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ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

サバイバー Survivor - Is This Love(1987年の洋楽 Part2)

2023-01-19 20:55:57 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズの第2回目はSurvivorの”Is This Love”。最高位は1月17日と24日付の2週間の第9位。年間チャートは78位、まずまずのヒットとなりました。

Survivorですが、アメリカシカゴで結成されたアメリカンハードロックバンド。デビューアルバムのリリースは1980年、バンド名と同じく『Survivor』です。このアルバムは、残念ながらヒットしませんでしたが、翌年1981年にリリースされたアルバム『Premonition』からシングルカットされた"Poor Man's Son"が、最高位33位を記録するヒット、初めて世に知られるようになります。

このバンドの特徴でもある、ハードロックではあるけれども、カッコいいながらもメロディアスで聞きやすいロックで、ハード・ポップロックとも言われるバンド。シルベスター・スタローンに知られることになり、映画「ロッキーシリーズ」の3作目の主題歌へのオファーがきます。そこで作られたのが"Eye of the Tiger"、1982年に6週間の1位、年間チャート2位の歴史的な大ヒットを記録した曲です。

その後、一時低迷し、一発屋で終わってしまうか!と、心配していたところ、ボーカルが、"Eye of the Tiger"の時のデイヴ・ビックラーが脱退、代わりにジミ・ジェイミソンが加入、そして作成した彼ら5枚目のアルバムが『Vital Signs』、これがいいアルバムだったです、シングルで、"The Search Is Over"が最高位4位を記録するなど、3曲がTop40に入り、アルバムも1985年の年間15位を記録する、大ヒットアルバムとなります。こちらをご覧ください→→→

続いてリリースされたのは、映画『Rocky IV』のために書き下ろされた曲、"Burning heart"、残念ながら最高位は2位で1位にはなれませんでしたが、ロングヒットで年間チャートはなんと8位の大ヒットを記録しました。こちらをご覧ください→→→

この曲”Is This Love”ですが、彼らの6枚目のスタジオアルバムとなる『When Seconds Count』からのファーストシングルカット曲。
曲の作者は、メンバーのJim PeterikとFrankie Sullivanの共作。プロデューサーは、Frankie Sullivanと、アメリカのプロデューサーのRon Nevisonが務めています。Ron Nevisonですが、Bad CompanyやMeat Loaf、The Babys、Jefferson Starshipなどなど、大成功を収めたアメリカンロックグループを数多く手がけてきた人です。

Jim PeterikとFrankie Sullivanのコンビは、良い曲書きますよね。もちろん、"Eye of the Tiger"と"Burning heart"の2曲の特大のヒット曲も、彼ら二人によるものです。
”Is This Love”ですが、メロディアスでかつポップなロック、「産業ロック」と言われようが、彼らの一番得意な「これぞサバイバー」の曲です。

Survivorですが、次の7枚目のアルバム『Too Hot to Sleep』が、シングル、アルバムともヒットせず、残念ながらその後活動を停止、この曲が最後のTop40ヒットになってしまいました。
コメント (34)
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