今日はかねてから訪れてみたいと思っていた、ニッカウヰスキー余市蒸溜所へ行ってきました。
そう・・・あの「マッサン」の舞台となった場所です。ドラマのほうは来週で最終回になってしまう
ので寂しい限りですが。
余市には何度か行った事があったのに、ここはまだ一度も立ち寄ったことがありませんでした。
ドラマを見るうちにどうしても行ってみたくなり、蒸溜所のガイドツアー(無料)の予約を入れておいた
のです。門をくぐると、予想以上に広い敷地に赤い屋根の建物がいくつも点在しています。
予定より一時間も早く着いてしまったのでとりあえず受け付けに行ってみると、ちょうど9時半の回
は空いているから変更できますよと言ってもらえて、着いて早々にさっそくガイドツアーに参加。
ミセスファーマーたちの回は3組、7名という小ぢんまりしたグループだったので、ダンナさまが色々
質問したり、ガイドさんとお話ししながら歩くことができましたが、やはり今はドラマの影響でかなり
人気のスポットになっているようで、30分毎のガイドツアーも回によっては20人くらいの団体で
ゾロゾロと歩いてましたよ。それにしても広~い
蒸溜棟には大きなポットスチルがいくつも並んでいます。ドラマの撮影にも実際に使われたところ
ですね。ガイドツアー後に再び戻って写真を撮っていると、ラッキーなことにちょうど石炭をくべる
作業が始まり、間近で火入れの様子を見ることができました。この「石炭直火蒸溜」という製法は
今では世界でもここ余市蒸溜所だけで行われている、とても珍しい伝統の技ということでした。
一号貯蔵庫。現在は展示用として使われています。樽に入れて何年も寝かされている間、
ウイスキーは少しずつ樽の隙間から蒸発して量が減っていくそうですが、これを「天使の
分け前」と言うんですって。なんか素敵な表現じゃないですか?
旧事務所。会社の歴史の証人・・・ですね。
旧竹鶴邸。中は玄関ホールまでしか公開されてませんが、マッサンがリタ夫人の誕生日に贈った
英語のメッセージ入りの本などの展示があったり、当時の暮らしぶりがほんの少し垣間見れます。
ウイスキー博物館ではウイスキーの歴史や製造法が紹介されていたり、原料になる大麦やピートの
展示があり手で触れてみることもできます。
奥には創業者の竹鶴氏がスコットランドから持ち帰ったノート、リタ夫人の幼少の頃の写真など貴重な
資料の数々が所狭しと展示されていて、とても見応えのある博物館でした。
ガイドツアーの最後にはウイスキーの無料試飲がありましたが、その後でダンナさまはさらに有料の
試飲もしていました。ハンドルキーパーのミセスファーマーは今日はアルコールは飲めないので香り
だけ・・・スモーキーな香りだったりフルーティーな感じなど、ひとくちにウイスキーと言っても色々な
タイプがあって奥が深いんだなぁ~。
お土産コーナーには「竹鶴」や「余市」をはじめとする数々のウイスキーが並んでいましたが、高価な
ものから完売になっていたのが印象的です。世界的な賞を受賞しているものなどは、今では入手困難
なんでしょうね。ミセスファーマーは唯一飲めそうな「アップルワイン」の余市蒸溜所限定ラベルを、
ダンナさまは「余市」の180mlボトル(フルボトルは結構なお値段なので!)を2種類購入しました。
蒸溜所見学を終えて外に出るとちょうどお昼ご飯の時間になっていたので、帰路に就きがてら国道を
走って10分足らずのところにある「余市ワイナリー」のレストランに入ってみることに。サラダやパン、
スープ、コーヒーなどのバイキング付きランチが手頃な値段で食べられます。
牛肉の赤ワイン煮込みはトロトロに煮込んだお肉がとても柔らかくて美味しかったですヨ~。マルゲリータ
ピザも石釜で焼きたて熱々です。
・・・と、午前中いっぱい余市を楽しんだミセスファーマーたちでしたが、ちょうどランチを終わる頃に地元の
友人からもらったメールを読んで、大慌てで帰宅することに・・・なぜなら、朝出発したときには曇り空で気温
も低かったためにビートの育苗ハウスを閉めて出かけてしまったのですが、その後天気が急変してお昼の
時点ではすっかり晴天になっているよ、との事だったので 真冬の外出時には雪の心配、今の時期
には予想外の晴れ(またはその逆)によるハウスの温度管理の心配があるので、家を空けて出かける時は
常に天気が気がかりなんですよね。だって、遊んでいて作物をダメにしたなんてことになったら大変です
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