有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

123 ユーザーさんご宿泊

2006-03-31 20:07:37 | 聴覚障害福祉
↑えみちゃん、沖縄へ家族旅行の4月です。楽しんできてねーー。(写真はえみちゃん帰還後の大家(100年の家屋を移築した沖縄料理店)だそうです。風情、ありますね)

 今年は、1月から出ずっぱりの年で、ご招待をあちこちからいただける日が多く、恒例では1,2,3月はそれほど出張はないのですが、いやはや、すごかった。えみちゃんもお疲れでしたでしょう。母娘、美人3人で楽しんできてねぇっと。おみやげは、泡盛がいいかな。やっぱり。焼酎好きの私としてはね。でも、重いからお土産話でもいいかな。

 さて、今、聴導犬もりのユーザーご家族がご宿泊です。
 訓練も兼ねて昨日は、5時過ぎたか否かっていう、ラッシュタイムの東京を、京成線、山手線、中央線、中央高速バスに乗って、宮田に入りました。もり、すばらしく良い子でした。さすが。小学校3年のお子さんたちも、もりとご自身たちの荷物をキャリーバックにいれ、文句ひとつ言わずに一緒に新宿まで着ました。お子さん2人は、待っていた協会車で宮田へ。車中、ばくすいだったそうです。お疲れ様。

 次の日、伊那保健所の職員の佐藤さんのところにお礼にうかがいました。
 もりを、伊那保健所で捕獲し、佐藤さんが、良い性格なので(福)日本聴導犬協会に、お知らせしてくれました。
 余談ですが、そのときは、NHKさんのプロフェッショナルの取材もあったので、もりを選ぶところから、映像が残ってます。もりは、不思議な子で「選ぶ」とき「子犬の育成時期」「訓練」などをズームインスーパーさんが追ってくれました。こんなに記録が残っている子はめずらしい。
  
 話を戻しますが、佐藤さんにもりのお礼を申し上げなくてはと、ユーザーさんご家族と共に、伊那保健所に行きました。佐藤さんのご好意で、所長さんまで一緒にいてくださいました。ちょっとしたデモンストレーションをし、保健所の方のご支援で、もりのような子が障害をもたれる方のお役にたてることを、みなさまにお話いたいました。伊那保健所の推進で、今の(福)日本聴導犬協会があります。
 小林美智子所長が長崎県のシーボルト大学に教授として行かれてから、伊那保健所へもなかなかうかがえないのですが、久々に、保健所のお部屋を拝見して、あぁ、ここでクロちゃんが社会化していただいたり、ケンタ君の作業着を着た男の人嫌いを治していただいたり、と懐かしい思い出が湧き上がりました。
 ユーザーさんと共に、お礼に伺えたこと、とても幸せでした。ありがとうございます。ユーザーさんが、見送ってくださる佐藤さんに、
「もりちゃん、大事に育てます」
 と言って、くださいました。私も最高に、嬉しかったです。