球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

蛹を破り、蝶は舞わない

2008-04-14 | たぶん難解な話
幾多の蛹を脱ぎ捨てて僕たちは大人になった。
なんて、三文小説的なフレーズと共に今日は演奏会後の疲れを癒し
人間的な生活リズムを取り戻す一日。
三文小説的フレーズが出るということは、少し気持ちには余裕があるということ。

いつもは演奏会後の疲れを癒すなどと銘打ちながら
結局次の日の出勤が危ういくらいのだらしない生活を送るのが常なのだけどね。

とりあえず演奏会、その後のレセ共に予想よりもずっと楽しませてもらって、
嬉しいやら申し訳ないやら(クレルヴォのときもこんなこと書いた気がする)。

今日はぼけーっとしながら、なんだかんだで僕も
それなりの経験を積んできたのか、なんてことをおぼろげに感じて。

(他の人にはそうは見えないかもしれないけれど)
1回1回の演奏会が一応血肉にはなっていて、後の演奏会で、
"あ、これは昔やったあのパターンに似ている"という判断が働いてくれることが嬉しい。

蝶は花の蜜を吸っていて忙しいなんて言い訳を考えることで全てのエネルギーを消費してしまい、
空を飛んでいないことが一番情けなく、腹立たしく、何より悲しいことなんだ。


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