有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

33: 土地&施設準備金のご報告

2005-09-20 15:39:46 | 身体障害者福祉
↑ 介助犬訓練を学んだNinaさんと、トレーニングマネージャーのMAUMIと有馬。多目的補助犬のデモをするしん君も一緒に。 

 今、施設を建てるための土地を探しています。
 (福)日本聴導犬協会がある宮田村のエリアを上伊那郡と呼びますが、そのエリアで集中的に探しています。

 (福)日本聴導犬協会という名前どおり、聴導犬を主に訓練してまいりました。
 聴導犬の訓練を1996年から始め、2002年8月から聴覚障害と肢体障害を持たれる重複障害(2つ以上の障害をもたれる)方のために、住友生命のアシスタントドッグ育成普及委員会のご支援で、介助犬訓練のために、スタッフのまゆみと、矢沢、松下と、1ヶ月間、3箇所(アメリカのADI(1週間視察)、NEADS(1週間研修)、英国のURI(2週間研修)させていただいたことで、多目的補助犬1頭(長野県補助金第1号)と、小型介助犬の貸与(千葉県)ができました。
 アシスタントドッグ育成普及委員会に深く、深く感謝申し上げております。
 
 聴導犬だけでしたら、肢体に障害をお持ちではないので、家屋がせまくともこのまま運営が継続ができますが、介助犬も訓練していくとすると車椅子の方が主となるので、バリアフリーの広いスペースが必要になります。
 滞在のための部屋にも、ベッドもお風呂場もユニバーサルデザインの特別な品を用意しなくてはならないと、考えております。
 施設のハード面でも、さまざまな配慮が必要となるので、1000坪の敷地で、何棟かを建て増ししながら、施設を拡大していければ、理想的です。

 現在、土地と施設準備金で約960万円をみなさまから頂戴できました。
 資産要件の1000万円は、資産となる不動産には換えられるので、今のところ1960万円が手元にあります。借金は絶対にしないという、協会の鉄則なので、貯金を取り崩して、土地を少しずつ買い足していければ、それも理想的です。

 理事に、信州大学の森本前学長や、たくさんの教授の方々にも入っていただいておりますので、調査、研究分野も拡大していければと、思っております。

 みなさまからのご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。