今日、恥ずかしながら初めて尾瀬に行った。梅雨の入りの時季と重なりお天気が心配されたが、幸運にもハイキングには最高のよい天気となった。
朝3時に家を出、ご一緒するお2人を乗せ、尾瀬戸倉へ向かった。朝5時尾瀬戸倉の駐車場に到着。もうこの時期マイカー規制を行っているため、そこで乗り合いタクシーに乗り換え、鳩待峠に向かった。朝6時前、鳩待峠に到着。そこにはまだ残雪が厚く残っているところがあった。
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朝6時、鳩待峠を出発。山ノ鼻ビジターセンターに向かった。途中、尾瀬の代名詞である水芭蕉を生まれて初めて目にし、期待が膨らんだ。
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朝7時、山ノ鼻ビジターセンターに到着。ボランティア・ガイドさんとの待ち合わせまで時間があるため、朝食をとることにした。美しい尾瀬の自然の中で食すおにぎりは何と美味しいことか。ここで既に大満足してしまった。
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朝8時、山ノ鼻ビジターセンター前でボランティア・ガイドさんと待ち合わせ。今回お世話になったガイドさんは千葉の方で、前の晩仕事を終えてからそのまま尾瀬に向かい、車の中で仮眠をとられてガイドに備えて下さったとのことであった。それを伺って誠に申し訳ないような気持ちになったが、話を伺ってみるとボランティア・ガイドさんはとどうやらそのような方ばかりのようであった。それだけ尾瀬を愛して頂いているということであろう。誠にありがたい限りである。
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ちなみに、尾瀬でガイドを生業としていらっしゃる方々もおられるようであるが、ボランティア・ガイドさんは1人あたり1,500円という格安である。今回私たちは3人でお願いしたので4,500円お支払いした。ただ、ボランティア・ガイドさんにわたるのはその一部らしい。それを知るとますます申し訳ないような、ありがたいような複雑な気持ちになった。
朝8時に山ノ鼻ビジターセンターを出発し、牛首分岐→竜宮→ヨッピ吊橋→牛首分岐→山の鼻ビジターセンターと約12㎞、途中休憩を挟んで約4時間半の散策を楽しんだ。水芭蕉を始めとする可憐な高山植物、清らかな水の流れ、尾瀬が原を囲む美しい山々…、全てが感動の連続であった。
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それにしても、群馬県にこのようなすばらしいところがあろうとは…。これまで生きてきた35年間に1度も訪れなかったことを後悔し、恥じた。尾瀬は、正しく自然の宝庫であり、群馬の誇りであることを実感した。それにしても、群馬で生まれ育った子ども達のうち、どのくらいの子ども達が尾瀬を訪れているのであろうか?
これまで環境問題に取り組んできた中で、環境問題の解決には子ども達に対する環境教育が必要不可欠であると、一貫して訴え続けてきた。そして、今回尾瀬を訪れ、尾瀬がそのまま環境教育の題材になると実感した。是非とも、群馬で生まれた子ども達が、義務教育期間のうちに1度は尾瀬に行く機会を設けて頂きたいし、今後その実現に向けて取り組んで行くことを決意した。
山ノ鼻で休憩の後、鳩待峠の乗り合いタクシー乗り場まで向かった。久しぶりに長距離歩いた後の最後の1時間の登りは大変きつかった。やはり、人生良いことばかりではないということか…。基礎体力をつけなければ…。