前橋市議会議員中島もとひろの“私たちの子どもや孫の世代のために!”

前橋市議会議員中島もとひろのブログです。日々の活動や愛する故郷“前橋”への熱い思いを、このブログを通じてお伝えします!

“あたりまえ”のありがたさ

2007-08-13 23:57:51 | Weblog
 今日、ニュースを見ていて、“あたりまえ”のありがたさを実感することが2度ありました。

 一度は、戦争で3歳の時に父親を亡くしたという初老の話。数年前、慰霊巡拝に出かけた際、海に向かって「お父さん!一緒に日本に帰りましょう!」と叫ぶ様子が映し出されていました。そして、その後のインタビューで「そのとき初めて、“お父さん”と呼びました。その夜はホテルで1人男泣きしました。」との言葉に思わず涙しました。

 2度目は、あるまちで行われた夏の成人式に、重度心身障がいをもつお子さんを家から送り出すお母さんの話。「これまで、家を出るときは、いつも一緒でした。いってらっしゃい!お帰りなさい!と言ってあげるのが夢でした。」との言葉に、涙をこらえることができませんでした。残念ながら、今のハンディを抱える方々をめぐる状況を、このことが全て物語っています。ノーマライゼーションと言われながら、まだまだハンディのある方々やその周りの方々が、そのハンディを感じることなく暮らせる社会にはほど遠い状況にあります。改めて、1日も早い本当の意味でのノーマライゼーション社会実現のために頑張りたいと、心を新たに致しました。

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1 コメント

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そのニュース、私も見ました。 (あきんど)
2007-08-25 20:09:04
お世話になります。29歳でニューギニアで戦死した父の絵手紙が公開されたNHKニュースを私も見ました。・・・29歳は私の長男と現在同じ年。手紙を送ってもらっていた3歳の息子さんの名前が孫と同じ呼び名の「せいちゃん」。ジーンときて、私もニュース見ながらタオルで顔ぬぐってました。メモをとっておいたので、さっきネットで検索してみると、『ツルブからの手紙』というタイトルで単行本が出版されているのがわかったので、さっそく近くの煥乎堂に注文出しときました。著者の小林征之祐さんは現在66歳。<私的なもの>と、60年以上あたためていたのでしょうが、よくぞ公開してくれました。語り継ぐためにはこうした(私的なものでも公開できるものはしていくという)勇気も必要ですね。
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