球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

レニングラード

2009-10-04 | オケと音楽

対岸から見たすみだトリフォニー楽屋口

画質悪すぎて説明ないと何の画像だかわからないね。
たまには題名で直球勝負、今日はOBオケにてレニングラードを弾いてきた。
芥川と言ってもいいし、ハチャトゥリアンのVnコンチェルトと言ってもいい。

書くことを絞らないと発散しそうなので、絞ろうか。
 ・大丈V
 ・放蕩息子




・大丈V
 レニングラードをやると言ったとき、結構そこらで聞こえた
 "ちーちーんVV!!"のボイス。単なる替え歌だと思っていたのだが、
 過去のCMで本当にそういうのがあったのね。知らなかった。
 チャイ4の1楽章ラストのVnに合わせて"さらってなーい、さらってなーい"
 と歌うのと同レベルの至極ローカルな遊びと思っていたら、
 TVレベルでそんなことをやっていたのか。


当時のカリフォルニア州知事

それにあやかって後輩のH-do(Hなことをする人という意味にしておいてください)が
休憩中にアリナミンV(293円)を飲みましょうという企画を立ち上げ、
しれっと実行した。
決起会に遅れたり肝心のドリンクがまずかったりと散々だったが、
お陰でいつもバテて弾けなくなる1楽章マーチの後半部分は
エンジン全開で弾くことができた。これも彼のお陰と思う。

・放蕩息子
 あるVnの友人(ダヴァーイ系)が顔を合わせる度にやりたいという音楽のことではない。
 自分で言うのもなんだが、このオケとは非常に我儘な付き合いをさせてもらっている。
 
 要請があり、且つ自分がやりたい曲がプログラムにあれば参加する、というような。
 つまり、"乗って当然"という位置ではない。
 
 久々に参加したこのオケは、久々に乗ってみると結構特殊なオケと思った。
 大学時代のキャラ付けが絶えることなく保持されている和やかな喧騒。
 本来実力があるだろうと思う人がなんだと言うくらい前に出てこなかったり。
 純然たるOBオケのとるべくして取る形のようでもあり、
 シンプルにいつまでも砂の落ちない砂時計のようでもあり。
 平和さと不変さと、そのくせどこかでひっそり過ぎる時間を想わせる。
 落ちない砂も色が変わっていくのだろう。
 
 そんな平和さの中にいても、自分がやりきれていなかったことを考えて
 帰り道は暗い気持ちになる。
 いつからか、演奏会が終わって晴れやかな気持ちで帰れることがなくなってしまった。
 (自分レベルでさえ)完璧な演奏ができることがないからだ。
 そのことを自分は大人になったからだと思うことにしているが、
 やはりそういう気分だと深酒をあおろうという気にはなかなかならないものである。

今回はお世話になりました。腕を上げてまた出直してきます。
コメント
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