基左衛門の独り言

坂東の風上毛の空と風景をブログで皆様へ、八十爺

奈良のお寺参り (3)

2008-06-07 19:09:05 | 日記・エッセイ・コラム

   早いものでもう三日目帰る日なのに朝から雨だ、予報によると昼ごろに雨は上がるとの事、もっと早くならないかと時々窓からホテル前の県庁方面行きの大通りを眺めていると、小雨になったようなので昨日残した薬師寺と唐招提寺へ行くこととしてタクシーを頼み出かける。Img_0714

 まあこの雨の中空いているかと思ったのに良く人が出ているものだ、一人八百円也を払って南大門をはいり傘を開いたり閉じたりしながら境内を見学する、金堂で薬師三尊像にお目にかかり参拝するが丁度月光・日光両菩薩は東京の展覧会へ出張中でお留守で残念であったが、薬師様を参拝して宝物殿の展示品を見る。薬師寺金堂

五重の塔 西塔Img_0715 Img_0717       新しい東塔

ここでそうだあの有名な新しい東塔と千何百年か前の西塔を探してみる、西塔は黒ずんで歴史の重さを感じるし、東塔は色鮮やかな朱色で未だ華やかな雰囲気を残している、建立は昭和の何年だったろう何年たったろうと回想する。

 次は平山郁夫先生の障壁画西域図を拝見、月光に浮かぶ天山山脈に沿った砂漠をラクダの隊商が進む絵である、拝観の後次の唐招提大寺へ向かう。

 寺の左の道を五百メートルほど北へ行くと今度は唐招提寺南大門である、ここも一人六百円を払い入場する、事務所で御朱印を頂きあの有名な鑑真和尚の像を拝観思ったよりも小さな像である、金堂は修理中で東山魁夷の襖絵を拝観する、ここも臨時の関所よろしい所で一人五百円を払い入り広い畳敷きの建物の部屋へあがり、濤音と言う襖十枚ぐらいの大作を見る本当に波音が聞こえるような絵だ、裏の部屋は黄山の風景次は桂林の璃江の絵と襖四枚の作品が続く、やはり大したものだ。Img_0720

Img_0719 次は修理中の金堂の廬舎那仏と薬師如来像の拝観である、台座から降ろし光背を取り外したお姿を見るのは最初で最後であろうと思う、修理のすんだお姿を拝観してみたいものだ。                            

唐招大寺南大門より見る

タクシーを呼んでホテルに向かい途中で蕎麦屋へ寄り昼を済ませて帰る。時間があるが近鉄奈良駅にて待って十四時三十五分の特急へ乗る。本庄着十九時六分で家には半には着いてしまった、つくづく時代が変わったなと感心する、早い。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿