球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

「《海の王子》なんか、いいな」「何それ?」「ふじこふj…」

2017-05-20 | 趣味(旅行・娯楽・読書・食)
マコ様の婚約が決まったそうで、おめでとうございます。

そのあたりのニュースで、妙に「海の王子」という言葉が出てくるようになったが、
個人的には違和感がすごい。

俺の知っている海の王子と違うぞ、という乏しいボキャブラリーで不満は始まる。
ということで、自分の知っている海の王子の話をしたいと思う。

〇海の王子ってどんなまんがでどんな人か

題名にもあるように、自分が生まれるよりも20年ほど前に書かれた藤子不二雄の漫画。
主人公の海の王子(特に名前は設定されていない)と、その妹のチマ、
新兵器開発担当のチエノ博士、コメディリリーフに見せつつ超有能新聞記者のハナさんなどが主要キャラ。
味方軍(海の王子、チマ)はFが描いて、敵軍はAが描くという合作スタイルを取っており、
この漫画を切っ掛けに人気漫画家への道をのし上がっていった…というほど人気があったわけでもないのか。

兵器から装甲まで圧倒的な性能を誇る戦闘機のはやぶさ号を駆り、悪の組織を撃破していく冒険譚。
実家にコミックスが置いてあったので、個人的には2巻の鉄の獅子あたりを一番読んだ。
その続きを最近になってようやく読んだが、最強の敵ハイドラを相手に
最終的には彼とチマは生死不明になっている。

この頃は属性付け/レッテル貼りから始まるキャラクター付けをするようなことをしていなかったため、
主人公の海の王子がどんなキャラクタかを書こうとすると、文字数を少なく書くのが容易でない。

勇敢で、強く、優しく、冷静だけどクールという表現ではなく、
ひょうきんなところもあり、、、変な性癖とかはないため、今一つインパクトに欠ける。
1960~70年代のヒーロー像と言ってしまえばそうかもしれない。

〇個人的な記憶

昔のコミックスでは読者のファンレター掲載されていたのだが、
一時期マガジンで連載をしていた本島幸久氏(多分同姓同名ではないと思う)による
チマの絵が掲載されていたのをなんとなく覚えている。
彼が、"まんがで一番カワイイ女の子は、藤子先生の描く女の子です"という趣旨のコメントを寄せており、
僕は、本島氏の描いた、本編より少し大人びた雰囲気のチマを本編よりも可愛いと思った。
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