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世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

隻眼のアリオト

2013-06-23 02:00:27 | 画集・エデンの小鳥

アリオトです。この方はとてもやさしい方なんですが。

怒ってますね。尋常じゃない。

アリオトの隻眼は、人類の天使の象徴のようなものです。

みんなこんな風に、傷だらけなんですよ。

それでもやってくる。

何度傷ついて倒れても、やってくる。

そのアリオトが、とうとう怒っている。

尋常じゃありません。

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さそりの心臓

2013-06-22 02:57:37 | 画集・エデンの小鳥

今日は、アンタレス、コル・スコルピイです。

怖いですね。迫力ありますね。

もうここまで来ると、怒ってるというより、やる気満々、という感じですね。

恐ろしいのですよ、この方は。それはもう。

怖いんですよ。

怒らせたらおしまいなんですよ。

だれが橋梁用ケーブル切ったんですか?





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怒るはずのないサビク

2013-06-21 02:59:03 | 画集・エデンの小鳥

今日も別館から。怒るはずのないサビクが怒っています。

何だか最近、笑い顔が描けないですね。

彼は描くのも速い。多少のデッサンの狂いなど気にせず、ざざっと描きます。
それがかえって力強い。

紙を切るのも荒っぽい。わたしだったらもっと気を入れて真剣に切るところを、細かいところは無視して思い切り簡単に切る。こういうやり方もありなのかという感じだ。

しかしできあがりはかなり正確だ。
痛いところをついて、見るものの目をつかむ。
おもしろいですね。

このサビク、とても怒ってます。怖いですね。マジです。






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冷めた目のアルフェラッツ

2013-06-19 04:32:12 | 画集・エデンの小鳥

今日も別館から。アルフェラッツです。

彼は人間をとても冷めた目で見ています。

この厳しい顔。これもわたしには描けない。

わたしだと、どうしても甘くなる。
このように、存在感を刻むようなきつい感じには描けない。

ちょっと怖いですね。



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アルデバラン

2013-06-18 03:35:13 | 画集・エデンの小鳥

別館の詩集から。彼が描いたアルデバランです。

とてもすっきりとした美しい人だ。
でもわたしのアルデバランのイメージとは少し違います。

わたしのイメージするアルデバランはもう少したくましくて、さわやかな感じがします。

どうしてこんな感じになったのかは、たぶんわたしの知らないところにまだ秘められている秘密があるからなんでしょう。

アルデバランはとてもやさしい星です。



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うさぎ竜

2013-06-17 05:39:19 | 画集・エデンの小鳥

今日は彼に、わたしの「うさぎ竜」を描いてもらいました。

こちらがわたしの描いた、「うさぎの竜

ね、なんとなく違うでしょう。

わたしの描くうさぎ竜は、どことなく不安定だ。いまにも揺らいでしまいそう。

けれども彼の描いたうさぎ竜は、輪郭もしっかりしていて、どっしりと存在している。

ちがいがわかるかな。このうさぎ竜、かなり強そうでしょう。がまんだけしているような竜じゃなさそうです。



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さげすみのカペラ

2013-06-16 04:42:48 | 画集・エデンの小鳥


別館の詩集から。

これは美しいですが、とても冷たい。
わたしにはとても描けない絵です。

カペラは人間を見下している。厳しい。そしてとても怒っている。

彼でないとこれは描けません。



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目を閉じる月の王

2013-06-15 04:24:12 | 画集・エデンの小鳥

これは、彼がわたしに描いてくれた「月の王」です。

こちらがわたしの描いた、「月の王

ずいぶんと雰囲気が違うでしょう。

こうしてみると、わたしの描く絵はずいぶんと遠い。
なんとなく、この世界にいる人間ではないもののように見える。

でも、彼が描くと、人物はしっかりこの世に強く存在している。
そういう感じです。彼はとても強い。

これからしばらく、こういう風に、「彼」が描いた絵を紹介していきます。
おもしろいですよ。わたしと全然違うので。

わたしが描いているんですけどね、どんなに自分らしく描こうとしても、どうしても彼の絵になってしまうのです。


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什さん

2013-06-13 05:10:29 | 画集・エデンの小鳥

今日は切り絵です。
いつもわたしが好きでつい描いてしまう人ですが。
見てごらんの通り、ずいぶんとわたしらしくありません。

こちらが、わたしが描いた、「什さん

ね、雰囲気ずいぶんと違うでしょう。

わたしの描く什さんは、どことなくしんみりとしている。
でも「彼」が描くと、ずいぶんとシャープでさわやかです。

構図もいつもきまっていて、大体こういう風に右を向いている。
ワンパターンともとられがちだけれど、よく見ていくと、それが美しく規律的で心地よい。

わたし風の単純な服の描き方も、絶妙に彼らしく咀嚼しています。

他人の個性の真似をするというのも、彼は面白がっているようだ。

わたしも、面白がって見ています。

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瑠璃金剛慈神

2013-06-07 04:55:17 | 画集・エデンの小鳥

今日も切り絵です。地球の女神をもう一度描いてみました。
このポーズは「悲哀相」と名付けています。

地球の女神は清楚に髪を結い、右手を胸に当てて、左手を右手の肱に当てている。
表情はとても悲しそうだ。

見てわかるでしょうが、この絵も、実にわたしらしくないです。
前にわたしが描いた、「地球の女神」と比べてみると、雰囲気がだいぶ違うのがわかります。

絵がやたらと大きいのも、わたしらしくない。
何だか最近は、どうしようもなく大きくなってしまうのですが。

瑠璃金剛慈神というのは、たぶん彼がつけた地球の女神の名前です。
彼はこういう感じが好きなひとです。

誇り高くも立派な神という感じが。

わたしはもう少し、控えめな感じが好きなのだけれども。

まあ、おもしろいと思いながら、切り絵を切っています。どんな感じに描いても、わたしじゃなく彼の絵になってしまうのが面白い。

なお彼は、白髪金眼の聖者が苦手らしい。描こうと思っても、どうしても描けないのです。






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