

色も綺麗だし、スゴ~ク美味しそうなのになぁ

外見は良くなくても、味で勝負Σ( ̄皿 ̄;;出来るのに。

何かに加工したりとか、出来たら良いのにね。





返信する
Unknown (ミセスファーマー)
2013-10-10 23:04:36
>あやさん

もったいないでしょ・・・
一昨日、友だちが来て大量に持って行ってくれたのと、
あとは私が近所の人に一生懸命配ったりしてこの後かなり
処分品は減ったんだけどね・・・それでもまだまだ
加工して長期保存できるような方法をこれから考えていかなきゃね。
返信する

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