↑ 写真は、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院の外観。2004年から3年間続けて、国リハ学院での補助犬訓練士研修会の「聴導犬」に関する講師(1時間半)をさせていただいております。
研修を受けられる方の中には、先輩の訓練士の方もいらっしゃるので、私のような者が講師をさせていただくのは、いつも恐縮するのですが、海外の情報や、新しい角度からの聴導犬へのアプローチを紹介をさせていただいております。
ただ、1時間半の講演の中で、15分から30分は、参加された訓練士の方たちの声を聞かせていただきます。先輩訓練士の方から、ご助言を聞かせていただくのも、参加されたみなさんの貴重な財産になるのではないかと、考えます。同じ補助犬業界の中では、訓練士同士はライバルになるので、なかなか交流ができないのが事実なのですが、国リハさんが創ってくださいました機会から情報交換がしやすい状況が生まれればいいなぁと、期待しています。
今回は、聴導犬が普及しないの理由を「聴覚障害に関する理解のバリア」であるとし、聴導犬は聴覚障害者の方のリスク・コミュニケーションであるという学説をお話いたしました。
モビリティ(可動性、機動性)を期待される盲導犬・介助犬と異なり、聴導犬は「聴覚障害者の方のリスク回避を一番に担っています」なので、リスクが起こった後でユーザーの家族を救助する働きもありますが、それ以前に、聴覚障害者の方の存在を地域に伝え、リスクが起こる前から、コミュニティと聴覚障害者の方をつなげる仲介役も担っています。といった、お話です。公衆衛生 2005年12月号に掲載していただいた内容を多少変えて、ご紹介いたしました。
研修を受けられる方の中には、先輩の訓練士の方もいらっしゃるので、私のような者が講師をさせていただくのは、いつも恐縮するのですが、海外の情報や、新しい角度からの聴導犬へのアプローチを紹介をさせていただいております。
ただ、1時間半の講演の中で、15分から30分は、参加された訓練士の方たちの声を聞かせていただきます。先輩訓練士の方から、ご助言を聞かせていただくのも、参加されたみなさんの貴重な財産になるのではないかと、考えます。同じ補助犬業界の中では、訓練士同士はライバルになるので、なかなか交流ができないのが事実なのですが、国リハさんが創ってくださいました機会から情報交換がしやすい状況が生まれればいいなぁと、期待しています。
今回は、聴導犬が普及しないの理由を「聴覚障害に関する理解のバリア」であるとし、聴導犬は聴覚障害者の方のリスク・コミュニケーションであるという学説をお話いたしました。
モビリティ(可動性、機動性)を期待される盲導犬・介助犬と異なり、聴導犬は「聴覚障害者の方のリスク回避を一番に担っています」なので、リスクが起こった後でユーザーの家族を救助する働きもありますが、それ以前に、聴覚障害者の方の存在を地域に伝え、リスクが起こる前から、コミュニティと聴覚障害者の方をつなげる仲介役も担っています。といった、お話です。公衆衛生 2005年12月号に掲載していただいた内容を多少変えて、ご紹介いたしました。