本日、東保育所修了式に参加しました。私も今から30年程前、同保育所を修了しました。
保育証書を受け取った園児は、サッカー選手、野球選手、ケーキ屋さん、保育士さん等々、1人1人立派に自身の夢を披露してくれた。夢をあきらめてしまったら、夢を叶えることはできない。ぜひ、その夢を忘れずに、夢を追い続けて欲しい。
本日、念願であったある障がい福祉サービス事業所の落成式がありました。
重度心身障がい、すなわち身体的にも知的にも重いハンディのあるお子さんを持つお母さん達と出会ったのが、今から約6年前、私が前橋市議会議員選挙に初挑戦した頃であったと思います。それをきっかけに、皆さんが抱えている切実な現状を知り、ハンディのある方々に対する施策が最も遅れているということを痛感しました。以来、“ハンディのある方々が、そのハンディを感じることなく地域でいつまでも安心して暮らせる地域づくり”を目指して、取り組んできました。そして、最もハンディの重い重度心身障がいの子ども達は、養護学校を卒業した後働くことができないため、自宅にこもりがちになってしまうため、先ず、自宅以外の居場所づくりを行政に要望してきました。しかし、なかなかうまく行かず、結局、しびれを切らしたお母さん方が自ら、居場所づくりに取り組むこととなりました。当然、資金作りのための絵画展・コンサート・ゴルフコンペ等の開催に始まり、社会福祉法人の立ち上げ等、いくつもの高いハードルがありました。しかし、それらを乗り越えて、見事に、本日、落成式を迎えることができました。これは、ある意味“奇跡”かもしれません。しかし、見方を変えれば、それだけ切実な問題だけに、皆必死であったということの証かもしれません。落成式では、自らハンディのあるお子さんを持つ長居理事長の涙の挨拶に始まり、これまで施設づくりを支えてきて下さった皆様の大変心温まるご挨拶の数々に、改めて、沢山の皆様の思いが結集した、正に汗と涙の結晶であるということを実感し、私も大変感慨深いものがありました。前橋市議会議員に初当選させて頂いて以来6年余。少しでも皆様のお役に立てたということを、大変嬉しく思います。
しかし、実際には、まだ漸くスタートラインに立ったばかりです。これからの運営においても、難局が予想されます。また、究極的には、本日、長居理事長もご挨拶の中で触れられておりましたように、“親が、ハンディのある子を残して、安心して旅立つことのできる社会の実現”といった目標があります。まだまだ道のりは険しいと思いますが、いつの日かその“究極の目標”を達成できるよう、これからもお母さん方と共に頑張って行きたいと思います。そして、それがひいては、誰もが安心して暮らすことのできる群馬の実現に繋がるものと信じています。
この度の居場所づくりにあたり大変なご理解とご協力を頂きました群馬県、前橋市、地元島町の皆様を始め、その他陰に陽に支えて下さった皆様に感謝し、そして何よりご苦労にご苦労を重ねてこられたお母さん方を始めとするメンバーの皆様に、心からの敬意を表します。
本日、平成19年2月定例県議会分の費用弁償として支給されました86,400円(1日5,400円×16日分)を前橋地方法務局へ供託致しました。
平成18年12月定例県議会分と併せたこれまでの供託金額は、273,600円となりました。
任期中最後の定例県議会が本日閉会しました。
最終日は、今議会に上程された平成19年度一般会計予算案を始めとする議案についての各委員会での審議結果とその概要が委員長より報告され、それらについての賛否が諮られました。そして、新年度予算案や副知事2人制の条例改正案は修正され、県立高校の授業料に関する条例改正案を始めとするいくつかの条例案が賛成少数で否決されるなど、本会議が予定の時間を1時間以上オーバーする大荒れの最終日となりました。
私は、前橋市議会議員時代からこれまで、“地方議会には政党政治や与党・野党はなじまない”との考えのもと、“いいことはいい!悪いことは悪い!”とあくまで“一市民”の立場で議会に臨んでまいりました。ですから、中には修正が成されたり、否決をされるものがあってもよいと思いますが、何か本日の本会議では、それとは違うものを感じずにはいられませんでした。
よく“行政と議会は車の両輪”と言いますが、正直、私は、これまでその言葉に若干抵抗がありました。しかし、本日の議会を通じて、その言葉の意味がよく分かったような気が致します。もちろん、二元代表制のもと、住民のもう1つの代表機関としてのしっかりとしたチェック機能を果たさなければならないことは言うまでもありませんが、その根底には“行政と議会は車の両輪”という認識が必要で、あくまで政策論議に徹するということの重要性を実感しました。