美容室に学ぶ世間話の天才とは（10/25）

今日は就活やら演奏会やらのことを考えて美容院に行って参りました。

さて、美容室といえば美容室の人誰もが等しく持つ謎の話術。
それに触れるたびに感じる驚きと戸惑いを…僕はいつも隠してきました。
就活の役に立つかもしれないので書き留めておきます。

前座：待ち時間の間に「シャンプーの害毒」という感じの本を読んでいました。
主旨：石油で頭を洗っているなんて君、考えられるかい？
…まぁそういわれればそうなんだけど、石油で歯を磨いているようでもあるからね。
結論：僕には考えられました。

まあそれはともかく、その段階から彼らのネタ探しは既に始まっており…
魅惑の心理戦が発動する。

登場人物
・僕（心理状態を併記しておく）
・あんちゃんA（以下A）
・あんちゃんB（以下B）

シャンプー中
A「仕事がえりっすか？」
僕「（いつも聞かれるなー、これ）あー、バイト帰りっす」
A「何のバイトしてんですか？」
僕「（そうか、この人はまだ知らんのか）不動産屋でバイトしてますよ」
A「へー、大変そうっすねー」
僕「イヤー、バイトなんてへっぽこなんで意外とたいしたことないっすよ、たまに※電話出るくらいで」
　※内線以外出ません
A「はははー」
…話の腰を折ってしまったかな?

カット中
B「仕事帰りですか？」
僕「（そんなに社会人に見えるのか、俺って）まあ、バイト帰りですねぇ」
　…まあそういうマニュアルみたいなのがあるのかもしれませんね。
B「何のバイ…（以下略）」
僕「（そうか、この人も知らんのか）不動…（以下略）」
僕「（展開を変えようと連続攻撃）まあ入力とかばっかで※たまに電話出るくらいで、そんなすごいことはやってませ　んけどね。」
　※内線以外出ませんってば
B「ははー」
　…展開変わりませんでした。

シャンプー中２
A「そういやさっきシャンプーの本読んでましたねー、シャンプーは何を使ってんですか？」
　いつもP&Gの秘密兵器、サスーンクオリティに保ってもらっている僕としては
僕「そりゃ、ヴィダルですよ」
　とよほど言いたかったのですが、恐らくそこで笑いは取れないと思われたので断腸の思いで
僕「ああ、ヴィダルサスーンです」
　と生返事。
A「ヴィダルサスーンはどうだかわかりませんけどねー、市販のシャンプーは頭に悪いっすよ、
　5年、10年で大きく変わってきますね」
僕「（今洗髪しているシャンプーはどうなんだろう…）あー、やっぱ天然素材ってのはいいんですかねぇ」
A「ここのシャンプーはいいですよ、アミノ酸70％ですからね、どこを見てもこれだけ天然素材使っているのってそうそうないですよ！」
僕「（まあそうかもね、しかし俺に買う金ねぃなあ。）はぁ…。」
…正しいことと商戦を微妙に織り交ぜてくるので苦しい。
ただ天然素材が化学的に本当に頭皮に良いのか、ということに関してはさすがに知らないようでした。
僕の使ってるシャンプーもいっそ体に悪いと言い切ってしまえばよいものを。
さすがにそれは気分を害する可能性があるので客に言うのは法度なのかな。

カット中２
B「最近どっか遊びに行きました?」
僕「（合コンとかでこの切り出しってどうなんだろう？）あー、ディズニーランドに行きましたね。
　　
　…（何を血迷ったかここで僕、ハロウィーンの話とかを始める。相手の反応は憶えていない。
　　　最終的に富士急に話が飛んで、どどん波は早い代わりに一瞬で終わるんですねぇというBさんのオチで終了。）…

カット中３
B「そういえば最近パワーエイドって飲み物があって、そこで出てくるキン肉マンのフィギュアにはまってるんすよ」
僕「（パワーエイドってなんだ？）キン肉マンっすか、懐かしいっすね」
B「なんかラーメンマンがほしくてしょうがないんですけどキン肉マンばっかりで…
　ウォーズマンとか出たときはちょっと嬉しかったですね」
僕「（ラーメンマンって単語が出た瞬間からずっと言おうと思っていた→）モンゴルマンとかはないんすか？」
B「あー、ていうかあのマンガって同一人物多いですよね。」
　…渾身のギャグ、敗れる。


Aさん、Bさんネタにしてスミマセン