球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

カルマを眺め

2020-08-18 | 

先日ちょっと話題になっていた
NHKスペシャルの↑の番組を見た。

デジタル技術の進歩によってこれまで劣化が酷くて解読できなかった文字が解読できるようになったとのことで、ゾンダーコマンドと呼ばれる、収容所で汚れ仕事を課せられていた人達の記録(ガス室の近くに瓶詰めで埋められていた)が今回明かされるに至った。
それから、ゾンダーコマンドの生き残りがいてその娘まで出てきた。ユダヤ人でありながら同胞、更には家族まで手に掛けねばならなかった人の苦しみ。本人達の言葉には圧倒的な現実感があり、食い入るように見た。
 
当時のことなんて分かるはずもないが、ホロコーストはあったと自分は思っている。しかし、75年も経って記録が明らかになるとは…きっとこの記録を書いた人は5〜10年もすれば明らかになるだろうと思っていただろうに。長い時間が掛かった。
それでも、我々の技術で失われし記録が蘇ったことには感慨を覚えた。

ひょっとしたら、誰にも知られていない昔の人の記録というものが、世界にはもっと転がっているのかもしれない。

そして、近いうちに海外旅行に行けるようになったらポーランドもいいなと思った。



コメント
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