球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

笑いと寂寞の師(もろ)

2005-10-12 | 日常
注意:映画同様、ついていけない人を置いてけぼりにする内容です。

今日は「真夜中の弥次さん喜多さん」を観ました。
先日漫画の方は読んでいたので、原作は読んでいることになります。

上の写真の2人はちっとも江戸時代的な風体をしていませんが、これも本編の一部です。
麻生久美子が出ていたのでわざわざキャプチャーしました。
(見た目もそうですが、喋りがとってもかわいいです。)

普通にレビューをします。

まず、2005年で見た映画(DVD)の中でも一本の指で表せる頭の悪さ。間違いないです。
(ちなみに個人的に2番目にアホくさいのは「Short Films」の短編のひとつ、『県道スター』です。)
特に序盤はそれが著しいものになっています。

ただ、アホな発想とシュールな発想というのは実は似ているところがあって
そのアホさが次第にシュールさという形で目に付くようになります。
多分、内容が少しずつ真面目になっているからでしょう。

別な言い方をします。
基本的に序盤は笑い、後半にはいったいどこまでが現実なんだよという
ドグラ・マグラ的世界が見えます。
まぁネタバレになるのであんまり書きまくることはできないんですけど。

全然原作と違う内容なんですが、
その割には結構しりあがり寿が考えそうな展開が続いていたことにびっくりしました。
実際宮藤官九郎のセンスがしりあがりに近い部分があるのかもしれません。

また、最後のスタッフロールに堂々と「さるやまハゲの助(しりあがり寿オフィシャルサイトの名前)」
があるのが笑いました。

こういうのを見て育った子供は、いらん知識ばかりため込んで
へっぽこな成績で学校を卒業する子になりそうです。



…ところで喜多さんの探している「リアル」ですが、皆はありますか?

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