シャルル・ド・ラ・フォッス
オケアノスの娘。アポロンに愛されるが、次第に飽きられ、捨てられる。クリュティエはそれに耐えられず、終日天をめぐるアポロンの馬車ばかり見ていた。そしていつかその場に根をはやし、太陽ばかり見ているひまわりに変身したという。
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飽きたからと言って、女性をもののように捨てられる男は、非常に未熟者です。太陽神とも思えない所業ですね。飽きるくらいの小さな女性なら、元から手を出さないのがよい男というものです。そんなこともできないのなら、おそらくクリュティエの愛したアポロンはアポロンではないでしょう。アポロンの顔をかぶった偽物の男です。