この店はどうかな?
日頃、食事に立ち寄ったお店や建物のことを書き込みます。浦和、志木、県内、都内、そして最近は福島県がエリアです。
 



都内って、知っているようで
知らないところがたくさんあります。

いろいろな切り口の中から「建築」について、


そもそも、この散策の目的は、スカイハウスから始まったんです。


菊竹清訓、この著名な建築家の自邸を初めて写真で見たとき、
なんでこんなことをするのだろうと思った。
思ったまま封印した思いは、この場所に来て
ようやく解明された。


RCの打ち放し2階建ての住宅に見えますが、
この場所は、左に向って急勾配の斜面地で、
私が最初に見たときには、下側から撮影されたものだったため、
住まいのスペースが空中に浮いている「スカイハウス」状態。
なんで、こんな住みづらい宙に浮いた家を造るんだろうと思った。


でも、そこには道路から入るには普通に入れる、という
必然性があり、
そして、一般的には手狭になったら2Fを建て増し、
という発想をここでは逆にしている。
つまり、建て増しは下の方に繋げていく・・・というように。

メタボリズムの台頭であった。


正直、スカイハウスでさえこの程度の知識だったので、
これから時間をかけて、勉強していきたいものだと思った。

分かりづらいが、現在は下に増築した状態でした。

このスカイハウスは1958年(昭和33年)建築、
菊竹氏が30歳のときだそうで、これが今でも残っていることもすごい。


それだけでなく、氏の事務所からは多様な方々が独立している。

某雑誌に菊竹スクールみたいなことが書かれていたが、
菊竹さんの弟子たちは、それぞれに個性的であり、氏は個々人の
個性を尊重して教えていった、というようなことが書かれていたと思う。
私には、具体的なことは分からないが、

菊竹さんの事務所から独立した方々は、
内井昭蔵、仙田満、伊東豊雄、長谷川逸子など


その人、菊竹清訓は昨年暮に亡くなった。
そのときから、今回の散策を計画したんです。
できれば、これからも菊竹氏の建築をを見て回りたいと思う。


で、ここから西方面にわき道を抜けていくと、
東京カテドラルがある。
丹下健三の代表作の一つ。

光が反射して美しい表情を作っている。







8枚のパネルを使ったシェル構造。
このガラスから差し込む光が、内部空間に荘厳さを生みだす。
特に天井にあるスリットからの光は、
頭上に十字架を浮かび上がらせる。

私が若かりし頃、先輩がここで結婚式をおこなった。
このとき、建築に興味のなかった私でも、
この荘厳さに愕然としたことは、今でも思い出せる。
私の中では、代々木の体育館よりもショックを受けた建物。


これからも、たま~に、こんなのを入れるかもしれません。
あしからず。



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