前橋市議会議員中島もとひろの“私たちの子どもや孫の世代のために!”

前橋市議会議員中島もとひろのブログです。日々の活動や愛する故郷“前橋”への熱い思いを、このブログを通じてお伝えします!

長編ドキュメンタリー映画「萩原朔太郎と群馬マンドリン楽団」完成記念試写会と演奏会

2010-05-06 23:32:06 | Weblog

 先日、標記の試写会と演奏会にお招き頂き、行ってきました。

 会場のベイシア文化ホール(群馬県民会館)小ホールは立ち見も出る大盛況。

 ちなみに、大ホールでは安室奈美恵さんのコンサートがあり、こちらも大盛況でした。

 「ベイシア文化ホールがまちなかにあれば…」とつくづく感じました。

 第1部では、両角先生がご指導されている県立前橋女子高校ギター・マンドリン部と群馬マンドリン楽団の演奏が披露されました。県立前橋女子高校は全国大会の常連で、昨年の全国大会で3年連続優秀賞に輝き、大阪市長賞を獲得されたそうです。また、群馬マンドリン楽団のすばらしい演奏を聴き、萩原朔太郎のスピリットが脈々と受け継がれていることを、実感しました。

 このドキュメンタリー映画は、萩原朔太郎のマンドリンの孫弟子にあたる両角文則先生を通して、萩原朔太郎と今年40周年の節目の年を迎えた群馬マンドリン楽団を中心に構成されています。先日、あるイベントで、萩原朔太郎が生前つくった上毛マンドリン楽団が、今の群馬交響楽団のルーツだということを知り、驚いたと同時に、大変嬉しく思いました。萩原朔太郎が残してくれた文化に感謝するとともに、こんなところで前橋と高崎の繋がりをつくってくれたことに、大変嬉しく思います。

 私は、前橋の活性化の為には、前橋の個性・魅力を生かすことがもっとも近道であると思っています。水と緑と詩のまち前橋。この“詩”を代表する萩原朔太郎は、その当時はただの放蕩息子と思われていたかもしれませんが、今の時代に照らし合わせて見ると、大変受け入れられる人物像のように思います。私は以前より、萩原朔太郎を主人公にした映画を作れば今の時代多くの方々に受け入れられるのではないか。そうすれば、前橋の活性化にも繋がるのではないかと考えておりました。そういった意味でも、この度のドキュメンタリー映画は、その第1歩であると思っています。

 櫻井眞樹監督が、試写会前の挨拶の中で、「萩原朔太郎は、ただの優秀な人物だったら、父の跡を継いでそのまま医者になっていただろうが、医者は数知れずいる。しかし、詩人萩原朔太郎は、世界に1人しかいない。」とおっしゃったことが、大変印象的でした。改めて萩原朔太郎に感謝します。