世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ツマグロヒョウモン♀

2008-08-17 09:33:11 | 生命

今日は、ツマグロヒョウモンのメスです。オスは先日読んでみたのですが、メスのほうは、オスとは少し違うことが書いてあるみたいです。

オスは、いと高きところにおわす方が、あなたを愛していると、やさしく言って傷ついた人をなぐさめてくれる。でも、メスは、もっと深く、人の心に踏みいってくれるようです。

いじめられすぎた人に、少し感情的になってまで、味方をしてくれる。そんなことばが書いてあります。それを今日は、詩風に書いてみました。

何度も言いますが、わたしが書くのは、だいぶオブラートにつつんでやわらかく書いてます。虫の文字が言っていることばは、もっときつくて、直接的ですよ。

なお、何日か前にかいたキアゲハの記事ですが、どうやら画像はキアゲハでなくて、アゲハのようです。なので、直接読んだ写真を添付しておきました。キアゲハは、「ばかだ」と言っていますが、アゲハは「平凡だな」て感じのことを書いてあります。どっちもよく似てますが、アゲハのほうが、やさしいようです。どうでしょう。

とにかく、ツマグロヒョウモンの手紙を読んでみましょう。





あおじろい刺が弱いからといって
あでやかな薄紅に笑えないからといって
だれが
小さなばらをいじめたの

おまえがわるいのじゃない
わたしはみんな わかっているから

わるいのは
たばこにまぜた きつい嘘を燃やして
いらだちの虫を焼き尽くさねば
生きていけぬほどに苦しい
弱虫のほうなのだ

おまえはまだ 小さなばら
よわさにつけいられて
みんなこわされてしまったのだ
おまえはかわいいばら
わたしはみんなしっているよ


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