※克明に書くと記事が長くなるので前後編に分けます。
【台風の爪痕1】
バスは9:50をちょっと過ぎて福井駅に到着した。
10:05発の特急に乗らなければならず、大いに焦る。
雨の中駅まで走り、猛スピードで特急券と乗車券を買って
改札のおじさんに切符を渡す。
すると…
"すみません、今特急動いてないんですよ"
とのこと。高速バスは運休もせずがんばれたが、
JR西日本は無理だったらしい。
しぶしぶ払い戻しに行くと、おばちゃんと若い駅員が何か言い争い?らしいことをしていた。
台風のせいでおばちゃんの何かの旅行がフイになってしまったらしい、ということしかわからなかった。
払い戻し金額が10万を超えており、さぞや楽しみにしていた旅行であったことは想像に難くない。
"私、縁が無かったのかしらねぇ… "という声が聞こえた。
というようにかなり気の毒ではあったのだけれど、
次の電車(普通)は10:10に迫っており、
そのときの僕は"腹いせは後にしてさっさと俺の番にまわしてくれ"と思っていた。
すみません。
【台風の爪痕2】
目的地である小浜市は福井県のほとんど西の端であり、
そのくせ夜行バスとかで行く手段がないためこういう回りくどいルートで行かざるを得ない。
明日以降の行程を考えて福井に泊まるので、行って戻る事になる。
間にある敦賀駅というのは乗換駅。北陸本線から敦賀で小浜線に乗り換える。
しかし、車内アナウンスを聞くところ、その小浜線が運休だという。
…軽く混乱する。ってことは、敦賀から先にいけないってこと?
少なくとも状況はそういう事態を示していた。
◇
そこから福井に戻って別な観光地を探そうか結構考えたが、
まずは敦賀についてから考えようかということで敦賀への到着を待った。
到着(11:05)したときには、以下の2点が判明した。
・小浜線の発車は早くとも15:47らしい
・…ということは昼飯は敦賀で。おまけにここで15:47まで待たないといけない
つまり
・昼飯は小浜で海鮮を頂き
・早めに福井に戻り旅行記を書く
プランは総崩れ。他責でプランが崩れたことは今までなかった
(それが本来の一人旅の気楽な点だ)ため、ついに試練が来たかなどと
無駄に高尚な日本語で事態を把握した。
やることは携帯でググりまくるだけ。通信費が怖いが仕方ない。
敦賀には"ソースカツ丼"なる名物メニューがあることが判明し
それを食べに行くことに決めた。
※敦賀の地名は駅前が白銀町、ちょっと進んだところに金山町という地名があり、
なにげカッコイイ。
◇
"郊外レストラン"と自称されてもそれはそれで困る。
そのソースカツ屋さんは"ヨーロッパ軒"という。古めかしい洋風建物。
その外見に見合った明治時代ファッションの人が中にいるかと思ったら、
普通にTシャツのおっさんもいた。そう、今は平成だった。
ネットで見た画像ほとんどそのまま。
ちょっと硬いながら白くつやつやした飯が旨かった。
ソースもひたひたになるほど大量ではなく必要最小限に近く、
カツとソースと米しかない料理の割には飽きずに最後まで食べられた。
昨日は準備で忙しく飯を食べなかったので、1日半ぶりの飯。
体温が上がってくれる気がした。
◇
しかしそんなんで15:47にはならない。カツを食べた段階で13:15(相当ゆっくり食べた)。
近くに運良く漫画喫茶が見つかったのでそのときもこの紀行文を書いていたのだが…
IEがタブブラウザ対応でなく(Ver.6かな)、執筆と同時にGoogleで調べ物をしたら
この画面がgoogleに上書きされてしまい意気消沈。
キーボードも入力しづらい型のもので、漫画喫茶にも使い勝手の差があることがわかった。
(前編 終)
【台風の爪痕1】
バスは9:50をちょっと過ぎて福井駅に到着した。
10:05発の特急に乗らなければならず、大いに焦る。
雨の中駅まで走り、猛スピードで特急券と乗車券を買って
改札のおじさんに切符を渡す。
すると…
"すみません、今特急動いてないんですよ"
とのこと。高速バスは運休もせずがんばれたが、
JR西日本は無理だったらしい。
しぶしぶ払い戻しに行くと、おばちゃんと若い駅員が何か言い争い?らしいことをしていた。
台風のせいでおばちゃんの何かの旅行がフイになってしまったらしい、ということしかわからなかった。
払い戻し金額が10万を超えており、さぞや楽しみにしていた旅行であったことは想像に難くない。
"私、縁が無かったのかしらねぇ… "という声が聞こえた。
というようにかなり気の毒ではあったのだけれど、
次の電車(普通)は10:10に迫っており、
そのときの僕は"腹いせは後にしてさっさと俺の番にまわしてくれ"と思っていた。
すみません。
【台風の爪痕2】
目的地である小浜市は福井県のほとんど西の端であり、
そのくせ夜行バスとかで行く手段がないためこういう回りくどいルートで行かざるを得ない。
明日以降の行程を考えて福井に泊まるので、行って戻る事になる。
間にある敦賀駅というのは乗換駅。北陸本線から敦賀で小浜線に乗り換える。
しかし、車内アナウンスを聞くところ、その小浜線が運休だという。
…軽く混乱する。ってことは、敦賀から先にいけないってこと?
少なくとも状況はそういう事態を示していた。
◇
そこから福井に戻って別な観光地を探そうか結構考えたが、
まずは敦賀についてから考えようかということで敦賀への到着を待った。
到着(11:05)したときには、以下の2点が判明した。
・小浜線の発車は早くとも15:47らしい
・…ということは昼飯は敦賀で。おまけにここで15:47まで待たないといけない
つまり
・昼飯は小浜で海鮮を頂き
・早めに福井に戻り旅行記を書く
プランは総崩れ。他責でプランが崩れたことは今までなかった
(それが本来の一人旅の気楽な点だ)ため、ついに試練が来たかなどと
無駄に高尚な日本語で事態を把握した。
やることは携帯でググりまくるだけ。通信費が怖いが仕方ない。
敦賀には"ソースカツ丼"なる名物メニューがあることが判明し
それを食べに行くことに決めた。
※敦賀の地名は駅前が白銀町、ちょっと進んだところに金山町という地名があり、
なにげカッコイイ。
◇
"郊外レストラン"と自称されてもそれはそれで困る。
そのソースカツ屋さんは"ヨーロッパ軒"という。古めかしい洋風建物。
その外見に見合った明治時代ファッションの人が中にいるかと思ったら、
普通にTシャツのおっさんもいた。そう、今は平成だった。
ネットで見た画像ほとんどそのまま。
ちょっと硬いながら白くつやつやした飯が旨かった。
ソースもひたひたになるほど大量ではなく必要最小限に近く、
カツとソースと米しかない料理の割には飽きずに最後まで食べられた。
昨日は準備で忙しく飯を食べなかったので、1日半ぶりの飯。
体温が上がってくれる気がした。
◇
しかしそんなんで15:47にはならない。カツを食べた段階で13:15(相当ゆっくり食べた)。
近くに運良く漫画喫茶が見つかったのでそのときもこの紀行文を書いていたのだが…
IEがタブブラウザ対応でなく(Ver.6かな)、執筆と同時にGoogleで調べ物をしたら
この画面がgoogleに上書きされてしまい意気消沈。
キーボードも入力しづらい型のもので、漫画喫茶にも使い勝手の差があることがわかった。
(前編 終)